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元ホテルマンがりんご農家に挑戦!希少な三陸産・極上の米崎りんごを食べてほしい!

震災で壊滅的な被害を受けた岩手県陸前高田市。あれから10年、農業で起業することを選んだ元ホテルマンがいます。海産物だけではなく、農作物にとっても好条件の揃う三陸沿岸から、一つの産業の灯かりが消えようとしていました。それは家族への想いが込められた“130年の歴史”だったのです。

現在の支援総額

1,201,100

120%

目標金額は1,000,000円

支援者数

192

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2021/03/31に募集を開始し、 192人の支援により 1,201,100円の資金を集め、 2021/04/29に募集を終了しました

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元ホテルマンがりんご農家に挑戦!希少な三陸産・極上の米崎りんごを食べてほしい!

現在の支援総額

1,201,100

120%達成

終了

目標金額1,000,000

支援者数192

このプロジェクトは、2021/03/31に募集を開始し、 192人の支援により 1,201,100円の資金を集め、 2021/04/29に募集を終了しました

震災で壊滅的な被害を受けた岩手県陸前高田市。あれから10年、農業で起業することを選んだ元ホテルマンがいます。海産物だけではなく、農作物にとっても好条件の揃う三陸沿岸から、一つの産業の灯かりが消えようとしていました。それは家族への想いが込められた“130年の歴史”だったのです。

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皆さんはじめまして。私は岩手県陸前高田市でりんごのお世話をしております、吉田司ともうします。早速ですが本題に入ります。今回のお願いは開業と同時に、私がお世話をする米崎りんごの予約販売をクラウドファンディングで行うのでぜひお買い求めください!どうか応援よろしくお願いいたします!」という挑戦です。

1995年に地元の高田高校を卒業し、主にホテルや飲食業・観光関連の仕事をしていました。当時は飲食店での独立を目指していましたが、2011年の東日本大震災においての体験が、生き方や働き方といった人生観を全て変えていきました。自分が死んだら何を遺せるだろうか。物語のはじまりは、支援物資に混じっていたりんごを何気なくかじったときの驚きでした。

【りんご農家になることを決意させた“ふたつの衝撃”】

それはジュースのようにみずみずしく、シャキシャキとして酸味と甘みのバランスが絶妙で、皮まで味がのっているりんご。何よりそれが地元産ということに衝撃を受けました。特産品が海産物の印象が強いこの三陸沿岸で、これほど美味しいりんごがあるなんて。陸前高田市米崎町産のりんご、通称「米崎りんご」との出会いです。しかし、米崎りんごは生産者の高齢化や復興にあたっての宅地化が進み、りんご畑が次々に姿を消していました。そしてふたつ目の衝撃に辿り着きます。震災当時、承継が決まっていた米崎りんごの“30代以下”の担い手は、たった一人だけしかいなかったのです。

調べてみると、陸前高田は東北の中でも比較的温暖で、果樹園は水はけの良い南向きの傾斜地が中心。更に日照時間が長く寒暖差も穏やかで、雪もあまり降らないので霜が降りず、焦って収穫する必要がない…など、果樹生産にとって好条件が揃っていることに加え、「海の見えるりんご畑」という景観が全国の生産地を見ても非常に珍しいことも判明し、稀有な魅力が満載にもかかわらず、現実は産業自体が消えようとしている一歩手前。状況はひっ迫していました。

【現代の生き方を問われる、辿り着いた“米崎りんごの歴史”】

話は遡って130年ほど前、時は明治。歴史は農民ではなく、出稼ぎの大工さんが宮城県から苗を持ち帰ったことから始まります。秋になると三重県のカツオ船団が大船渡や釜石、気仙沼に寄港しており、行商に行くと郷土のお土産として大変喜ばれたそうです。
“りんごを売ったお金で、大晦日は家族揃って、腹いっぱい食べて笑って年を越そう”。
震災で再確認した“家族との他愛もない日常がどんなに幸せであるか”ということ。つまり、米崎りんごのルーツには「家族揃って暮らしていけるように」という願いが込められていたのです。


【先人から受け継いだ文化を進化させ、次の世代に繋ぐ。もっと面白く、尊く。】

話を戻します。40歳で農業の世界に入った私は、特定非営利活動法人LAMPという団体に所属し、前述“たった一人の30代以下の担い手”大和田貴史さんの指導を仰ぎ、”常に色々ある先輩”村上計太さんや地域のベテラン農家さんに鍛えられ、岩手大学農学部主催「いわてアグリフロンティアスクール」にて経営を学び、アグリ管理士を取得することができました。植樹会やマルシェを開催したり、平出祐悟君とWeb絵本を作ったり、小笹秀明君とオンラインでりんご狩り体験も敢行したり。技術が上がって頼もしくなった小松浩之君に、いつも相談にのってくれて、時には激しくブレーキをかけてくれた菅原久美子さん、そして最高の意味で“野放し”にしてくれた代表の松本玄太さんたちと過ごしたLAMPの3年間は、一生忘れることはないでしょう。いよいよです。4月からはLAMPを卒業し「イドバダ・アップル」として開業いたします。

※ちなみにイドバダとは、実家の屋号が方言でなまった言い方です。正式には井戸端。今後、様々な変化があったとしても、先祖代々の屋号は未来の子孫たちに残していきたい、という願いを込めています。

この名前の通り、当面はりんご1本、ひとりで経営を行っていく予定です。正直なところ、秋しか収入がありません。ただ、収入のために年間の農作物を増やし、肝心のりんごの生産管理がおろそかになり、質を落としてしまっては本末転倒です。作って売るだけではなく、今回のクラウドファンディングの目的は「吉田司のファンを作る」ほか、秋季一括の収入を散らすこと。先に販路が決まったら、あとは丹精を込めるだけ。予約購入いただいた方はちょっと畑のりんご達を気にかけていただけるような、みなさんから応援される農家になりたい。最新機器の導入も視野には入れていますが、スマート農業の根底は“人”。そして何より「陸前高田のりんご」を育てること、農業という働き方を進化させ、次の世代に繋ぐこと。それが私の責務だと思っています。


【目指すは「りんごができるまで」を商品化し「陸前高田のりんご」を育てること】

ここまで読んでいただきありがとうございます。
貴重な時間をいただき本当にありがとうございます。

最後に、独立が決まってから、背中を一番強く押されたエピソードをご紹介します。
2019年の夏、東京から農業体験に来てくれた山本カンナさんと、中学生の志歩さん親子。
既に農業高校の体験入学を済ませ、進路もほぼ決めていた志歩さんに、ちょっと気になったことを問いかけます。
「どうして、農業をやってみようと思ったの?」
彼女は目を輝かせながら、前のめりになって答えました。

「だって、“人のいのちをつくる仕事”って、めっちゃかっこよくないですか!?」


色あせることのない無垢なその言葉を胸に、
海の見えるりんご畑から
イドバダ・アップル、開業します。
応援いただけたら、すごく嬉しいです。


【これからのイメージ】

①新たに植樹予定:早生品種「おぜの紅」赤肉品種「なかののきらめき」明治時代の希少品種「国光」  クッキングアップル「ブラムリー」等
②有料オンラインサロン開設、りんご農家の業務日誌を公開
③AI草刈り機“ロボモアMR-300”(和同産業株式会社 花巻市)、
 液体花粉散布可能ドローン”TSV-AH2”(株式会社マルショウ紫波 紫波町)導入予定
④「北限のゆず」植樹予定
⑤公開中のWeb絵本「いち、に、さん、し、り・ん・ご♬」製本化
https://www.youtube.com/watch?v=qG2Up8MEWVo

【その他ご案内】
・リターンの金額はすべて送料込みです。
・「ただただ応援」でお申し込みいただいたお金は、翌年の苗木代ほか農園整備に使用させて頂きます。
・保存方法につきましては、発送時にご案内いたします。
・台風被害を考慮し、晩生(10月後半以降)品種は少なく数量で設定しております。
 ※万が一、壊滅的な被害を被り、りんごが発送できなくなった場合は全額お返しいたします。

【イドバダ・アップル 畑データ】
<代  表>吉田司  昭和51年10月19日生まれ 2児の父。
岩手県立高田高等学校卒業後、盛岡グランドホテル(盛岡)ホテル安比グランド(安代)キャピタルホテル1000(陸前高田)、有限会社菅生(大船渡)、箱根山テラス、特定非営利活動法人LAMP(陸前高田)にて勤務。アグリ管理士(2019岩手大学認定)。妻はヨガインストラクター。
<面  積>岩手県陸前高田市米崎町、和野地区・樋ノ口地区 約6反歩
<栽培品種>サンふじ・早生ふじ・さんさ・紅いわて・北紅・北斗・王林・ジョナゴールド・シナノスイート・シナノゴールド・おぜの紅・ブラムリー・青林・はるか・紅玉・ぐんま名月・炎舞・なかののきらめき・国光
合計19種類※改植したばかりの若木含む

<事務所>0292205 岩手県陸前高田市高田町字大隅93-1
     (一社)トナリノ コワーキングスペース「ヤドカリ」内
<お問い合わせ> idobada4649@gmail.com
※本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

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  • 【2021年に応援いただいたみなさまへ】こんにちは。陸前高田のりんご農家イドバダ・アップル 代表のアップル吉田です。まずは、2021年にりんごを購入いただいたみなさま!三年前 記念すべき最初の挑戦に応援いただいたこと…今でも変わらない感謝を胸に、毎日を過ごしています。夏が終わっても、つい先日まで暑い日が続きましたよね。今年も猛暑や台風など、気象条件にも悩まされましたが2024年の収獲期を無事、迎えております!今回は10月のりんご の ご案内です。【オンラインショップ更新!】10月のりんごが豊作です!!酸味と甘みのバランス良い「早生ふじ」この時期では珍しい蜜入り「北紅」フレッシュな酸味「葉取らずジョナゴールド」引き締まった甘味「シナノスイート」10月のりんごは詰合せがおすすめです。オンラインショップはこちらhttps://idobada4649.base.shop/そして、今年はもう一つ、りんごは言うまでもありませんがパンフレットをぜひ、見ていただきたいのです。りんごを購入いただくと、もれなく同封されるパンフレット。実は、昨年、りんご農家を辞める寸前にまで陥りました。その窮地を救ってくれたのは、ぼくのりんごを食べていただいたとあるご家族からのメッセージでした。その物語を伝えたくて、今回は小冊子のようなパンフレットにしたのです。陸前高田の「海の見えるりんご畑」からの美しい景観と共に、沢山のファンに支えられ今年もりんごたちが答えてくれました。ご無沙汰の方も買いそびれた方も毎年 購入いただいてる方もすべて、ぼくの「今」を後押しいただける 大切なお客様です。今年も是非、イドバダ・アップルの米崎りんごをご用命ください。応援いただけたら、すごく嬉しいです!!イドバダ・アップル代表 吉田司---------------------------------------------オンラインショップはこちら「アップル吉田のりんご屋さん」https://idobada4649.base.shop/ もっと見る

  • 先日、クラウドファンディングでお世話になっているスタッフの方々がなんとご家族を連れてはるばる陸前高田までいらっしゃいました!まずはご一行が宿泊している仙台のホテルの懇親会に招待され、翌日はぼくのりんご畑に2時間半をかけて到着。東京や大阪、宮崎でお会いした方々が、いつも見慣れている畑の風景に溶け込んでいるのを眺めていると、何とも言えない気持ちになりました。ぼくのクラファン履歴を振り返ると、2021年のCAMPFIREから始まりその後はプラットフォームを「カモファンディング」に移しおかげさまで年々支援額が上がっておりりんごの価値、そしてファンも右肩上がりです。何が言いたいかというと「クラファンから繋がった縁が いま、線になっている」ということ。ビジネスは掛け算、とよく言われます。開業して3年、ようやく「陸前高田に行ってみたい」という声がチラホラ聞こえるようになりました。これからシンプルな農業体験みたいなリターンも出すので、良かったらぜひぼくのりんご畑に遊びに来てください。自然災害が多発する昨今、このまちには防災の観点からも学びがあります。古くからの風土や歴史があり、自然災害の爪痕がいまでも残りそこにゼロから再建された営みが同居するまち。ぼくのプロジェクトに関わっている事務局の小川文代さんは、宮崎の自宅が海の近くにある、ということもあって、子どもたちと一緒に議論をしながら、津波記念館を回っていたのが印象的でした。命を守ること、そして、守れなかった人もいること家族で生きることの意味、生々しい現場で体験することの価値、とか。こんな形で、いま ぼくの小さな夢たちが叶っていっているんです。まさに「クラウドファンディングは 夢の実現装置」。それを教えていただいた生島さん、國光さん。りんご大好きの子どもたちを、りんご畑まで連れてきていただいた小川文代さん当日に仙台からわざわざ来ていただいたカータンこと太田香織さん本当にありがとうございました。この写真は、ぼくの一生の宝物。事務所ができたら、額に入れて飾りたいくらいwクラファンから紡がれたご縁が、自身のビジネスと、人生に深くかかわっていく現場を実感し、残りの6日間、走り抜けようと思います。応援いただけたら、すごく嬉しいです。現在、歴代史上最高額を更新中!!目指せ500万!「元ホテルマンがスター農家に挑戦!アップル吉田が命を懸ける”米崎りんご”を今年も食べてほしい!」https://www.kamofunding.com/projects/yoshidatukasa3.りんごジュースのご注文はこちらhttps://idobada4649.base.shop/items/75114256 もっと見る

  • 【2021年・2022年に支援いただいたお客様へ】ご無沙汰しております。陸前高田のりんご農家 イドバダアップル 代表の吉田です。その節は応援いただき、ありがとうございます。おかげさまで4年目を迎え、相も変わらずクラウドファンディングにてりんごの予約販売を行っています!https://www.kamofunding.com/projects/yoshidatukasa3昨年の成績としては、農産物売上112%収益は213%という数字を記録しました。これもみなさまの応援あってのことです。本当にありがとうございます。とは言え、昨年は非常に難しい年でした。もうクラウドファンディングは辞めようか、とも思いました。そんな中、今回の挑戦に至るまで、背中を押されたエピソードがあります。9月になっても厳しい残暑が残る、りんご畑でのお話です。既にSNSでは何度も記しているのですが、SNSで繋がっていない、またSNSを利用していない方々向けにそのエピソードを紹介いたします。以下、Facebookの投稿を引用いたします。------------------------------------------------【救われたから“助けて”を言えた】あれは9月下旬。まだ30℃近い暑さが東北にも残っていた頃のおはなし。朝、畑で作業していると「りんご、届きました!これから家族で食べまーす!」というメッセージが入ったんです。クスッと笑って、作業を再開して1時間ほど経った頃だろうか。またスマホが鳴ったんです。「朝にりんごを食べた長男が、学校に行くって言いだして…」普通なら、おー!行ってらっしゃい!で終りますよね。その長男くん、不登校だったんです。ぼくはすぐに電話をして、その様子を聞きました。炎天下のりんご畑で、30分くらい。そうなんだ、よかったね、嬉しいよ!って。電話を切って、ぼくは畑に腰を下ろし、今まで経験したことの無い安堵感に襲われました。嬉しくて嬉しくて、涙が止まらなかったんです。だって怖かったから。りんご農家になって初めて、りんごを送るのが怖かったんです。お盆を過ぎても続く猛暑、りんごは日に焼けて売り物にならない。収穫前に軟化が始まったり、木は枯れるし、熱中症にはなるし更に運送する常温便のコンテナ内の温度が40℃越え。だから、9月から10月上旬までのりんごは全てクール便で対応しました。お金を払って、「せめてもの安心を買った」んです。結果は経費を圧迫し、その調整ができないままマイナスで1年を終えましたが、信頼はなんとか繋げたかなと思ってます。ああ、オレのりんごは誰かの人生の一部になっているんだ。自分で選んだ道を間違えないようにしないとな…って。汗も涙もりんご畑にしみ込んだ残暑の記憶残る9月の朝のおはなしです。話を戻して。その電話から数日後、改めて、学校に行った長男くんのお母さんに連絡しました。彼女は、2児のシングルマザーでありながら広告デザイナーやお片付け師など、幅広く業務をこなす宮崎の女性起業家だったんです。「りんごのオーナー証のデザインと、 3月のクラファンの事務局をしてほしい。 君の長男くんに救われたから、 次は、ぼくを助けてほしいんです」と。嬉しいことに、一つ返事で承諾いただきました。彼女からの「補佐として一人加えたい」、というリクエストにも答えて。というわけで、お待たせしました。プロジェクトタイトル「元ホテルマンがスター農家に挑戦!アップル吉田が命を懸けてお世話する”米崎りんご“を今年も食べてほしい!」オーナー  アップル吉田(岩手)事務局   小川文代(宮崎)事務局補佐 田代 茜(宮崎)今年は、この布陣で臨みます。その長男くんを支えるお母さんである文代さんは、茜さんとともに先日、とんでもなく大きな挑戦を終えたばかり。ぼくも宮崎まで足を運び見届けさせていただきました。ぼくの住んでいるまち、陸前高田には他の地域にはない風土があります。ぼくのりんごには、ストーリーがあります。岩手と宮崎、真逆の気候の地方同士でどんなイノベーションが起きるのか楽しみ。そして、真逆の地方同士でもやれるってことを地方で頑張っている方々に見せたい。スター農家に、オレはなる!クラウドファンディングはじまってます!応援いただけたら、とても嬉しいです。---------------------------------------------https://www.kamofunding.com/projects/yoshidatukasa3以上です!昨年はクレームもなく、そんな状況の中で愛知より南の地域への販売が55%になりました。今年もわたくし アップル吉田とイドバダアップルの米崎りんごをどうぞよろしくお願いいたします!イドバダ・アップル 代表吉田司 もっと見る

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