2021/05/18 08:00

【首から下が動かないけど法人2つを持つスーパー経営者】

はい、また長いですよー。。

始める前は勢いでスタートしたものの

「10日も連続で書くネタあるかなぁ、、」と思ったのですが

書きたいことが多すぎて残り6日で収まるのかも心配です。

 

 

今日伝えたいことは

【毛利さんという存在が彼に与えた影響について】です。

合田くんから1月9日に

「私は人間でしょうか?」と言われました。

翌日の1月10日には彼に会いに行き、

「仕事をしろ!!!!」

そう言いました。

 

その時の本音は

彼に社会の中での役割を持ってもらう為でした。

仕事して

人に貢献して、

人に感謝されて、

お金をもらう。

それがその時一番彼に必要なものだと感じたんです。

 

一人で悩むとどんどん鬱になる。

ALSはゆっくりと身体が動かなくなる病気です。

でも脳や内臓、そのほかの感覚は全て健常者と一緒です。

イメージで言えば、、、

ベッドに寝た状態で1ミリも動けない感じです。

半身不随などの病気だと動かない部分の感覚はありませんが、ALSは全ての感覚があります。

動かないだけです。

暑い、冷たい、痒い、重い、などの感覚もあります。

例えば蚊に刺されたら痒いです。

でも身体は動かないんです。

頭は正常なのでずっと考え込んでしまう。

どんどん身体は動かなくなるので、

悪い方向悪い方向へ考え込んで鬱になる。

そんな、、残酷な病気です。

 

 

そんな彼に

「仕事しろ!」

そう彼に語りながら思ったことがありました。

・彼は身体は動かないけど頭は正常

・検索能力も元から高く、英語も多少理解している

・そして何より時間はある

・他に目が向かないから集中してPCで勉強できる

・マーケティングやブランディングの勉強できる

・英語を読めるから欧米の最新の勉強もできる

・それを教えてもらえたら僕も成果があがるくない?

・あれ?ALSのコンサルタントってウケが良くない?

・ALS起業家としてコンサルタントとして独立したら普通のコンサルタントより確実に目立つよね?

・そうしたら沢山の経営者さんに知られて、その人たちにも勇気を与えれる!

・結果として注目されるから仕事も頂ける!

・あれ?ALSはむしろ弱点ではなく武器になる!!

・身体は動かない、頭は正常という残酷な病気が、、むしろ武器になるかもしれん!!!

・よし、ALSを利用したコンサルタントになれ!!!

そんな話をしました。

最初は本当にやり甲斐や生き甲斐を作ってほしくて語ってました。

でも最後には本気で、、あっ、これいけるやん!

そう思ってました。

 

 

そして彼が勉強に打ち込みはじめたとき、、

大樹生命の筒井さんから面白い人のことを聞きました。

首から下が動かない重度障害のあるコンサルタントがいる

その人は法人を2つ持ち、健常者の雇用もしている

行政や企業の経営者さんににコンサルしている

そんな凄い人が合田くんと同じ街に住んでいる

 

 

えっ、日本一小さな県の西の端にある観音寺市に

合田くんが目指すモデルケースみたいな人がいるの!?!?

そんな偶然あるの!?!?

そう思ってすぐに紹介してもらいました。

思い立ったらすぐ行動が僕なので。

そして筒井さんにお願いして

コンサルタントの方にスケジュール調整してもらい、

zoomで合田くんと繋いでもらうことにしました。

 

 

その人は毛利公一さん

以外ホームページから抜粋

↓↓↓

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常に前向き、常に前進している【超壁者の経営者】

独自の障がい者観を持ち、自己の障がいを壁と捉え、

それを超えていく人を【超壁者】と名付け活動する。

早稲田大学卒業。

元棒高跳びアスリート、関東インカレ優勝等。

2004年アメリカ留学中、頸髄損傷となり、

自発呼吸ができず、感覚もなく、

眼球以外全く動かない身体となる。

しかし、不屈の精神で人工呼吸器を離脱(無呼吸者の場合は、ほとんど無理)を実施!

結果として呼吸と首から上の動きを取り戻す!

2008年、27歳の時、NPO 法人ラーフを設立。

2015年に社会福祉法人化する。

これまで13年間、障がい者福祉・高齢者福祉のサービスや施設を次々に開発、代表として運営する。

他、日本ソーシャルワーカー協会ほか、全7団体(福祉系)の役員、法人顧問を務める。

早稲田大学などの教育機関や、大手企業などで福祉や人材育成に関する講演を300件以上、講師として勤める。

2014年、青年版国民栄誉賞と言われる人間力大賞受賞。

同年、全国知事会会長奨励賞、衆議院議員議長奨励賞。

国際ソーシャルワーカー学会や、アメリカ、タイ、中国等の福祉状況を自分の足で視察し、海外にも繋がりを持ちながら、常に最新の情報や情勢を研究している。

2020年、福祉コンサルタント、福祉ものづくりに特化した企業として株式会社モーリス設立

2021年、重度障害のある車椅子でしか動けない毛利さんだが壮絶なリハビリの末、200メートルを歩けるようになり聖火ランナーを務め、全国に勇気を与える

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ストーリーと経歴だけ見てもエゲツない人が合田くんの住む観音寺市にいました。

なんだこれ?これは運命やん!!

そう思って実際に毛利さんに合田くんとzoomでお話ししてもらいました。

合田くんはその時はまだ走り始めたばかり。

その時にやっていた仕事ら障害者支援サポート

日本の障害者支援は手厚いが手続きが半端なく複雑!

合田くんは検索能力があったから支援を受けれたけど、普通の人には申請すら難しい、、

その申請サポートをする仕事をスタートしていました

 

 

お客さんからはお金を取ったらいい!

お金を取ってくれ!と言われていたけど、

同じ障害のある人からお金を貰うのに抵抗があった合田くん。

「障害のある人はお金も厳しいはず、そんな人からお金はもらいにくい、、」

まだ少し下向きな部分もありました。

そこで毛利さんが言ったのは

 

「障害のある人がなぜお金がないと決めつけたのですか?まずはきちんと合田さんが稼いで、そして余裕が出来てきたら色々とやればいい。まずは貴方は稼ぐことです。そしてALSは武器したらいい。私たちにしかそれはできないことなんです。」

 

毛利さんは合田くんに他にもたくさんの話をしてくれました。

それは、、本当の意味で同じ気持ちになれる毛利さんだからこその話。

健常者の僕には絶対にできない話でもありました。

彼はその日を境にまた大きく成長しました。

ビジネスをサポートするGODAmanを作り

ランディングページのライティング

ブランディング、マーケティング調査

補助金申請の書類サポート

コンサルティング

色々とどんどん精力的になりました。

僕へのアドバイスもどんどん的確になり、、

本当に生まれ変わったんです。。

毛利さんの一言で、、

本当の意味で彼はALSを武器と思えるようになりました。

残酷な病気が、、彼の中で変わった瞬間です。

 

 

病気であることは変わりません。

大切なのはそれをどう捉えるかです。

それにより人生も変わるんです。

変わるキッカケを作ってくれたのは、、

やはり「ひと」でした。

その「ひと」を繋いでくれたのも「ひと」

「ひと」は誰と関わるのかで大きく変わる!!

あきらめていた合田くんはあきらめなくてもいい

社会に必要とされる存在に生まれ変わった

それは観音寺市にあきらめない凄い人がいたから。

彼もまたあきらめないALS起業家として復活した。

 

 

小さな香川の西の端の観音寺市には

2人のヒーローがいる

人があきらめずに挑戦できる街

それが観音寺市の魅力なのかもしれないですね。

 

まだまだ続きがありますが

流石に文章が長すぎるのでまた明日にでも。。