2021/05/12 18:00

「『古きを守るも開発なり』と柳宗悦は唱えました。先人より受け継がれてきた 〈ものづくりの文化〉を守り育て、今日にまで伝えてきた瀬戸本業窯の仕事は、 まさにその良き一例といえましょう。さて、このたび八代目の水野半次郎氏が、 「瀬戸・ものづくりと暮らしのミュージアム(通称:瀬戸民藝館)」の開館をめ ざして、クラウドファンディングを立ち上げました。ものづくりの視点から瀬戸 のやきものを伝える場を作りたい、器と暮らしの健やかな関係をつなげていきたいという窯元の想いに、ご賛同頂けましたら幸いに存じます」


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杉山享司(すぎやま・たかし)
1957年、静岡県生まれ。日本民藝館の学芸部長として、館の運営や展覧会の企 画、教育普及の活動などに長年にわたり携わる。専門は民藝運動を軸とした工芸 史や近代工芸論。