2021/06/01 13:02

「 “せともの”というと、僕の生まれた東京(江戸)では、陶磁器すべてのものを指します。仕事柄、日本中を旅していると、〇〇焼はこうだ、という焼物の特徴が頭の中にインプットされていきますが、そのデザイン性以上に、町としての「空気感」が、明らかに特徴づけます。場所や人や、食べ物や自然まで、それらすべてが作り出すものが、産地としての歴史を物語っているようです。瀬戸本業窯は、そんな日本の代表する重要な窯元です」


profile
神藤秀人(しんどう・ひでと)1980年東京生まれ。2012年より、D&DEPARTMENT PROJECTに参加。2021年現在、47都道府県をデザインの視点でまとめるガイドブック「d design travel」編集長。また、独自にデザインと編集「Junge Design」を主宰。