コロナで営業再開を断念したライブハウスとプロのミュージシャン15人がタッグを組み、音楽理論が学べる教育番組『テンポル・バート』を制作しました。
ミュージシャンの知識に裏付けされた本格的な音育教材ですが、子育て中のご家庭にも「学び」と「遊び」を提供できる画期的な学習コンテンツとなっています。
コロナで演奏の機会を奪われたミュージシャンの活躍の場を守る為にも、番組制作をはじめとする新事業を展開してまいります。どうかご支援の程、宜しくお願い申し上げます。
テンポル・バート第1話 一本橋の向こうまで「さんぽ」
テンポル・バート第1話 ダイジェスト版
テンポル・バートは楽しみながら音楽理論を学び、無理なくリズム感覚を習得できる音育番組です。
ライブハウスでは音楽の楽しみを体感してもらうことを目的として音楽を提供してきたからこそ、“わかりやすく、楽しく”教えることにこだわりました。
番組にはミュージシャンも出演し、題材曲やBGMを実際に演奏しています。
レコーディングやミックスなどの工程も、ミュージシャンたちが行っています。
最近はPCで作られた楽曲が使われることも多くなりましたが、テンポル・バートでは生演奏を多く取り入れています。
レコーディング風景
プロのミュージシャンがこだわり抜いて制作したテンポル・バートは、ご視聴いただくメリットがたくさんあります!
・正確なリズム感が身につく。
・ダンスで運動不足を解消。
・動画を見るだけで楽譜が読めるようになる。
・大人も一緒に楽しめる。
さらに、テンポル・バートの舞台裏が覗けるメイキング映像や、出演者によるオリジナルアレンジのライブ映像も無料でご視聴いただけます。
メンバーによるライブ映像
正しく音楽を学ぶためには音階よりもリズムを学ぶことが重要ですが、今までリズムに特化した教育はありませんでした。
テンポル・バートには視覚でもリズムが確認できるガイドをつけていますので、正しいリズム感が身につきます。
音の長さが見て分かる
1.聴覚
正しいリズム感を養うために、劇中の楽曲には様々な仕掛けを施しました。原曲の雰囲気は壊すことなく、重要なリズムには楽器で目立つ音を入れ、より教材として相応しいものへと編曲しています。
2.視覚
視覚的なガイドには、キャラクター化した可愛い音符が登場します。音符の特長である音の長さをキャラクターの性格に反映していますので、音符や音楽記号の役割を簡単に覚えることができます。無理なく音楽理論が学べて、自然と楽譜が読めるようになります。
メインキャラクター全音符から16分音符
3.運動神経
本来のリズムトレーニングは楽しいものではありませんが、テンポル・バートではダンスをしながら楽しくリズムを意識させるという独自のカリキュラムを作りました。身体を使ってリズムを感じることは、運動神経の発達にも繋がります。
リズムトレーニングにはダンスを採用
4.想像力
番組には、指人形や着ぐるみが登場します。完成されたアニメや実写ではなく、想像の余地がある絵本や人形劇を取り入れることで、子供の豊かなイマジネーションが育まれ、将来的に広い視野が持てるようになると考えています。
ストーリーは人形劇
テンポル・バートの音楽教育の特徴である「楽譜が読めるようになる」ことは、大きなメリットのひとつです。
子どもは、映像を見せれば歌は勝手に覚えてくれますし、英語の発音も割と勝手にうまくなります。
ですが楽譜の読み方は映像を見せているだけでは身につきません。
その点テンポル・バートでは従来の子供番組でカバーしきれていない「楽譜を読む力」までも身につけることが出来ます。
楽譜はモーツアルト、ベートーベンなどクラシックの時代から、現代に至るまで変わらない世界共通語です。
楽譜が読めるようになれば音楽を通じて世界中の人と交流できるようになります。
子どもは生後10ヶ月頃には言葉を理解できるといわれています。
初めは音から覚え、次にひらがな、カタカナ、など読み書きを学びます。
音楽も同じで、音やリズムを覚え、次に読み書きを覚えていくのです。
しかもリズムへの反応は生後1~2ヶ月と、言語よりかなり早い段階から発達していきます。
是非吸収力の高い幼児期から始めることをおすすめします。
(弁護士 松本隆)
弁護士の傍ら、子どもの事件に関与することが多いこと、保育士さんの専門学校で教えていることもあり、「子どもの教育とは何か」について、よく考えます。
また、社交ダンスが趣味なので踊るのは大好きです。
テンポルバートの今までにない新しいところは「楽譜を読めるようになる」ということ。これがまずすごい!
楽譜の読み方って、意外と小さい頃には教わる機会がないんです。
でも、英語と同じで、楽譜も早くわかった方がいいのです。
楽譜が読めると歌える歌が増えます。弾ける楽器が増えます。
それは「心が豊かになる」ということです。
次に、プロのミュージシャンが演奏しているから音楽のクオリティーもとても高い!
メンバーたちの掛け合いもかわいらしく、大人も観ていて楽しめます。
お子さんと一緒に踊って運動不足解消にもいいかもしれません。
ありふれた動画をお子さんになんとなく見せて時間が過ぎるのを待つ、というのが親の実情ですよね。
子どもに「ただ見せるだけの動画」より、「成長の機会になる動画」をたくさん観せれば、子どもの心はどんどん豊かになるし、親としても安心だと思います。
個人的にはダンスもたくさん入ってるので、女の子はもちろん、たくさんの男の子にとってもダンスが好きになってもらえたら嬉しいです!
~仙台味噌 今野醸造~
(今野浩嗣)
味噌蔵元とし、様々な教育現場で長年食育を行っており、よくお子様やその親御さんと接する機会があります。
その中で感じたこと。それは、「家族とのありふれた日常の中で学ぶものに勝るものはない」ということ。
低年齢の子供の場合、自発的に学び得ることのほとんどが置かれた環境に影響され生まれるものと思います。
「テンポル・バート」は、プロミュージシャンらによる本格的な最新音楽教育ツールであるとともに、自宅で観て・学んで・体を動かせる家族のコミュニケーションツールでもあると確信しています。
世代の壁を超え分かりやすく受け入れやすいストーリー性。プロミュージシャンによる本格的な演奏。踊りやすい振り付けのダンスを通し養うリズム感。全てがハイクオリティーであり家族で楽しめる設計になっています。
家族で楽しく学ぶ時間は、お子様にとってどれだけかけがえの無い思い出、そして成長に繋がることか。
また、社会も年々グローバル化し、海外の方々と接する機会がますます増えてきました。
お子様が成長し社会に羽ばたく頃、さらにボーダレスな社会が訪れていることでしょう。
そんな中、どの国、どの人種、どんな性格の方々ともすぐに分かち合えるのが音楽。
楽譜は世界の共通言語とあるように、楽譜が読めることで言葉ではカバーできないコミュニケーション能力の習得、きっかけにも繋がります。
最後に、目を背けたくなるようなこの苦境の中、代表の北出さんを筆頭に若手バンドメンバーの皆さんが一丸となり、コンテンツをゼロから作成しました。
私は、そんな彼女、彼らを心から応援するとともに、テンポル・バート続編を期待するファンの一人でもあります。
銀座には長年営業を続けている老舗や有名なライブハウスがたくさんありますが、当ライブハウスはオープンから3年目の新参者でした。
集客がうまくいかず借金がかさみ、何度も閉店を考えたことがあります。
それでも首の皮一枚で繋がり、ようやく赤字が出なくなってきた矢先に、新型コロナウイルス感染症によるパンデミックが世界を襲いました。
銀座という土地柄、ライブハウスのお客様はサラリーマンが中心でしたので、飲み会禁止令やテレワークの導入により街からは人が消えました。
2020年3月下旬、近隣店舗からもクラスターが出たという噂を聞き、すぐにライブハウスの休業を決めました。といいますのも、当ライブハウスの売りは“参加型エンターテインメント”だからです。
出演バンドの生演奏はもちろんのこと、生演奏でのカラオケや楽器を嗜まれるお客様とのステージセッションなども提供してまいりました。
いくら対策を講じても、感染の可能性をゼロにすることはできません。
従来通り、営業を続けていくことは不可能でした。
それでも、映像なら限りなく感染リスクをゼロに近づけることができます。
休業中はYouTubeで無観客ライブも配信しましたが、それだけでお客様の心を繋ぎ止めてはおくことはできないと思っていました。
「何かを変えていかなければ・・・」と途方に暮れていた時、お客様の1人がヒントをくれたのです。
彼は、3.11の震災をアイディアで乗り切った経験の持ち主でもありました。
「今、コロナで困っている人がたくさんいる。あなたが扱っているものは音楽だから。人に元気を与え、役に立つことができる。もっと音楽を必要としている人達がいるはず。」と。
この時から、「コロナで困っている人の役に立ちたい!」という思いが強くなっていったのです。
ライブに出演していたミュージシャンにも、子を持つ親がいます。
新型コロナウイルス感染症による生活環境の変化は、子育て中のご家庭にも大きな影響を与えました。
外出自粛が行われてからは、子どもの「学び」や「遊び」の機会を求める声も多く聞かれるようになりました。
そこで、非対面でも提供できる音楽や動画コンテンツが子育て世帯のニーズを満たすサービスであると考え、親子で楽しめる音育教材の開発に至りました。
メンバーからは企画について賛同を得られたものの、問題は山積みでした。
まずは、資金の問題です。収入は当然ゼロですし、製作費やメンバーの生活費も捻出しなければなりません。
融資を受けるために金融機関を走り回り、助成金に補助金、給付金は可能な限り申請して資金を集めました。
特に苦労したのが、初めて扱う映像です。
必要な機材の勉強から始め、使い方やテクニックは友人に教わって覚えました。
テンポル・バートの世界観を惜しみなく表現するため、衣装や小道具のほとんどを自分たちで作りました。
コロナ大魔王の王冠制作
彼らは音楽のスキルはあっても、ダンスや演技などはやったことがなく戸惑うメンバーもいました。
ですが、撮影が進むにつれ、皆が楽しんで収録に臨むようになり、率先してアイディアを出し合うようになりました。
ダンス練習風景
番組制作に携わる者すべてが、「より良いものにしたい。たくさんの人たちに観てもらいたい。」と思うようになっていったのです。
テンポル・バートメイキング動画
撮影風景や音作り、仲の良いメンバー達です。
代表 島村 秋希
テンポル・バートを制作したのは、東京・銀座にあるライブハウスの経営者と出演者です。
ライブハウスは2016年にオープンしましたが、前身はギタリストがオーナーを務めるミュージックバーでした。1996年の創業以来、銀座の地で25年の歴史を受け継いでまいりました。
また、ライブに出演していたのは、音大出身者や幼少の頃から音楽を学んできたとても優秀なミュージシャンたちです。
演奏の機会を絶たれても音楽の楽しさを伝えることを諦めず、番組制作に協力してくれました。
テンポル・バートは音楽の知識を持つミュージシャンとダンス経験を持つ経営者が揃ったからこそ出来た企画であり、唯一無二のカリキュラムが誕生しました。
10代〜30代の若いメンバーが生み出す作品には、たくさんの遊び心と新しい価値観が込められています。
テンポル・バートを見て育つ子どもたちが大人になる頃、音楽は特別なものではなく、より身近なものになるでしょう。
タイトルのテンポル・バートは、クラシック音楽などに使われる速度記号、テンポ・ルバート【 (イタリア)tempo rubato】からつけた名前です。
この記号の意味は、「柔軟にテンポを変える、 テンポを自由な速さで 」などの意味があり、子供たちにもっと自由に音楽を楽しんで欲しいという願いが込められています。
音楽は習うものではなく、楽しんで自然と育まれるもの。
テンポル・バートがそのための最良の教育ツールになることを願っています。
テンポル・バート制作秘話 noteで執筆中
ご支援は、テンポル・バート第3話の編集費用、それ以降の撮影・制作費に充てたいと思います。
・ご支援いただいた皆様には、ご支援金額に応じたお品(スーベニア)を送らせていただきます。
・付属のスーベニアはクラウドファンディング終了後、一か月以内にお送りさせて頂きます。
(スーベニアを希望されない方は、備考欄にご記入をお願いいたします。)
世の中には、無名でも腕の良いミュージシャンがたくさんいます。
彼らは膨大な時間やお金を投資し、日々鍛錬して技術を磨いています。
高度な能力が求められる職業ですが、演奏に相応な対価が支払われないことも珍しくありません。
努力が評価される社会になることで豊かな才能が育まれ、日本の音楽シーンはさらに向上すると考えています。
これからもミュージシャンが職業として社会的に認められる未来を目指し、音楽の普及に努めてまいります。
テンポル・バートの制作は新たなステージへの第一歩となりますが、いずれは世界にも発信していく所存でございます。
どうか応援のほど、よろしくお願い申し上げます。
<All-or-Nothing方式の場合>
本プロジェクトはAll-or-Nothing方式で実施します。目標金額に満たない場合、計画の実行及びリターンのお届けはございません。
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