5日目
今日は夕方から晴れて、ムシムシとする日でしたね。梅雨の時期は天気に翻弄されてしまいます。でも、つむぐとは元気です。だって、このプロジェクトが始まってから、毎日のように応援して、支援してくださる方がいらっしゃるから。制作しているご利用者(支援をしている障害のある方を私たちはサービスをご利用している方、ご利用者と呼ぶことがあります。もちろん個人個人をお呼びする際はお名前です)にお伝えすると、直接的に理解が難しい方でも、その周囲の雰囲気を感じて、やっぱり嬉しそうなんです。
今回は身体障害のある方の「創作ツール」というものについて少し。
「創作ツール」は治具や自助具とも呼ばれたりします。プロジェクト本文にも書きましたが、麻痺がある方の右腕がここまで動くといった場合、その動きでも参加できるように補助する道具が「創作ツール」です。身体障害のある方だけでなく、知的障害や自閉症の方などにも視覚的にわかりやすく作業を提示することで、スムーズに取り組めるというものもあります。なかなか文章では伝わりづらいので、下の写真をご覧ください。
こんな仕組みになっています。①の木の部分を押す→②紐を固定しているクリップが開き、筆がバネの力で矢印のようにビュッとはねる→③の棒に筆がぶつかり、絵具が色を付けたいものに飛び散る(どこに飛び散るかわからないのが玉に瑕)。押すという動作に着目した「創作ツール」です。その名も「振る造くん(ふるぞうくん)」!!トップの写真の方は脚がよく動くので、脚で操作してくれます。うまいこといくとこんなに綺麗にできます。でも、できないときもあります・・・。
え?よくわからない?そんな方のために、この活動報告で様々な動画をお見せしたいと思います。お楽しみに!
*このツールは「まなび工房」の伊藤靖氏の製作です。スタッフのアイディアをお伝えすると、予想以上のものを作ってくださる、強力なパートナーの方です。このつながりにも感謝。いつも、ありがとうございます!
今日はこの辺で。明日もいい日になりますように。
つむラボ一同