お味噌汁と一緒に食べたくなるような「ぱん」を作りたいんです。「不思議なことを言う人だなー」それが「和泉ぱん」オーナーの藤原和泉さんの第一印象です。はじめまして。クラウドファンディングのページをご覧いただき、ご支援いただきありがとうございます。今回は、創業支援をさせていただいている立場から、少しだけお味噌汁と一緒に食べたくなる「ぱん」について活動報告の中で紹介させていただきます。みなさんは、お味噌汁と一緒に食べたくなる「ぱん」と聞いてどんな食卓をイメージしますか?僕自身は「パン+お味噌汁」ときいてが二つが並ぶ食卓には違和感がありました。(もしかすると皆さんも一緒でしょうか?)・お味噌汁と一緒にはごはんの和食・パンには目玉焼きやフルーツ、コーヒーみたいな洋食頭の中で勝手に、和洋で二つに分けていたんですね。和食の味噌汁と、洋食のパンがアンバランスな感覚が違和感の正体だったのでしょうか。「わたし、ご飯大好きなんですよ」パン屋さんはパンが一番好きなんだろうなーと思っていたのに、またまた衝撃的な発言。「だから、ご飯と同じくらい主食になるパンを作りたいんですよねー。小さい頃の思い出なんですけど、自営業だった母は、お弁当作りに忙しく、自分でやれるのが、パンをトースターで焼くことだけ。我が家はパンとお味噌汁って定番だったんですよ。」・・・衝撃でした。その後、パンに対してどんな価値観を持っているのか、どんなパン屋を運営したいのか、対話を重ねながら、和泉さんのパンに対する骨格を可視化していった時に、「あぁ、この方はパンの新しいジャンル「ぱん」を作りたいんだな」と理解しました。近頃のパン食ファーストフードを代表として、近年のパン食は次のようなことが私たちの食生活に便益だったのではないでしょうか?・手軽で便利・忙しい毎日の時短・飽きのこない多種多様な調理パン一方で気になっていた点として、・おいしいけど味が濃い・・・・カロリーが高そうで毎日は・・・・パッと食べれるけど、なんだか物足りない気が・・・手軽で、美味しくて、いつでも買えるパン。でも、なんだかものたりなく感じてしまう原因は?「美味しいものは脂肪と糖でできている」というキャッチコピーの商品を覚えていますか?牛丼、寿司、ファーストフードやケーキにドーナツetcイメージすると、確かに糖質と脂質でできている食べ物が多い気がしますね。全ての美味しいものが脂肪と糖のみで構成されているわけではないのですが、「脂肪と糖でできているものは美味しく感じる」と言えそうです。でも、じつはこの糖質や脂質は即効性が満足感を与えてくれるものの、その満足感には持続性がかけることから・たくさん食べても、またすぐに食べたくなる・食べた後に、なんだか物足りなくなる美味しくて、またすぐに食べたくなるファーストフードや調理パン、ドーナツを食べる時に感じる、甘味や脂肪味、塩味による美味しさ。これは人間にとって抗えない魅惑の刺激だと言えるでしょう。反面、食べすぎてしまうとこの脂質や糖質の取り過ぎは、生活習慣に大いに影響を与えてしまいます。注目される「旨味 UMAMI うまみ」たくさん食べすぎてしまうとカロリーのとりすぎになっちゃう脂質と糖質。甘くなくても、味が濃くなくても美味しく感じられるもの、それは「旨味」です。薄い味付けでもじんわり・ふうっとできる食事には「出汁」の存在があります。「糖質と脂質の摂りすぎは肥満の元ですが、旨味があれば少量の糖質と脂質でも満足感が高まり、食べすぎが未然に防げます」(予防医学者 石川善樹さん)心もお腹も満たされて、長続き。「旨味」がダイエット成功の鍵!幼い頃の藤原家の食卓の原風景、そして、20年近くパンの業界に携わっている和泉さんがかんじていた近年のパン食の課題意識が融合して、じんわりとふぅっと一息につながる食べ物 新しいジャンル「和泉ぱん」が生まれました。味わいの深い国産小麦と天然酵母を使用し、丁寧な手作りの仕事により素材の味を引き出していく、噛めば噛むほど、じっくりと味や香りが膨らんでいく。しっかりした食べ応えで食べた後にじんわりが続き、ふぅっと一息つきたくなるような「ぱん」お出汁と一緒に、ゆっくり食べていただいても美味しい、健康や美容にも配慮された食生活を送るための主食の存在。「わたし、ごはん大好きなんですよ」の裏には、健康的で幸せな日常をパンの業界からも提案したいという和泉さんの想いが見えました。以上、お味噌汁と一緒に食べたくなる「ぱん」のお話でした。