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滋賀県北部の不登校児支援施設。たくさんの思いが詰まった校舎を守り続けたい!

不登校の子どもたちを支援するNPOを運営しています。「今の状況を変えたい。」と、決めた子ども達が、廃校になった小学校で4泊5日の共同生活を行っています。毎日の家事や勉強、大自然を生かした野外活動、ものづくり活動などを通じて、子どもたちが持つ「今の状況を変える力」を引き出す手助けを行っています。

現在の支援総額

370,000

12%

目標金額は3,000,000円

支援者数

33

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2021/08/01に募集を開始し、 33人の支援により 370,000円の資金を集め、 2021/08/31に募集を終了しました

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現在の支援総額

370,000

12%達成

終了

目標金額3,000,000

支援者数33

このプロジェクトは、2021/08/01に募集を開始し、 33人の支援により 370,000円の資金を集め、 2021/08/31に募集を終了しました

不登校の子どもたちを支援するNPOを運営しています。「今の状況を変えたい。」と、決めた子ども達が、廃校になった小学校で4泊5日の共同生活を行っています。毎日の家事や勉強、大自然を生かした野外活動、ものづくり活動などを通じて、子どもたちが持つ「今の状況を変える力」を引き出す手助けを行っています。

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はじめに・ご挨拶

はじめまして。「特定非営利活動法人 子ども自立の郷ウォームアップスクールここから」(以下ここから)です。私たちは、滋賀県の北部に位置する余呉町で、不登校の子どもたちを支援する寄宿制の施設を運営しています。
「ここから」のHPはコチラ
我々が基本としている寄宿生活は4泊5日。家を離れて余呉町の自然に身を置き、木造校舎の温かなぬくもりの中で、自立心を養い、さまざまな体験活動を通して、元気と自信と生きる勇気を少しずつ取り戻していくお手伝いをしています。所属する学校に通えるようになることがゴールの子もいれば、自分なりの進路や夢を見出すことがゴールの子もいます。一人一人のゴールに寄り添い、彼ら彼女らが元気に巣立っていけるよう、生活を共にしています。

我々が感じる社会課題と解決策

■不登校支援
不登校の児童・生徒(小~高校学生)は全国で約23万人います。ざっとした計算になりますが、40人クラスに1人は不登校の児童・生徒がいる計算になります。グラフを見て頂くとわかる通り、ここ数年で不登校の子どもたちの数が増加しています。

令和元年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果(文部科学省)
https://www.mext.go.jp/kaigisiryo/content/20201204-mxt_syoto02-000011235_2-1.pdf
を、加工して作成

不登校に至る原因は各自様々ではありますが、「無気力・不安」が原因で不登校になってしまう児童生徒たちが多いことがわかります。(高等学校における不登校の状況については割愛。)


令和元年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果(文部科学省)
https://www.mext.go.jp/kaigisiryo/content/20201204-mxt_syoto02-000011235_2-1.pdf

を、加工して作成 


「ここから」がある滋賀県においても、不登校の子どもたちの数は増加傾向にあり、主たる不登校の原因は「無気力・不安」であることがわかります。

令和元年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果等の概要について(滋賀県)
https://www.pref.shiga.lg.jp/file/attachment/5214301.pdf

から、引用

県下における相談・支援窓口は適応指導教室や心の教育相談センターなどが挙げられます。こうした相談機関にかかり、支援をしていくことも大変重要ですが、支援の限界があるのも事実です。また、相談・支援が不登校の子どもにうまくマッチしないこともあります。

「ここから」は寄宿制度を採ることで、行政機関ではできない支援を行っています。形式ばったものは殆どなく、3食の食事を作り、掃除をし、様々な体験活動を行い、必要であれば勉強を行います。所謂“あたりまえ”と、されている日常生活を行っています。この日常生活を積み重ねながら、「自分のやりたいこと」を見つけ「無気力・不安」な状況を脱して行きます。


「ここから」を立ち上げた理由

幼稚園教諭、適応指導教室のカウンセラー兼指導者として勤務していた理事長が、これまでの経験から、不登校の子どもたちを元気にしていくにあたり最も効果のある活動は、野外活動での自然とのふれあいと、親から離れた場所で寝泊りをともにし、自分のことは自分でしなければならない宿泊活動だと考えていました。言うなれば公的な機関では出来ない寄宿を伴った不登校児童生徒のための学校です。「一人でも二人でも子どもたちを元気にしたい」という思いから、NPO法人を設立するに至りました。
「ここから」設立の物語はコチラ


理事長の経歴紹介

唐子 恵子(カラコ ケイコ)
1956年 大阪府で生まれ、小学5年生の時に長浜市に移り住む。
1992年 幼稚園教諭をしながらカウンセラー資格を取得
1994年 長浜市教育委員会にて不登校専任の指導者となり、
     小中学校長及び教員に指導を行う。
     12年間のカウンセリング業務で延べ1万人以上の
     小中高校生のカウンセリングを行う。
2006年 長浜市教育委員会を退職。「ここから」を立ち上げる。 

  「ここから」で大切にしていること

■「生活力」を育む『共同生活』

「ここから」は、生活自体が自立の為のステップと考えています。集団の中で自分のできることを考えたり、挑戦したり、周りの人の気持ちを汲み取って生活していきます。初めは包丁も持ったことの無い男の子が、生活をするうちに野菜の千切り名人になったり、「ここから」の生活が終了する頃にはどの子も、ホテルのシェフもビックリするような絶品オムレツができるほどになります。もちろん、毎日三度三度自分たちで作るのですから、自然と偏食も治ってしまいます。絶品オムレツの焼ける中高生なんて、すごいと思いませんか。

こういう一つ一つの事が蓄積されて自信になっていきます。また、すべてを自分たちでする生活を経験すると、いかに今まで、自分たちが、愛され、守られ、豊かな生活をしてきたかがわかってきます。そして自然と感謝の言葉が口をついて出てくるのです。

いつもお母さんの作る食事にけちをつけて、粗末にしてきた高校生。「お前の作る食事はまずいんじゃ、こんなもん食べられるか」と吐き捨てるような口調で言っていたのですが、「ここから」で1ヶ月生活したその子は、「お母さんがすごいということがよくわかった」「おいしかった、ありがとう」ということができました。すべて、経験したことから出る言葉です。共同の生活を送る中から、いろいろなことを経験し、本当の意味を知っていくことができるようになっていきます。

■自信回復のための『体験活動』

「ここから」では色々な体験活動(陶芸、ステンドガラス、トンボだま、七宝焼き、紙粘土、カヤック、織物、木工、スポーツ、琵琶湖一周サイクリング、山登り、自然物での製作活動等々)を、その季節に合わせたバラエティー豊かな活動として取り入れています。
サイクリングや楽器の演奏川遊びに

手芸もやります

陶芸では、土粘土をこねて自分の食器の作り。焼きあがった食器で食事をいただきます。どんなに傾いていても、そこは味わいです。世界に一つの自分の作った物。とても大切に扱いますし、何よりそれで食べた食事の味は格別です。

「ここから」では一つ一つの活動に大人も子どもも自分の気持ちをしっかり乗せて、楽しんでやっていきます。大人も楽しめないのに子どもが楽しいわけがありません。不登校の子どもたちに多いのが、やる前からすごい結果をイメージしてしまったり、逆に失敗を恐れてしまったりと極端に考えるところからスタートしようとする。その結果、思いどおりにならないとやめたり、失敗を恐れたりしてやらないといったことが多いようです。でも、何でもやる前に結果が決まっているのでもなければ、すべてが失敗といったことはありません。ある部分は失敗のように見えても実はよかったといったことも多々あるのです。いろいろな活動をしながらそういう経験の溜め込みを作っていくことが大切だと思っています。
タイダイ染めに挑戦

豪雪地域なので、冬はずっと雪遊びができます

構内に作ったピザ窯でピザも焼けます

もちろんピザは生地から手作り!

■自ら喜びを感じ取らせるための『手厚い支援』

「ここから」では人との出会いを大切にしています。地域の方々との出会いや、「ここから」の仲間や指導員との出会い、「ここから」卒業生との出会い等が上げられます。大人が、いくら口先で、「大丈夫」といっても伝わりませんが、卒業生が元気な顔を見せて、一緒にご飯を食べながら自分の辛かった時のことを話してくれたりすると、「ああ、自分もこの人たちのようにやっていけるかもしれない」「自分にも未来が確かにあるぞ」と感じることこそ意欲につながっていくのではないかと感じます。子どもにとっては本当に頼もしいモデルです。
インターン生や卒業生、地域の方と一緒に

定期的に集まっては近況を報告しあっています

また、地域の高齢者の方々との触れ合いも大きなものです。いろんな方がお野菜を持ってきてくれます。「ここから」では子ども達と一緒に頂きます。すると、不思議なことに、そのお野菜におじいさんやおばあさんの顔がつきます。はじめは野菜嫌いで、野菜を触ることも嫌だった子達も、「あのおばちゃんのきゅうりが腐り始めた」「大変や、そのきゅうりから食べよう」「腐ったところは切り取ったらまだ食べられる」というようになり、出会いから物や食べ物を大切にする思いへと繋がります。
地域の方と一緒に食事をしたり

一緒に山菜取りにも出かけます

「ここから」に来て、家から離れることで、親と学校から離れることで、先生や友達と新たな出会いをもう一度経験していくこととなります。いい出会いを丁寧にすることが一番大切なことだと思われます。また「ここから」では、校舎から5km程離れた場所で、「coco café 心風流」を運営しています。ここでは、うちの施設で寄宿している子どもたちが、お手伝いをしたり、異年齢のたくさんの人たちとのかかわりを広げることができます。


coco cafe 心風流

スタッフはみんな不登校経験者の若者達です


リターンのご紹介

「ここから」の体験活動の1つでもある、陶芸。子どもたちに陶芸を指導しているのは理事長です。施設の特性上、お返しできる内容が限られて参りますので、支援をしていただいた皆様に、理事長の陶芸作品をお返しさせていただきます。金額に応じて作品の内容が違います。どの作品も心を込めて手作りさせていただきますので、お楽しみに!(画像はイメージです。お届けする作品とは異なる場合があります。ご了承下さい。)

5,000円 スタッフからのお礼の手紙 、理事長の陶芸作品(小皿2枚)
(小皿…直径12cm程度)

10,000円 スタッフからのお礼の手紙 、理事長の陶芸作品(大皿2枚)
(大皿…直径20cm程度)

50,000円 スタッフからのお礼の手紙 、理事長の陶芸作品(コーヒーカップ&ソーサ―2客)

(コーヒーカップ…直径8cm、高さ8㎝程度)(ソーサ―…直径13cm程度)

100,000円 スタッフからのお礼の手紙 、理事長の陶芸作品 (大皿2枚、急須1つ、湯飲み2客、リース1つ)
(大皿…直径20cm程度)(急須…縦17cm程度、横10cm程度、高さ12cm程度 )(湯飲み…直径8cm程度、高さ8cm程度)(リース…直径23~25cm程度)



資金の使い道

寄宿生活を行っている旧丹生小学校は築70年を超えており、老朽化が進んでいます。修繕が必要な個所が見つかれば、指導員と子どもたち、時には地域の人に協力してもらい、その都度修繕を行ってきました。昨年は近年稀に見る大雪に見舞われ、雪の重みで校舎の屋根が大きく破損してしまいました。破損面が広く、複数個所あることから、まだ作業に取り掛かれず、ブルーシートで穴を覆っているのが現状です。

ブルーシートで覆った屋根と、手前の屋根が大きく破損しています…。また、それ以外にも雨漏りが多発していたり、キツツキが校舎に穴を開けたり、タヌキやイタチが校舎に入り込める隙間がたくさんあったり…。これらの修繕に充てさせて頂いたり、洗剤やトイレットペーパーなどの日用品・消耗品の購入、ガス給湯器の修理、公用車の維持管理費用に充てさせていただく予定です。(CAMPFIRE手数料を除く全額)

キツツキたちが空けた穴動物たちの通り道は柵で蓋をしています


ざっとになりますが、下記の様なスケジュールで進めていけたらと考えています。

8月末  クラウドファンティング終了
9月上旬 リターン(陶芸作品)発送
9月中頃 頂いた資金で行えるメンテナンスor購入備品の決定
10月   メンテナンスor備品購入開始

現段階では未確定の部分が多くありますので、随時活動のご報告をさせて頂こうと思います。



最後に

ここまでお読みいただきありがとうございました。若者たちが安心して失敗できる場所というのは、とても少ないと思います。彼ら彼女らは、「学校」というコミュニティでうまく立ち振る舞うことができませんでした。理由は様々ですが、学校に行くのが辛い程の失敗を経験してきています。人生において失敗は付き物です。失敗から学ぶことでその人は大きく成長することができます。ゆっくりでも着実に、自立に向けて歩みを進めている若者達を支援し続けるために力を貸してください。よろしくお願いいたします。

 

名 前 特定非営利活動法人 子ども自立の郷ウォームアップスクールここから
住 所 滋賀県長浜市余呉町上丹生1570
休業日 火曜日・水曜日
T E L  0749-86-3578
F A X  0749-86-3579
H P  https://www.cocokara2008.com/


<All-in方式の場合>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。


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