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こんにちは。小林未季です。長くお時間をいただいてしまいましたが、『スクリーン』公開致しました。こちらのリンクからどうぞ。https://youtu.be/KYIyC5ibxl8当初は『voyage』という楽曲で作っていただく予定でしたが、吉田ハレラマさんの世界観と照らし合わせた結果、新しく楽曲をゼロから作るというわがままを通させていただきました。支援いただいた方々には、あたたかい励ましをいただき、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます。この曲は、もとは『セルディヴィジョン』が生まれたきっかけとなる出来事から始まっています。『セルディヴィジョン』は、いわばはじめの一歩のための曲。そして今回の『スクリーン』は、その後にどこへ行こう、と実際に迷いが生じたときに、背中に手をそっと添えて、行きたい方へ行っていいんだよ、とメッセージをお伝えするための歌になっています。気づけば1年経って、いろんなことがありました。あまり具体的には書けませんが、とある企業から詐欺に遭いそうになったり、知人の裁判を全力で止めたり、離婚の危機もあったり...いろありました。(笑)今はそれらは全て丸く収まって、穏やかに笑っていられるようになったのですが、あまりにも果てしない時間でした。その中で学んだことは、常に物事を客観視して判断し、行動する、というとてもシンプルなことでした。歌にするにはあまりにもロマンチックではない内容でしょう。ですが、実際に生きていたらこういうことばかりだと思うんです。(しょっちゅうあっては困るけれど)私の場合は、相手が感情の抑えがきかなくなっている場面に出くわすことが多く、なだめたり、安心してもらったり、そこから始まります。それが終わり、無事喉元を過ぎると、お互いの間になんとも穏やかな、少し照れ臭いくらいの希望が残ります。最後は気づけば笑っているくらい。(ちなみに、何を話しても無駄な場合は、もう距離を置くしかないけれども...)何が言いたいかというと、やっぱり落ち着きが肝心なんだなと感じたんです。でも一方で、悲しみは止められないし、それを無理に押し殺しても余計に辛いだけ。そんな時に、支えになる曲があれば、と思ったんです。スクリーンは、自分に自信が持てなかったり、あと一歩の勇気が出なかったり、だけど心のどこかで、どうすればいいかはわかっている気がする。でも迷いが邪魔して、動けない。そんな人のために作りました。それは、おそらく去年の自分自身への曲でもあります。いろいろと話が広がる内容かと思いますが、ここでは純粋に曲を作ったきっかけの部分だけお話します。人それぞれ、いろんな感じ方、考え方が無数に存在するので、やっぱり最後はきちんと向き合って、お互いの本音を話し合って(できるだけ穏やかに、威圧的な態度は本当に人の心を怯えさせるから)、擦り合わせていくしかない。でも、それはとても大切なことで、それはお互いにリスペクトの気持ちがあれば、きっと大丈夫だと思うんです。しんどい時は、しんどいと素直に言っていい。気づけなくてごめんね、ゆっくり休んでね、と伝える。子どもでもできるくらいの、当たり前のことが、できる大人でありたいと思うんです。今は、その繰り返しのような気がします。とても難しいことだ、と感じる方もいるかもしれませんが、少しずつでいいんだと思います。相手の心に寄り添うことで見えてくる景色は、きっと後になってまた可能性を広げてくれる。そう思っています。そして、もしかしたら、私を応援してくれている人たちは、そんなの当たり前じゃん、と笑っている方もいると思います。真面目すぎか!と笑ってくれる人もいるかもしれません。そんな先輩方には、本当に頭が上がりません。ひとつひとつ、また頑張っていきたいと思います。今、こうやって前向きな気持ちで音楽活動ができているのは、ご支援いただいたみなさまのおかげです。このクラウドファンディングを通して、愛情と自信をいただきました。それを、遅くなってしまいましたが、MVと各リターンでお返しさせていただきました。この1年間、自分自身、いろんなことを見直して、再構築してきました。そして今、新しく動き出せています。本当にありがとうございます。基本的な軸は変わらず、信頼できる仲間たちを増やしながら、楽しく、そして小林未季の世界観を表現していきます。これからもどうぞよろしくお願いいたします。2019.2.17小林未季