2021/09/07 07:00

夢がひとつ叶った瞬間だったと思います。


8年前特別支援学校の非常勤教諭勤めさせて頂き、クラブの勇気ある決断により夢であったJリーガーという職業に就きJリーグという舞台でサッカーをさせて頂いてます。


所属するY.S.C.C.横浜はJ3加盟初年度から3年連続最下位。

それに加え現在も大半の選手は仕事をしながらプレーを続けており、例に漏れず自分もサッカースクールのコーチとして活動しています。


自分自身10年このクラブに所属しているので外からみたこのクラブのイメージ、印象は分かりません。

『アマチュア』『金ない』『弱い』

結構色んな事も目にし耳にしてきました。


ただこのクラブにいる人間として誰もが現状に甘んじる事なくステップアップを目指したり、このクラブで活躍したいと思い日々のトレーニングに励んでいます。


実際上のカテゴリー移籍した選手はここ数年とても多くなりました。


そんなクラブで10年、ここ数年でいえば自分自身ベンチに座る回数が増えました。


良い意味でも悪い意味でもこのクラブにいるといわゆる『セカンドキャリア』と言われるものと隣り合わせの様な気がします。


現在は『デュアルキャリア』と言われる両立して競技を続けるという選択肢も当たり前の様になってきました。


働いてないからプロ、働いてるからアマチュアとかそういった考えは一旦置いておいて、自分自身教員を離れてからも彼・彼女らと過ごした楽しさが頭の片隅にどこか残っていました。


そんな彼らと関わりを持つにはどうしたら良いかと考える様になりました。


そんな”考える”という思考を持つことに拍車を掛けたのがいま前段で長々と述べさせて頂いた身を置いている環境なのかなと自分は思います。


だから例えばカテゴリーが上のサッカーだけで生計を立てている選手がピッチ内での活躍はもちろん、ピッチ外での活躍を見ると単純に凄いなと。


自分は考えていても中々に行動に移せない人間です。

“どうにかなる””周りが動かないとー”

どうにかはなるけど自分が動かない事には周りだって付いてきてくれないと今回クラウドファンディングで活動する事になってようやく気付かされました。


障がいを持った子のシートである

『SHUNTA #25 SEAT』

今回改めて自分の思い描いてきた構想が実現出来て本当に嬉しかったです。


ここに至るまで色んな方の協力があって実現出来たし、当日は天気が悪い中1番大切な招待させて頂いた子どもや保護者様達の協力なくして開催する事は出来ませんでした。


直接お話しする機会もあってやっぱり楽しいなと。

現役中も引退後も彼・彼女らのために自分の力を発揮出来ないかなと強く感じました。


当たり前ですがプレーヤーとして毎日のトレーニングや週末のリーグ戦のために努力を怠る事は絶対にしません。


ただ現実身を置いてる環境を考えれば呑気にサッカーだけやっていれば良いという事ではないです。


残り招待シート実施予定は2試合です。


この2試合での目標は無事問題なく快適に観戦して頂くことですが

目的は散々書いていますが子ども達やご家族含めて何かを始めるきっかけづくりだと思います。


初めて招待シートを開催し、子ども達の笑顔やいまの学校や普段の様子など聞けてこの活動は間違っていないんだなと確信しました。


引き続きこのシートを活用して色んな方がサッカーを通して何かを考えたり、始めたりするきっかけ作りになればなと思います。