国内最大の真珠の産地・宇和海の沿岸で、この春に生産した幼いアコヤ貝の一部が死ぬ被害が確認されました。 原因は不明でアコヤ貝の異常死は3年連続です。 愛媛県水産研究センターによりますと、幼いアコヤ貝が死ぬ被害が確認されたのは宇和海沿岸の愛南町から宇和島市にかけての一部の地域です。 6月中旬に実施されたモニタリング調査で、多い地区では50%程度が死んでいて、確認されていない地区でも一部に貝殻の真珠層の表面に色の変化などが見られたということです。 また、去年生産した2年目の貝は目立った被害は確認されなかったものの、南部では栄養の蓄積状態を示す数値が基準値を下回っていました。 原因は感染症が疑われるものの不明で、アコヤ貝が死ぬ被害は3年連続です。 5月から幼い貝の状況は悪化していて、水温の上昇に伴い被害が拡大する恐れがあるとして、養殖業者に貝の負担になる作業を控えるよう呼びかけています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/025f048ad3b55be856a5b1b21d67612f7ee3c39a