おかげさまをもちまして、本日12月22日、養蚕神社のすべての改修工事が完了致しました。
心温まるご支援を下さった皆様、また長きに渡り養蚕神社を始め隠津島神社にお心をお寄せいただきました皆様に心より御礼申し上げます。
リターンの遂行につきましても、2名様の神主体験を残すのみとなりました。
また、養蚕神社周りの足場等が撤去されましたので、今後は社殿の大前にて参拝が可能です。
大変な折ではありますが、一度お参りにお越しいただき、綺麗に改修された養蚕神社を実際にご覧いただければ大変ありがたく存じます。
このプロジェクトの当初改修計画では、いただいたご支援金の範囲内で緊急度の高い箇所のみの修繕をする予定でした。
ところが、このクラウドファンディングをきっかけに養蚕神社改修をはじめ、クラウドファンディング実施自体のことや隠津島神社に対して関心が高まり、大規模修繕へと事が運ばれることになりました。
神社の改修や修理などは、神主の独断で決めることはできず、多くの方の意思決定を経て進められます。もちろん神社の経費も使うため、慎重なる協議が重ねられました。
コロナ禍や少子高齢による財政難のなかではありましたが、このクラウドファンディング自体が神社関係者や地域または崇敬者の方々を後押しし、当初の小規模改修計画から、養蚕神社社殿のほとんどを改修する大規模修繕となり、当初の予想を大きく上回る事業となりました。
今、養蚕神社は清々しい気で満ちています。
これもすべて「神さまからのお願いごと」を快く聞き入れてくださった皆様のおかげだと思っております。
社殿がきれいになれば、周りは清々しい気で溢れ、神様の御神威はますます高まります。
養蚕神社は、今後100年、200年、もしかしたら数百年数千年とずっと存在していきます。
そしてまたいつの日か朽ちていく日を迎えます。
その日まで、私や地域の人々、そしてその子孫がこのご支援の物語を紡いでいきます。
その物語を紡いでいくためにも、また、皆様の養蚕神社や隠津島神社に対する気持ちや思いがずっと先の未来に届くよう、また明日から神明奉仕に尽力していく所存でございます。
結びになりますが、皆様との素敵なご縁をいただけたことと、縁結びの神様のご利益に感謝申し上げ、御礼のあいさつとさせていただきます。
この度はご支援いただき誠にありがとうございました。
令和3年12月22日 冬至
隠津島神社禰宜 安部章匡拝