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ビールのまち・札幌に、多彩な「リアルエール」を再び!クラフトビールの原点回帰

北海道札幌市は「ビールのまち」。日本のラガービールの故郷であり、今は数多くのブルワリー、ビアバーがあります。しかし「クラフトビールの原点」ともいえる「リアルエール」を提供するビアバーが途絶えて久しく経ちました。そこで当店でハンドポンプを導入しリアルエールをいつでも楽しめるようにします!

現在の支援総額

2,325,139

465%

目標金額は500,000円

支援者数

197

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2021/06/22に募集を開始し、 197人の支援により 2,325,139円の資金を集め、 2021/07/15に募集を終了しました

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ビールのまち・札幌に、多彩な「リアルエール」を再び!クラフトビールの原点回帰

現在の支援総額

2,325,139

465%達成

終了

目標金額500,000

支援者数197

このプロジェクトは、2021/06/22に募集を開始し、 197人の支援により 2,325,139円の資金を集め、 2021/07/15に募集を終了しました

北海道札幌市は「ビールのまち」。日本のラガービールの故郷であり、今は数多くのブルワリー、ビアバーがあります。しかし「クラフトビールの原点」ともいえる「リアルエール」を提供するビアバーが途絶えて久しく経ちました。そこで当店でハンドポンプを導入しリアルエールをいつでも楽しめるようにします!

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▼6/25追記 好評だったグラスのリターンを追加いたしました

皆様からたくさんのご支援をいただき、開始2日で目標額200%超を達成することができました。
本当にありがとうございます! 金額ではなく、支援者数とパーセンテージに感激しております。

クラウドファンディング向けに制作するオリジナルグラス付きのリターンから厚めのご支援をいただきました。「グラスはもっとないの?」という声にお応えし、グラスを追加発注することとしました。「"リアル"グッズ付き回数券プラン」のグラスが付くリターンを15個ずつ、新しいリターンとしてご用意いたしました。
(グッズよりもお店でリアルにビールを飲んでいただきたい…との気持ちから、現在のところグッズのみのリターン予定はございません。どうかご理解をお願いいたします。でも美味しいビールを提供することはお約束します!)


目次

■はじめに・ご挨拶
■このプロジェクトで実現したいこと
・「クラフトビール」ブームの先駆け的な存在「リアルエール」
・そもそも「リアルエール」ってなに?
・「リアルエール」のおいしさ
■プロジェクトを立ち上げた理由
・「鬼伝説」リアルエールで地元のビールも応援!
■リターンのご紹介
■資金の使い道・スケジュール
■最後に  ~ますます高まるビールサービングの重要性


■はじめに・ご挨拶

札幌市中央区でMaltheads(モルトヘッズ)というビール&ウイスキーバーを経営しております、坂巻紀久雄(さかまき きくお)と申します。

https://maltheads.net/

自店舗「Maltheads」は2013年に開店。 この6月で8周年を迎えました。 

私とビールとの出会いは約20年前となります。「地ビール」という言い方が普通であった1998年にJCBA(クラフトビアアソシエーション)の「ビアテイスター」を取得。「クラフトビールの聖地」と言われる東京・両国の「ポパイ」でビールの楽しみ方を知りました。2000年に「ビールのまち」札幌へ移住。いまや「国内現存最古のビアバー」と言われる「麦酒停」で最新のクラフトビールを絶えず飲んできました。

札幌に移住後はビールの仕事にずっと携わっております。8年前にようやく自店舗を開店し独立しました。この「業界」も移り変わりは激しく、その当時からずっと地ビール/クラフトビールの仕事を続けている者は決して多くはありません。

特記することとしては、合格率が数パーセント台の「日本ビール検定1級」に2回合格しております。初めて2年連続で1級合格した者の一人です。また妻も1級に合格し、当プロジェクト実施時では日本で唯一(*)の「びあけんマスター夫婦」です。 (*主催の日本ビール文化研究会に確認済)


また独立を機会に、単にビールを提供するということから活動の幅を広げ、ビール勉強会や「びあけん合格対策講座」などを開催しています。

2013年の第1回より「サッポロクラフトビアフォレスト」の実行委員会に参画。7回の開催で3万人を超える参加者を動員するイベントにずっと携わってきました。

http://www.sapporo-craft-beer-forest.com/


単店としても「サッポロウインタービアフェスティバル」を開催。3回の開催で1200人の方々に「冬のビアフェス」を楽しんでいただきました。

https://maltheads.net/free/sapporowinterbeerfestival

こうした経験や知見を活かしながら、2019年より「ビアジャーナリスト」としても活動しております。

https://www.jbja.jp/archives/author/maltheads


■このプロジェクトで実現したいこと

札幌に「リアルエールを提供するビール専門店を再生させる」こと、それが当プロジェクトの目標です。

まずは「なぜリアルエールなのか」ということから。

・「クラフトビール」ブームの先駆け的な存在「リアルエール」

ここ数年で「クラフトビール」の人気も定着しました。このプロジェクトをご覧になって下さっている方も、ほとんどが大好きな方だと思います。

「IPA」「ヘイジー」「セゾン」「サワービール」などのビールの種類(スタイル)の名前、はたまた「タップ」「パイント」などの用語も「クラフトビール好き」の間では説明不要なほど広まったと言ってもいいでしょう。

しかし、そうしたスタイル名や用語には詳しくても、「リアルエール」とは聞いたことも飲んだこともない方が、実はいらっしゃるのではないかと思います。

リアルエール」は、「クラフトビール」が定着する過程で2000年代に流行を見せたビールです。

1994年に勃興した「地ビール」は2000年ごろをピークとし、直後に「冬の時代」を迎えます。しかし「ベルギービール」やこの「リアルエール」が「冬の時代」を支え、多くのビール愛好家を小規模醸造所の魅力に繋ぎ続けました。

かつては、2003年より「東京リアルエールフェスティバル」というビアフェスもあり、通算10回も開催されていたほどだったのです(その後「ニッポン クラフトビア フェスティバル」に発展)。

そうした流れと小規模醸造所の頑張りが少しずつ実を結び、2010年ごろから「クラフトビール」という言葉が広まっていきました。

その一方で、「リアルエール」を提供するお店は少しずつ減っていきました。東京・大阪にはまだお店が残っていますが、後に触れるように、この札幌では現在1軒のみとなってしまいました。2021年の現在、「クラフトビール」からビールの楽しさを知った方の中には「リアルエールってなに?」という方もいる状況になってしまうのは、ある意味では当然のことと言えます。


・そもそも「リアルエール」ってなに?
「リアルエール」とは、大元を辿れば、イギリスの伝統的なパブで提供されているビールです。

通常は、ブルワリー(醸造所)で熟成まで行われて完全にできあがったビールを樽に詰めて提供します。

ところが、イギリスのビアパブではブルワリーから「未熟成」の樽ビールを購入します。それをパブの地下にある貯蔵庫(セラー)に保管し、ホップや清澄剤などを添加しながら、もっともおいしくなるタイミングまで自らの手で熟成させます。

このビール熟成を管理する責任者を「セラーマン」と言います。セラーマンはすべてのビール樽の熟成状況を把握しています。その樽が一番おいしくなったタイミングが来ると、地上のパブ店舗と繋がっているビールホースを樽に繋ぎます。地上の店舗は地下セラーの樽からビールを注がなければならないのですが、そのために「ハンドポンプ」と呼ばれるポンプで、井戸のようにビールを汲み上げるのです。

ハンドポンプ

「未熟成のビールをパブで熟成させる」ということは、ビール自体はできたての「生きた」(リアル)状態です。つまり、ビールを管理するセラーマンの熟成の技量がパブのビールの味に直結し、名店と呼ばれるビアパブには必ず優れたセラーマンがいます。そうしたパブで出されるビールのことを「リアルエール」と言います。

このリアルエールは当のイギリスでも1960年代には絶滅の危機に瀕しました。われわれがいつも「ビール」と呼び慣らすあの「ピルスナー」の台頭がイギリスにも起きたのです。軽快で爽快な味わいのビールが伝統的なエールを圧倒し、さらには自店で熟成させなければならない「セラーマン」の手間も逆に仇となってしまったのです。

伝統的なエールの消滅に危機感を持った若きジャーナリストたちが中心となり、リアルエールを守る団体「Campain for Real Ale」(CAMRA)が発足します。その精力的な活動の結果、リアルエールは無事に生き延びました。そうした成果から、CAMRAは「最も成功した消費者団体」とも言われます 。またCAMRAの成果や精神は、大西洋を越えてアメリカに渡り、現代の「クラフトビール」に多大な影響を与えたと言われています。

CAMRA の「本来の定義」で言えば、リアルエールとは「セラーマンの管理の元で提供される、ビアパブで2次発酵させたビール」となります。しかし、日本の酒税法上、樽詰め後の熟成発酵を実現させることは困難です。

そこで日本では、「ハンドポンプ」から提供されるビールのことを「リアルエール」と呼び習わしています。このプロジェクトでも厳密な定義には拘らずにそれを指すこととします。

・「リアルエール」のおいしさ

リアルエールの大きな特徴は、「ビールに炭酸ガスを触れさせない」ことです。

通常のビールサーバーは、ガスボンベからビール樽の中へ炭酸ガスを注入し、ガスの力で「押し出す」ことでタップ(カラン)へビールを導きグラスへ注ぎます。空気ではなく炭酸ガスを使うのは、「酸化」を防ぐためです。ビールは酸素と触れることで風味に劣化が生じます。樽の中ではビールが炭酸ガスに触れていることでビールの酸化が防がれています。

しかし、樽内では炭酸ガスが少しずつビールに溶け込んでしまいます。とくにビールの液温が低いほど、炭酸がビールに溶け込みやすくなります。過度に炭酸が溶け込んだビールは、口当たりに角が立ち、飲み込んだ後も胃に膨満感を増します。

通常のビールサーバーの仕組み。炭酸ガスで押し出します。

一方で、ハンドポンプを使うリアルエールは、ガスの力を使わずに井戸ポンプの要領でビールを「汲み出し」ます。ビール自体にも発酵時に酵母が出した炭酸しか含まれておらず、非常に低炭酸なビールとなっています。

リアルエールは、口当たりが非常に滑らかであり、過度なガスによる膨満感もなく、麦芽の甘味、ホップの苦味をダイレクトに感じやすいという特徴があります。

TOA 著『恋するクラフトビール』P70より

TOAさんの『恋するクラフトビール』にとてもわかりやすい絵がありましたので、ご本人承諾の上で引用いたします。


イギリスのパブでビールを飲んだことがある方の中には、「気が抜けていて、ぬるい」という体験をした方もいるかもしれません。しかしそれは、元々ビールの炭酸が弱いこと(「微発泡」というレベルです) が理由の一つ。もう一つの理由は、イギリスの「エール」は、われわれがいつも飲む「ラガー(ピルスナー)」と比べて、高めの温度帯がよりおいしいビールだからです。ワインに置き換えて例えれば、「ラガー」は白ワインのようにキリッと冷やした方がおいしく、「エール」は赤ワインのように冷やし過ぎない方がおいしいのです。

余談ですが、こうしたパブのビールの液温は、保管しているセラー(地下室)の温度であり、決して「常温」ではありません。唇に触れたときにかすかな冷たさを感じるはずです。「ヨーロッパは常温でビールを飲むんだぜ!」という言葉は非常にイイカゲンなので一切信用しないでくださいませ。

なお、今回のプロジェクトの結果で提供するビールは、すべて上面発酵酵母で造られる「エール」です。「リアルビール」ではなく「リアルエール」なのは、そのためです。


■プロジェクトを立ち上げた理由

2021年の現在、「クラフトビール」が好きでも「リアルエールってなに?」という状況になってしまうのは当然のこと、と上で書きました。

この札幌でその状況を変えることが、プロジェクトを立ち上げた理由です。

現在、札幌でリアルエールを提供するお店は、「bar Diversion」1軒のみです。
「Diversion」はよなよなエールを開発したブルワーから直接注ぎ方を教わり、札幌で初めてリアルエールを提供したお店です。



その後「Higurashi」「Loui's」「Prosit」などの名店ビアバーが提供をしていましたが、残念ながら現存するお店は「Diversion」のみです。

「Diversion」は札幌を代表する大変素晴らしいオーセンティックバーです(もし先にリアルエールを体験したければぜひお伺いください!) が、ビール専門の「ビアバー」ではありません。当Maltheadsのような「ビール専門店(ビアバー)」でリアルエールを出しているお店が、札幌には存在しない状態が続いております。

先に書いたリアルエールのおいしさ、素晴らしさを、ビアバーを巡るお客様に改めて知ってもらいたい。
そして、今の「クラフトビール」の人気はリアルエールがあってこそのものだったことを改めて実感してもらいたい。

これが、ビアバーであるMaltheadsがリアルエール提供を目指す理由です。


「鬼伝説」リアルエールで地元のビールも応援! 

メインで提供するリアルエールは、地元、北海道登別の「鬼伝説・金鬼リアルエール」です。このリアルエールプロジェクトは、地元北海道のビール応援にも繋がります。

鬼伝説の工場にて醸造長の柴田さんと鬼伝説にて醸造長の柴田泰彦さんと

「金鬼リアルエール」は、現在道外でしか飲むことができなくなっております。それはもちろん、道内でハンドポンプを導入しているビアバーがないためです。「クラフトビール」は「ローカル性」と切り離せない関係です。当店のハンドポンプ導入で北海道・地元のビールも同時に応援いたします!


また心苦しいお話ではありますが、当プロジェクトは、当店の資金調達の意味合いもあります。新型コロナウイルス感染症拡大の長期化が1年以上続いております。当店Maltheadsもコロナ禍の影響をダイレクトに受け、今後の営業の見通しが大変厳しいものとなっております。

目標額は、実際の導入額よりも多めに設定しております。このリアルエールの導入を、コロナ禍に負けないお店作りのきっかけにするつもりです。

コロナ禍でお店になかなか足をお運びいただけないお客様、そして遠方のお客様が当店でリアルエールを飲めますように、ご支援を切に希望いたします。そして当店が開店以来唱え続けている「札幌を日本のビールの首都に!」という野望の火が絶えませんように。


■リターンのご紹介

基本的には、リアルエールを当店舗で飲んでいただくリターンをご用意しております。

まずはお手軽な「1杯券」または「3杯券」。そして「回数券」と「定期券」をご用意します。

「1杯券」または「3杯券」 は、お礼状を兼ねたハガキでお送りいたします。札幌ではない遠方の方を慮って2年間有効とします。

「リアルエール回数券」は、お店でたっぷりとリアルエールを楽しみたい札幌の方のためのリターンです。6杯券または12杯券をご用意いたします。1年間有効ですので、お店でゆっくりたっぷりとお楽しみください。

また、クラウドファンディングのために"リアル"なオリジナルグッズを作成します。ひとつは「Maltheadsグラス」、そしてリアルエールについての思いを綴った自主製作本「リアルエール・ミニブック」です。どちらも、クラウドファンディングのために製作いたします。

「"リアル"グッズ付き回数券プラン」では、どちらか、あるいは両方をセレクトできます。

"リアル"グッズコースは、札幌の当店で気軽にお飲みいただけない、遠方からのご支援の方も想定しております。"リアル"グッズ付きの「回数券」はたっぷりと2年間有効といたします。


そして「リアルエール定期券」は高額出資をしていただける方のコースです。定期券の利用は記名御本人に限り、1日1回1杯、期間中はいつでもリアルエールをお飲みいただけます。
最大のリターンは何と「無期限」! お店がリアルエールを提供する限り、いつまでもお飲みいただけます。もちろん、「定期券」ご支援の方には、期間に関わらずグラスとミニブックの両方をお付けいたします。

そして、このプロジェクトに興味を持っても札幌のお店にまでは飲みに行くことが難しい方のために、またはここまで読んでいただいて「リアルエールとはなにか?」が「勉強になった!」という方がいらっしゃれば、「投げ銭」をご用意しております。プロジェクト終了後にお礼のメッセージを差し上げます。どうかお気軽にご支援ください!

●お気軽ご支援プラン
 ・投げ銭:500円
 ・1杯券:1,000円
 ・3杯券:3,000円

●リアルエール回数券プラン
 ・7杯券:5,000円(1年間有効)
 ・12杯券:10,000円(1年間有効)

●”リアル”グッズ付きリアルエール回数券プラン(10杯券・たっぷり2年間有効)
 ・グラス付き:12,000円 → [6.25追加]13,500円
 ・ミニブック付き:12,000円
 ・グラス+ミニブック付き:15,000円 → [6.25追加]16,500円

●リアルエール定期券プラン
※いずれもグラス+ミニブックが付きます(記名御本人のみ有効)
 ・3か月:20,000円
 ・半年:40,000円
 ・1年:80,000円
 ・無期限:150,000円


■資金の使い道・スケジュール

リアルエール提供のために、専用のビールサーバーである「ハンドポンプ」を導入します。また、そのための付属品、設置費用にも使用させていただきます。

※リアルエールは樽自体を冷やさなければなりませんが、そのための設備はあります。

プロジェクト終了後、導入工事と並行してリターンの品を発送開始予定です。
(リターンに含まれるリアルエール飲用権は提供開始以後となります)

<内訳>
・ハンドポンプ購入代金
・ハンドポンプ付属品
・ハンドポンプ設置費用
・リターン費用
・広告費・諸経費(手数料など)

※新型コロナウイルス感染症拡大の長期化が1年以上続いております。当店も今後の営業の見通しが大変厳しい状態です。目標額は実際の導入額よりも多めに設定させていただいております。余剰額は当店の運営資金に充てさせていただきます。


<スケジュール(予定)>
2021年7月:クラウドファンディング締め切り
2021年8月:導入工事・リターン返送
2021年8月:提供開始


■最後に ~ますます高まるビールサービングの重要性

広島の重富酒店が昭和のビールサーバー「スイングカラン」を復活させました。社長の重富寛さんは、ビールの注(つ)ぎ手としても有名な方となり、おいしいビールで広島を(日本を)元気にすべく奮闘していらっしゃいます。


重富さんとは直接交流もあり、折に触れてさまざまなお話をします。お話をしていて強く共感することが、ビールは「そのものの味がおいしければそれでいい」という段階から、「そのおいしい味をいかにおいしく提供するか」という段階に移っているということです。

重富さんのスイングカランで提供されるビールは「いつものビール」なのですが、注ぎ手の技術により味わいが全く違うように感じられます。ハンドポンプで提供されるリアルエールも「単に炭酸が弱いビール」かもしれませんが、実際に目の前で汲み出す注ぎ方を見れば、その味わいがいっそう増して感じられるはずです。アプローチは違いますが、重富さんと共通する「思い」はあると思っています。

(余談ですが、このファンディングに際して重富さんから教えていただいたネタ。「生ビール」のことを「ドラフトビール」とも言いますが、「ドラフト」は「引っ張り出す」という意味です。ハンドポンプは文字通り「ドラフトビール」ということになります!)

もしかしたら、札幌でも古くからクラフトビールを飲んでいる方の中には「いまさらリアルエール?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。しかし、このプロジェクトは単なる懐古趣味ではなく、目論みはその先にあります。それが「ビアバーでなければ出せないビールを出す」ということで、このプロジェクトの目的のひとつでもあります。

また、「リアルエール飲んでみたい!」という新しい世代にビールを提供するというのも、このプロジェクトの大きな目的です。私も長い間ビール業界に携わってきたせいか、自分の中の「常識」が「新しい!」と言われることが多くなってきました。また、大した齢でもないのに重鎮扱いされる面映い機会も増えてきました。それならば、「新しい世代」に新たな発見の機会を作り、ビールの素晴らしさを繋いでいきたいと考えています。

クラフトビールはまだまだ「ブーム」と呼ばれることが多いです。それを「文化」へと発展・定着させていくことが、私のような先達の世代の義務だと考えています。

昔からビールが好きな人からも、これからますますビールが好きになっていく人からも、同じようにご支援を受けていきたいです。どうぞよろしくお願いいたします!


店舗の詳細情報

【Beer+Malt Whisky Maltheads(モルトヘッズ)】
住所: 北海道 札幌市中央区南3条西8丁目7 大洋ビルB1 (〒060-0063)
営業時間: 18:00 ~ 24:00  【不定休】
アクセスなど詳細情報:https://maltheads.net/about


<募集方式について>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

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