ソウル公演が終わり、東京に帰ってきました。
飛行機の窓から朝鮮半島や青い海を眺めながら、安堵と達成感を味わっています。
皆様のおかげで、東京&ソウル公演を成功させることができました。
心より感謝申し上げます。
東京公演後、ソウル公演は2回のみの稽古でしたが、フォーメーションを組み直しました。
そして、みょんふぁさんのアイディアで、幸太郎さんは日本語、みょんふぁさんは韓国語で対話することにしました。
(字幕の量を半分に減らせるので、俳優の表情や二人のエネルギーを味わうことができます。)
幸太郎さんは韓国語を音でおぼえてました。
二人は、違う言葉同士とは思えない、息の合ったやり取りで物語を紡いでいました。
みょんふぁさんは、ソウル入りしてからも、知り合いの演出家や俳優に韓国語の発音のチェックをしてもらっていました。
予算の都合で、照明家を同行できず、日本の照明デザイナーの図面を携え、ソウルのスタッフに仕込みと操作を頼みました。
美術監督&照明スタッフのヨンミン氏が繊細な感性の持ち主で、明神ワールドを見事に表現してくださり、日本チームも大喜び。
日本と韓国のスタッフ&キャストが一丸となり、初日を迎えました。
3回の公演で、たくさんのお客様がいらしてくださいました。
韓国のお客様は、舞台で何が起こるのか、集中を切らすことなく楽しんでくださいました。
公演後はポストパフォーマンストークを行い、私と俳優陣がお客様の質問に応え、交流しました。
韓国は台本を買う文化がないのですが、多くの方が台本を買ってくださいました。
楽日は公演後、ワークショップを開催し、若い俳優さんらと花音のシーンを立ち上げました。
25団体が参加し、1ヶ月続いた二人芝居フェスティバルの閉幕式に参加した後、打ち上げがありました。
『花音』公演の評判は上々。
近い将来、韓国の様々な団体が『花音』を上演することになり、海を渡って観に行けますように。
前に進むと、次の扉が開きます。
いつでも飛び立てるよう、羽の手入れをしておくとします。
ソウル公演の様子や舞台写真は、稽古場日誌でご覧になれます。
http://pocarine.blog17.fc2.com/
皆様の元にも『花音』=心の中に咲く、様々な花の景色が届きますように。
ポかリン記憶舎 明神 慈