こんにちは!Bisyu'sです。
『温度を纏う。・・・プロジェクト』
今日は、純カシミヤ本来の優しい肌触りとは・・・について
お話しさせて頂きたいと思います。
これは、第6弾の『暖をつつむ・・・プロジェクト』の活動報告に記載した物ですが、
あらためて。
『温度を纏う。・・・プロジェクト』のスヌードとストールはもちろん
カシミヤ100%の原料を使用しています。
市場にはカシミヤ100%の物っていっぱいありますよね。
特にチェック柄の織物マフラーとかよく目にするかと思います。
では、代表されるチェック柄等の織物マフラーと、Bisyu'sの作品で使用している物とでは、何が一番違うのか?
厳密に言えば、原料品質の良し悪し、組織(織と編みに違い)等色々ありますが、撚糸回転数の違いと言う部分もかなり重要なポイントとなります。
撚糸とは、糸に撚り(より)をかけることです。
Bisyu'sが使用しているカシミヤ糸の撚糸の回転数は一般のチェック柄織物マフラーと比べ(有名ブランドのマフラーも同じ)約半分以下です。※正確なデータでは無いですが、一般的に。
みなさん誰もが一度はやった事があると思いますが、ティッシュでコヨリを作った時、いっぱいひねった方とひねりが弱い方、どちらが硬くなりますか?
当然ひねり=撚糸回転数が少ない方が柔らかいです。
ただ、そこで問題が出て来ます。
撚糸回転数が少ない場合は糸自体の強度が落ちます。
特に織物の場合は、織機の特性上、ピンと張って織らなくてはいけないので強度は必須です。
よって、肌触り感を良くする為、最終工程で素材表面を、アザミと言う表面がザラザラした木の実や、乾山の様な物で掻く、起毛加工をする事が多いです。
ではBisyu'sカシミヤは?
まず、原毛(原料)選別の時点で長い物を選別して使用しています。それにより、撚糸の回転数が少なくても程々の強度が保てます。
もうひとつ、編み地作成には、希少な旧式編機でゆっくり優しく編み上げています。
結果、起毛加工等、素材にダメージのある加工を施さなくても、柔らかくて優しい肌触りが完成します。
根本的に、一番の触り心地がよい状態は撚りが無い状態の原毛です。
写真にある原毛もとってもふわふわで柔らかいです。
なんせ、何も手を加える事無く、天然で撚糸回転数0ですし、もちろん最高の肌触りです。
でもそれではスヌードやマフラーには出来ないので、出来る限り撚りの少ない状態の糸にし、素材にする。
そうした考えから、『温度を纏う。・・・プロジェクト』スヌードとストールが生まれました。
プロジェクトも、たくさんの皆様よりご支援を頂き、本日時点で116%を達成させて頂きました。心より感謝申し上げます。
今回もなるべく早くお手元にお届けできるよう、生産準備も進めております。
引き続き、ご支援よろしくお願い申し上げます。
Bisyu's