ご挨拶
はじめまして。レンタルスペースMFS room、cafe&barみよしやを運営していますMFSオーナーの吉田原と申します。この度は当プロジェクトをご覧頂き誠にありがとうございます。
みなさんレンタルスペースを利用されたことはありますか?レンタルスペースは貸し倉庫ような場合でも用いられますが、当スペースは展示会やイベントなど多目的に様々な交流の場としてご利用いただき、2019年末まで毎日お客様で賑わっていいました。
現在はコロナウィルスの影響を受け利用者が激減したため経営は大変深刻な状態です。さらに昨年末からの緊急事態宣言が追い討ちをかけて存続の危機に立たされています。
そんな状況ではありますが、コロナ禍で社会の分断が広がる今だからこそ、
「もっとお客様に喜んでいただけるご利用方法があるはずだ!」「もっとたくさんの方に知っていただき、この場所を未来に残したい!」
そう強く思い、この度のクラウドファンディングに踏み切りました。MFS roomの存在が大切であり、決してなくしてはならない場所だと感じています。
どうか暖かいご支援の程よろしくお願いいたします!
MFSってどんなところ
「Express Yourself. 」(訳:自分を表現する)
お客様一人ひとりが自分らしさを表現できる空間をコンセプトにしたカフェギャラリーです。
レンタルスペース《MFSroom》とカフェバーの《みよしや》を運営しています。
レンタルスペースでは小規模で手軽に行えるよう設備を配し、使い方次第で展示会、撮影、ライブ、会議、習い事、一日カフェなど多目的に使用できます。
もともとは祖父母が1950年から酒屋を営んでいた建物です。20坪の細長い敷地で、うなぎの寝床のような雰囲気でした。
下鴨という歴史のある土地で半世紀以上も商いを営んできたこの場所を受け継ぎ、様々な人の表現ができるような場所にするために築70年を超える家屋を改装しました。
MFS room
住所:京都府京都市左京区下鴨梅ノ木町71-5
営業時間:9時〜23時
店内の様子
①カフェスペース
日中は多くの光が入ってきます
夜にはバー営業に切り替わります。※現在バーは休業中
②ギャラリースペース
テーブルはイベントごとに並べ替えます
当時のみよしや
オーナーの吉田原です
以前は靴職人をしていました。
幼い頃から工作が好きで両親ともに小学校の教員だったこともあり、家には図画工作ができる材料や用具であふれていました。キャプテン翼のように紙とハサミがお友達で毎日その場にある物で思いついた作品?をつくっていました。母いわく「あなたは左利きなのに誰に教わったでもなく、右利き用のハサミを自然に左手で使いこなしていたよ」とそれほどまでに工作に没頭していたのでしょう。
学生時代はシャイで引っ込み思案な性格であった私を両親は地域コミュニティ施設に通わせたいたことを思い出します。そんな地元のコミュニティ施設では地域の大人、子供たちと夏にはキャンプしたり、学校の勉強でわからないことを教えてもらったり、時には社会問題を勉強したりとシャイな性格が治ったかどうかは別にしてそこで出会い、体験したことは僕の宝物になりました。
高校3年生になり進路に悩んでいましたが、好きなことやってみようと大学に進学せず、専門学校でオーストリア人のオーソペディシューマッハーマイスターのもとヨーロッパ仕込みの靴作りの技術とデザインセンスの基礎を学びました。
専門学校を卒業後、関東の義肢装具製作会社で整形外科靴を作り、転職し大阪で靴作り教室のインストラクターとして勤務していた頃に若手靴作家と共同で神戸に工房を立ち上げました。そこではオーダーメイドの革靴を作り、展示会などで販売していました。
数年が経ち、制作を通して様々な職業の方たちと出会う中で飲食業や宿泊業のお知り合いから誘われ、新店舗の立ち上げスタッフとして働き内装やお店のロゴをデザインしたりと興味のあることを好き勝手に活動していました。
30歳すぎた頃に京都の母の実家(私のおじいちゃん家)が当時誰も住んでおらず空き家になっていること知りました。そこはおじいちゃんが元々酒屋を営みながらおばあちゃんと暮らしていた店舗兼住宅でした。
昔から通い慣れた場所でしたが改めて空き家の中をみて、自分の経験がこの建物で活かせるんじゃないかと考えが浮かび、MFS roomを作るきっかけになっています。
まずは作家として作品を生み出す苦労や喜び、若手がゆえに経済的に困窮しながらの展示会場を探した経験から制作者、作家サイドの苦労や手間を少しでも軽減し、手助けできるような発表の場所があればと思い、また飲食業や宿泊業の立ち上げや接客で知った場を提供するという素晴らしさや地元で体験した交流することのワクワクする経験からより広く様々な方に利用できる場があったらいいな思い大改装に踏み切りました。
一昨年結婚し、今年第一子が産まれました。
MFSの現状、将来
2015年のレンタルスペーススタートから徐々に利用者が増え、2020年末にはほぼ毎日ご予約がある状態でした。
飲食店のみよしやは夕方から深夜にかけてオーナーがカウンターに立って営業していました。
コロナ禍による影響
2020年2月からキャンセルが相次ぎ、ご利用件数は前年比が毎月10%と激減しています。飲食店も時短営業要請にともなって昼間のランチ営業に切り替えたものの客足は少ない状態です。
同年5月以降レンタルスペースと飲食店を合わせた毎月の売上は光熱費などのランニングコストの支払いに消え、このままではランニングコストすら支払えない可能性があり、閉店の危機に面しながらも補助金、協力金のお陰でなんとか耐えて営業しています。
今までのイベントの様子
料理教室、会議、個展、音楽LIVEなど様々なイベントを実施
今後のレンタルスペースとしての役割
レンタルスペースを運営するにあたり向き合っていかなければならない課題です。
2021年、2022年と徐々にコロナの状況がよくなることを願いたいが、人々の意識は変わり以前のような大人数が集まるイベントの需要は少なくなるかもしれません。運営側もご利用目的によっては制限をかけざるを得ないでしょう。
2020年からはWEBを中心としたご利用が目立ちます。
ZOOMを活用したWEB面接・試験・会議やオンラインセミナー・勉強会、youtuber、動画配信ライブなどです。雑誌のインタビュー、コスプレ撮影などのご利用もみられ主に1~3名様のご利用が目立っています。
今後もそのような目的の方々に快適にご利用いただけるように努力していくとともに作家・アーティスト作品の展示スペースとして、また新たに飲食業界にチャレンジいたい方に向けてキッチンスペースの貸し出し、独立、開業を目指す方に向けたシェアオフィスの運営も行っていきたいと思っています。
オーナーの想い
コロナ禍で個人向けのサービスが盛り上がりをみせています。
しかしMFS room は各スペースにその時々の様々な職種、趣向、年齢のご利用者様がいて、ご利用者様同士普段の生活で出会わないであろう方々とあえて交わるようにシステムやスペースをレイアウトしています。
自分に近い趣味趣向のグループで集まることはインターネットで検索するかのように自ら情報を選別できますがどうしても似通った情報を選びがちになります。
普段の生活で出会わないであろう方々とあえて交わることは何気なくテレビをみているかのように興味の範囲外の情報を得ることもあります。その情報を刺激にして連想をし、さまざまな感情や欲求が湧いてきて、思考を前に進めることができ新しいアイデアにつながっていくでしょう。
たまにはそんな空間に身をおいていただき、少しでも交流が生まれたら幸いです。
・毎日のようにご利用があり、人、モノ、コトの出会いをつくり、新しいモノやコトが生まれ、それらが発信されることで新しい魅力が生み出される空間でありたい
・地域の住人の方々に存在を認識・必要とされ.心が充電できるような落ち着く空間でありたい
・仕事・活動、仲間とのコミュニケーションに、お客様の素敵な生活にお役立つ空間でありたい
資金の使い道
シェアオフィス設置費(テーブル3台、会議用スクリーン、下駄箱、マット):約8万円
CAMPFIRE掲載手数料・決済手数料:約1万円
リターンの制作費・送料:約1万円
リターンについて
・MFS roomオリジナルトートバッグ
その他のリターンは随時追加します。
実施スケジュール
2021年8月末 クラウドファンディング終了
9月上旬 シェアオフィス設置
9月下旬 リターン発送
最後に
ウィズコロナ、アフターコロナにレンタルスペース、シェアリングエコノミーがどうあるべきなのか問われています。今までの概念が激しく変わる時代にこのスペースが必要か否か、もし必要と感じていただけるようでしたら、少しでもご支援いただけるとありがたいです。
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
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