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50年の歴史を持つ縫製工場の挑戦!オール岡山製のデニム浴衣を愉しんで欲しい!

美しいもの作りの郷・美作国(岡山県)の縫製工場でmade in OKAYAMAの浴衣・作務衣・甚平・羽織等々が作られている。海外製の着物ではない、これこそが岡山製、日本製と言える自信のある岡山県産デニムの浴衣達が完成しました!コロナに負けず頑張る地方の縫製工場の意地、想いを御覧下さい。

現在の支援総額

1,408,080

469%

目標金額は300,000円

支援者数

80

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2021/08/12に募集を開始し、 80人の支援により 1,408,080円の資金を集め、 2021/09/30に募集を終了しました

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50年の歴史を持つ縫製工場の挑戦!オール岡山製のデニム浴衣を愉しんで欲しい!

現在の支援総額

1,408,080

469%達成

終了

目標金額300,000

支援者数80

このプロジェクトは、2021/08/12に募集を開始し、 80人の支援により 1,408,080円の資金を集め、 2021/09/30に募集を終了しました

美しいもの作りの郷・美作国(岡山県)の縫製工場でmade in OKAYAMAの浴衣・作務衣・甚平・羽織等々が作られている。海外製の着物ではない、これこそが岡山製、日本製と言える自信のある岡山県産デニムの浴衣達が完成しました!コロナに負けず頑張る地方の縫製工場の意地、想いを御覧下さい。

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いつも沢山のご支援と温かいご声援を頂き有り難う御座います。

達成率322%!
お気に入り登録137名!
お気に入り初めましての皆様!!!(有)縫夢ingのページにようこそ!
昨日は公開から今日までで2番目に多くの方に訪問頂きました。
沢山あるクラウドファンディングの中から見ていただき有難う御座います。
ネクストゴールまでもう一歩。ご支援宜しくお願い致します!! 


明日は…UPしても明日に公開が出来るかどうかは不明ですが、
あと2週間ですので、今更と言う時でもあるのですが、
ちょっとだけ縫製工場だからできる対応力をお見せ出来たらと思っています。
後日こちらでもご報告致します!!乞うご期待!!


先日の内緒話からの続きになるのですが、
縫製と言えど、沢山の工程があるのをお見せしたいなと思います。
先日のお話した図面が出来上がりましたら、
今度は検品・検反⇒延反⇒カットライン描き⇒裁断と工程は続いていくのですが、
まだ縫製には至りません。遠いですね。
ちなみに、
検品・検反は汚れや染不良や織り不良と言ったものを調べる工程。
延反は必要な長さに平たく伸ばしていく工程。
カットライン描きは図面の内容を生地へ寸分狂わずカットラインを描く工程。
裁断は必要な形にカットしていく工程です。
生地の検品・検反は場合によっては解反といって、畳んだり巻いてあったりする生地を全てほどいてしまってする場合も有り、昔からの40cm巾でしたらまだなんとかなる物の、150cm巾のものはなるべく解反をしないような方法を取って検品・検反をしていきます。
延反をしながら検反をしていくことが多いです。
綺麗な生地、綺麗な染ばかりではありません。
中には織っている糸の中に他のゴミがからまっていたり、織りにムラがあったり、なぜか大きな数字や文字が書かれていたり、染の不良も含め不良とされるところを除いていく工程がまた大変なんです。
いらない部分で切って、そのまま繋げれるかと言うとそうはいきません。
身頃や袖や襟のど真ん中につなぎがある浴衣は多分見たことがないと思います。
浴衣や着物はパーツが長く、下手に切ってしまったら作れなくなる反物になってしまいます。
必要に応じて、できる事なら捨てないように悪い部分を隠れる場所へ持って行けないかとか、生地の反対から取ったら?とか、どうしてもとなると右の下側になる目立たない所へとか、試行錯誤しながら延反は行います。
これに柄指定でも言われたらそれはもう至難の業。
腕の見せ所です。(2・3人で 頭抱えて頭くっつけて悩んでいる姿はよく見る光景ですけどね)
綺麗な原反に出会うだけで儲けたなぁと思えるんですよ。

図面から書き写したカットラインを切っていくのが写真の裁断機になります。
物によっては60枚ぐらい切れます。人の指なんて…過去には事故もありました。
危険な仕事ですが、弊社は全て女性が担当してくれています。
それをよくびっくりされるんです。別に男じゃないとできない事ではないのですが、珍しいみたいですね。
手前のKM裁断機はスピードが二段でかえれますので、ポリエステル系の物を切る時摩擦熱で溶けるのを和らげます。その上波刃ですのでより溶着を防ぐことができます。
奥のKM裁断機は、ストレート刃で普段よく使う機種です。
もう一つ大きい物もありますが、より厚地だったり、重ねる枚数が多い時に使います。

ここで裏話。
このKMという裁断機メーカーは2008年倒産してしまいました。
そう。海外へ縫製の仕事が移行した縫製工場うちわで言われる「空白の10年」の時期。
仕事が無くなった2004年頃からの10年をいいますが、やはりこのメーカーもこの波にのまれてしまうのです。
裁断機の刃は消耗品です。倒産を聞いて注文するも本当になくて、箱がつぶれた物なら見つけたけどどうされます?って商品を買ったこともあります。
このころからミシンのアタッチメントメーカーの撤退、不織布芯のラインナップの整理、糸屋さんの撤退・倒産等々、縫製業界の肩幅が狭くなってきた時代ですね。そのうち有名ミシンメーカーも国産を辞めました。
本当に縫製しにくい世の中になってきたと感じた頃でした。
道具がないとできない事はない。でも大量生産ができなくなり縫製単価が上がってしまい、太刀打ちが出来なくなってしまいます。。。
そんな時その事業を継ぐメーカーが現れてくれました。
今修理を含めた部品の安定供給がされてます。一安心したのを覚えています。

あ、ハサミの砥士も身近にいないんですよ。
使い捨ての波はこんな所にも影響があるんですよね。
なので私がいつもお願いしていた刃物屋さんが辞められると聞いて、
弊社の仕事ができなくなるから教えてほしいと砥士に懇願。
アポイントをとっていてもおられない。次は必ずと言ってもらっててもその日はおられない。
1ケ月通いましたが、なかなか教えて頂けませんでした。
やっと教わった時間は10分。やっと聞き出した要領をメモし、実践もなく帰りました。
ハサミを1丁駄目にしましたがその教えで練習して、今は自分で砥いでます。
きっとまだまだ適当ではあるのでしょうが、問題なく今の所仕事に支障は出ていません。
ちょっと面白がって、子供の安いハサミや彫刻刀、包丁、鎌、ミシン自動糸切の刃等々も砥いだりしてますが案外切れるようになるんですよね。

何にしても。
薄皮一枚で首が繋がっている感じがするのは、この業界の皆さん誰もが思っているようです。
技術はあっても道具がない。って日が来ない事を祈ります。


残り16日!愉しんで頑張ります!!
シェアのご協力とご支持・ご声援を宜しくお願い致します。

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