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本日は、弊社ではあるあるな話です。
写真を見て頂いても何の事やらですよね。
左側は縫製依頼のラフデザイン(フリーハンドで原画に私がよせて書いた物)
下はそこから起こした商品デザイン案です。
ラフデザイン。
フリーハンドで書かれたもの。はよくあります。
全く問題ありません。和装は基本的に特別変わった形はありませんので。
ただ、寸法や指図で困る事は多々あります。
じつは、取り上げたこの商品は、実際何をどう作ればいいか全くわからず、
聞いてみると、「だいたいこんな感じ」「普通寸法で」と言われたものです。
下を見て頂けたらわかりますが、このくらいの箇所の数字がわからないと仕立てる事は難しいです。
でもよくある話なんです。
これって、実は和装の中のあるあるで仕方ない所でもあるんです。
仕立て屋さんや、和裁士のかたには、お師匠さんや、代々継がれてきた仕立て方があったりします。
その仕立を守るがゆえに、普通とかいつものようにと言う言葉が使われているように思います。
ただ、私は何社もの仕事をさせて頂いているだけに、
この「普通」とかがありません。なぜなら仕様も寸法もバラバラだからです。
取引先の数だけ仕立て方や寸法があると言って過言ではありません。
浴衣一つとっても、関西仕立てと関東仕立てがあるのをご存知でしょうか?
後身を広くとって脇縫いのラインが前にくるようにして、体のラインを綺麗に見せるのが今は主流ですが関東仕立てになります。
関西仕立ては後身を狭くして脇縫いのラインを横にもってくるようにするそうです。
まして、手縫いの仕方は沢山ありどの仕立てでしていくかを聞いて決定していきます。
それを考えただけでも「普通」はないと知って頂けるのではないでしょうか。
ちなみに。
今回の併用浴衣は基本的に「折りくけ」という手縫い技術を多用していますが、
セルビッチを魅せる為に、耳の部分はこの耳が見えるよう「耳くけ」で対応いています。
商品が違うだけでも縫製方法を変えますので、「いつもとおり」は存在しません。
話をもとに戻します。
「ちょっと」「少し」「すっと」という指図を頂くことがありますが、
もう感覚の世界ですので、対応ができないと言うと「大丈夫ですからしてみて下さい」と言われて大丈夫だった試しがないです。
この感覚で話をされる場合、今まで長いお付き合いになった会社がほぼないです。
この感覚は、お師匠さんに鍛えられたところであり、数字にはできない所のように思います。
ですので、私達がついていけれず、誓約ができない事が多くなるのは仕方がないのかなと。
つまり、和装の縫製は、「確立されているようで確立されていない」と思ってます。
とても曖昧でファジーな所が大きく、その微妙な部分は師匠譲り。のようです。
逆に言えば、師匠からの技術を相伝している伝統技術に他ならないんですよね。
それぞれのお師匠さんにそれぞれの縫製方法があるのですから。
誰でも縫えると私に言った方にこそ聞いてもらいたいお話です。
弊社(有)縫夢ingは、
和装に関しては、よほどの高級な物以外でしたら大抵ラフデザインからもお仕立てが出来てます。(絶対ではありません。ご勘弁下さいという事もあります。)
ただ、しつこいぐらいお聞きすることを許していただける方限定で。
たまに逆に怒られることもあるので。気長にお願い致します(笑)
残り7日!…実質6日になりますね。
私もより愉しんでまいります!!
30日までシェアのご協力とご支持・ご声援を宜しくお願い致します。