はじめに・ご挨拶
私は昭和62年に独立し、初窯そして平成9年には窯の形を変え新しい窯として2回目の初窯出しを行いました。平成17年に山桜だけによる焼成、平成18年に杉の木だけによる焼成に成功しました。備前焼伝統工芸士会会長を令和元年~令和3年6月まで務め、ボランティア活動として昭和63年から小学校を中心に多くの青少年、海外の留学生に陶芸体験を実施しています。
昨年10月の窯焚きで窯の破損による棚の崩れで壊滅状態になりました。今回窯を少し小さくして3回目の初窯を行いたいという思いでクラウドファンディングをお願いし皆様方のご支援を賜りたくどうぞよろしくお願い申し上げます。
※ご支援、好評につき、長方皿2枚組を追加募集致します。お申込みいただきましてありがとうございます。感謝です!
備前焼の不思議!?
昔から水が長持ちする為貯蔵用に使われています。花入れの水が長持ちします。
無釉のため浸透性があり水がくさりにくいと言われています。
ビールの泡が細かくクリーム状になり美味しくなります。
酒がまろやかになり徳利等に入れておくと二級酒が一級酒になると言われています。
備前焼は松割木を用い長期間焼成することで松の灰、炎の流れにより窯の中の置いた場所で異なる様々な模様が出来ます。それが備前焼の景色となって現れます。備前焼は釉薬を使わず自然の焼け色が特徴です。 同じ焼け色はなく唯一無二の作品になります。
30数年間焼成方法を研究し色々な焼き方に挑戦をしました。毎回計算できない焼け色になり思いがけない作品も誕生します。自分の想像を超える焼け色になることもあります。
窯出しの度にいつもどきどき期待と不安を感じながらの30年です。
このプロジェクトで実現したいこと
崩落した窯を修復し、新しい窯で製作活動を再開したと考えています。
初窯の作品は、作家の一生のうちで数多く作られることがない記念の品であり、とくに「左馬(ひだりうま)の茶碗」は、これで御飯を食べると、中風にならないと云われ、縁起の良い物とされています。
修復のための資金を支援していただいた皆様には感謝の気持ちとして、初窯の作品、また、左馬の字を入れた茶碗をお届けいたします。
(只今製作中!)
プロジェクトをやろうと思った理由
コロナ禍で展示販売会や陶芸体験教室などが中止になり、追い打ちをかけるように長年使ってきた窯が崩落してしまいました。翌年の販売のために焼成した作品の大半が壊れてしまい、窯を廃して陶芸をやめてしまおうかとも考えていました。
そこで、窯の修復費用を調達する方法としてクラウドファンディングという手法があることを教えてもらい、初めてのチャレンジと、新たな作陶家として再出発を期してこのプロジェクトを始めました。
これまでの活動
|
■天地窯について
備前焼天地窯では、登り窯にて焼成しています。
昭和63年から平成8年までは、3っの部屋があり、最初の部屋(運道:うど)と次の部屋1番そして最後の部屋( 煙道:けど)「運道は2列半、1番も2列半、煙道は1列半」それぞれの部屋に作品を約3000点を窯詰めし 運道を10日前後、松割木で焼成し、終えると、焚き口を閉めて、次の1番を焼成、約20~30時間。
そして、同じく焚き口を閉めて、煙道を、7~8時間焼成しすべてを終えます。
最初の窯は、作品の数も多く、自分の思ったように焼成する事が出来ない為、窯を壊し、平成9年に、同じく登り窯で、運道(2列半)と1番(1列半)だけの小さ目の窯にしました。そして現在に到っています。
作品は 菅形基道・純子 そして弟子等、複数で作製した作品は 天地窯印 として天然。
■ボランティア
現在までにボランティア活動として小学校を中心に多くの青少年、海外の留学生に陶芸体験を実施、視覚障がい者の方たちに陶芸体験指導、視覚障がい者、聴覚障がい者の方たちに同時に陶芸体験指導
1987年~2021年までに体験焼成4000人以上
資金の使い道
集めた支援金は、崩落した窯の修理代、初窯で使用する薪代、窯で使用する棚板他道具、リターン品の包装資材、発送費、CAMPFIRE手数料、子供たちの陶芸体験焼成に使用させていただきます。
リターンについて
すべてのリターン品に「左馬」の作品を提供致します!!
金額に応じた数量の茶わん、ぐい呑み、湯呑等を提供致します。
尚、リターン作品の価格は送料込みの値段です(日本国内)
【1万円の方にこの中から3点を福袋とさせて頂きます】
【2万円】
【3万円】
【5万円】
【7万円】
【10万円】
尚登り窯にて松割木を用い約2週間窯を焚き続け、その松の灰や炎等により自然に様々な焼け色になりますのでリターン作品はイメージです。焼け色は異なりますが最高の作品をご用意させていただきます。
実施スケジュール
2021年7月 クラウドファンディング開始
窯修復工事
2021年10月 窯の空焚き
2021年11月 窯入れ、本焼き
2021年12月 完成、発送
最後に
窯の中で棚が崩れ、作品のほとんどが下に転がった様子を見た時には絶望のあまり、しばらくは何も手がつかず、もう陶芸をやめようかと悲嘆に暮れていました。
そんなときに、知人やお取引先の方々から暖かい支援の声をいただき、クラウドファンディングという方法で窯の修理資金を調達できるということを知りました。
パソコンの知識もない私がこんなことできるか不安でしたが、一縷の望み、光明が見えた気がして、藁にも縋る思いで応募してみました。
初窯の作品はとても珍しいものであり、縁起物でもあります。ご支援いただいた皆様に初窯の作品をお手に取っていただけたらこんなに幸せなことはありません。
■ 特定商取引法に関する記載
●販売事業者名:備前焼天地窯 菅形基道
● 事業者の所在地:〒701-2214 岡山県赤磐市東軽部2044-2
● 事業者の電話番号:086-957-2386
●送料:送料込み(日本国内)
●対価以外に必要な費用:プロジェクトページ、リターンに記載のとおり。
●ソフトウェアに係る取引である場合のソフトウェアの動作環境:該当なし
コメント
もっと見る