はじめに・ご挨拶
こんにちは。みなさまこのたびは私たちのプロジェクトページにお越しいただきありがとうございます。私たちは広島の大学生で構成された国際協力NGO FEST-HIROSHIMAです。
FEST-HIROSHIMAとは?
FEST-HIROSHIMA は広島市立大学の学生で構成されている国際協力団体です。2012年に設立され、現在では設立9年目を迎えます。団体資金の獲得から、支援地が抱える問題解決に向けたプロジェクトの運用まで全て学生だけで行っています。
私たちは「世界から向こう見ずな支援をなくす」という理念のもと活動してきました。支援地の住民が主体となって生活水準の向上を目指していけるよう最良の支援を探求、実行、啓発していくことが私たちの使命であると考えています。
私たちのこれまでの活動
FEST-HIROSHIMAの支援事業部・SB班は、フィリピンのセブ島にある“Sitio Bakilid”というスラムへの支援活動を行ってきました。Bakilidという名前の由来ですが、「崖の下」という意味があり、このスラムの立地の特徴を表しています。Sitioというのは、村の単位を表すようなものです。
私たちの支援するSitio Bakilidは約50世帯の人々が暮らしています。子供が多いスラムで、渡航に行った際はいつも子供たちに囲まれながら活動しています。みな人当たりがよく、フレンドリーなため、私たちとのプロジェクトに快く協力してくれます。この地域で話されているのはビサヤ語ですが、一部の住民は英語を話すことができ、互いに拙いながらも英語でのコミュニケーションをとっています。
※Bakilidを崖の上から見た様子
2014年3月に現地に初めて入り、2015年9月に支援地に決定してから現在まで、およそ6年間の支援を続けることができています。
2年前から「防火プロジェクト」を発足。スラムでは木造のバラック様の住宅群が立ち並んでおり火災が頻発している一方、充分な防火設備が整っていません。そこで、我々はBakilidの防火設備を整えるためこちらのクラウドファンディングで資金を募り、現地に11台の消火器を設置致しました。しかし現段階では消火器を設置したに過ぎず、現地の防火体制を強化するためには現地政府との連携や防火に対する啓蒙活動など、更なるプロジェクトの進展が求められます。
※Bakilidの隣の村で火災が起きた際の様子
※消火器を住民に手渡した際の写真
私たちの組織体制やこれまでの活動は団体HPにて紹介しております!
https://fest-hiroshima.wixsite.com/-ngo
コロナ禍の大学生活
新型コロナウイルスによって皆さんの生活も一変したことと思います。私たち大学生も例外ではありません。昨年度一年間は多くの講義においてオンラインで授業が実施され、私たちの活動も対面でできた日は数えるほどしかありません。
活動が制限される中で
例年であれば年に2回現地へ渡航しプロジェクトを進めていました。しかし海外への渡航が制限されている今、プロジェクトの継続どころか、2年間現地へ赴くこともままならない状況にあります。
現地にも行けず、「メンバーと会うことすらできない」というイレギュラーな状況下で、私たちが今後どのような活動を継続していくべきなのか非常に頭を悩ませました。
国際協力団体の多くは現地支部があり、活動が制限されながらも現地の状況を把握して支援を継続することができます。しかし学生のみで構成されている私たちの団体には現地の支部がありません。言語の壁や、現地の通信環境もあまりよくないこともあり、現地のニーズを調査するにも難しさを抱えていました。
※大学からフィリピンにいる住民とビデオ通話をする様子
コロナ禍でも国際協力を続けるために
今まで様々なイベント活動を通して団体資金を獲得していましたが、コロナでその全てが中止となりました。
それに加え私たちは現地の支部もなく、日本から遠隔支援を行ったこともないため、もう日本国内でできるボランティア活動などをするしかないのかと考えたこともありました。
しかし、現地住民から届いた一つのメッセージが私たちを突き動かしました。
「Bakilidは食料が足りていない。FESTに支援してほしい。」
何とか彼らを支援したいと思いながらも遠隔支援の経験がないため、住民の元に本当に輸送して届くのか、リーダー住民が村に分配してくれるのかを確かめるため、昨年12月にはメンバーの自費でBakilidにクリスマスプレゼントを送りました。
支援ルートが確立したことから、未だコロナの影響を大きく受ける現地に食料支援をしたい!そう思い今回のプロジェクトを立ち上げることにしました。
このプロジェクトを通して
私たちが届けられる食料は少ないかもしれませんが、少しでも現地の苦境緩和に繋げたいと考えています。そして現地住民との関係を継続し、「防火プロジェクト」の更なる発展に繋げたいと思います。
またこのプロジェクトが成功すれば、「コロナ禍でも私たちにできる支援がある」というメッセージを活動を制限されている多くの学生国際協力団体に届け、国際協力の可能性や希望を与えられるのではないかと思います。
資金の使い道
【内訳】
30世帯に各種5個ずつ提供します。
・パックご飯 3セット(1セット3パック入り)×30世帯 19,170円
・イワシ缶 (いわし蒲焼) 5個×30世帯 15,750円
・鯖缶 5個×30世帯 14,250円
・カップヌードル (シーフードヌードル)5個×30世帯 14,250円
・カップヌードル 5個×30世帯 14,250円
計77,670円(計:ご飯、イワシ、さば、ヌードル2種類)
+CAMPFIRE 手数料、リターン制作費
(輸送費は団体資金から支出します。)
リターンについて
リターンには、オリジナルのクリアファイルやタンブラーなどのグッズをお送りさせていただきます。グッズに描かれているイラストは、2019年の渡航の際に現地の子供たちが描いてくれた絵を用いております。
また、ご支援いただいた方には感謝の気持ちを込めた手書きメッセージをデータ化し、メールに添付してお送りさせて頂きます。プロジェクトが終了した際には、現地の住民の写真・動画と併せて活動報告もさせていただきます。
※子供たちが書いたイラスト
実施スケジュール
2021.7下旬 プロジェクト公開 支援募集
2021.7下旬旬~2021.8中旬 プロジェクトページの更新
2021.8中旬 募集終了
2021.8中旬~2021.9下旬 食料を購入し支援地の住民に送る(到着までおよそ1か月かかることを想定しています)
2021.8~2021.9 リターン準備
2021.9下旬 リターン送付開始
物資が届き、各住民に行き渡り次第、現地の代表者から報告の連絡をいただく予定です。無事届いたことが確認でき次第、こちらのプロジェクトページにて、現地の様子がわかる写真とともにご報告させていただくつもりですので、ぜひ最後まで見届けていただけますと幸いです。
最後に
私たちは学生のみで支援活動を行うNGO団体であり、支援できることに限界があることは十分理解しております。しかし厳しいロックダウンが続き、自身の生活で精一杯な中、未熟な私たちでも必要としてくれている人がいること、これが私たちの原動力となり、微力ながらも日々オンラインでの活動を通して私たちにできることは何か、議論を繰り返しています。今後も試行錯誤を重ねより良い学生団体になるよう尽力していきたいと思っています。皆さんの心からの助けが、現地住民の生活の支えの一部となり、私たちの活動のさらなる飛躍へと繋がることを確信しています。皆様の支援を心よりお待ちしております。
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
最新の活動報告
もっと見る<第一弾が現地に届きました!>
2021/11/25 20:21第一弾の支援物資が現地に届きました!第一弾では、カップヌードル180個を輸送しました!現地の協力者・アーチーが住民にカップヌードルを配ってくれている様子です(⌒∇⌒)この他にもたくさんの写真が届きました!第二弾の物資も現地に届き次第報告致します。 もっと見る
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