2012/10/27 15:30
『カラスの涙』の撮影風景です。

〈マルチプレーン撮影台〉
写真では構造がわかりにくいのですが、全部で10枚のガラスを積層しています。それぞれのガラスに、カラスや木や霧を置いて、上からカメラで撮影します。ガラスとガラスの隙間が狭いので、切り抜いたカラスを透明のフィルムに張り付けて差し込みます。

マルチプレーン撮影台は、主に画面に奥行きを出したい時に使われます。パソコンが普及した今では、使われることが少なくなりました。しかしこの撮影方法は、映像に独特の空気感を持たせることができます。