こんにちは。今日は新田先生のインターネットラジオ"ジュエリー法務のインクルージョン"(Anchor。私はSpotifyで聴いています)にご招待されて、お話しさせていただきました。あの選ばれし者しかゲスト出演できないラジオに私が!!(すみません興奮しています)今やっているキャンプファイヤーでの活動や、コーラル、パールを題材にしたお話をしています。風邪が治らなくて酷い鼻声なのですが、ぜひぜひ!皆様聴いてください。それぞれの分野のゲストの方が出演していたり、ジュエリーに関する深い話題だったり、ジュエリーを題材にした物語の朗読があったりと、とっても楽しいラジオです。
珊瑚は高級品です。珊瑚を使ったジュエリーもまた、地金をふんだんに使った高級品です。そしてマダム向きのデザインが多く、若い世代が普段使いできるようなものはほとんどありません。私はこの状況を何とか打開したいのです。珊瑚とは限りある資源なのでどうしても高級で、品位の高い地金と合わせてあげたいのですがデザインを工夫して若い人たちもカジュアルに着けられるようなジュエリーの開発をしたいのです。K9やK10に品位を落として価格を落とすのではなく、K14(WG)やK18にこだわりたいのは、資産の意味も含めたジュエリーとしても持って欲しいからです。後世にも継いでいけますしね。おしゃれで可愛い(できれば値段も可愛い)コーラルジュエリーを作れたら良いなと思います。そのために皆様応援宜しくお願いいたします。
古来より珊瑚はお守りとして扱われてきました。「海の植物が空気に触れて宝石となった」と考えられており、悪魔、邪眼除けのお守りとされてきました。(366日誕生石の本 より)それからやはり有名なのは、子供の魔除けとしてのお守り、出産(産後)のお守り。火事のお守りともされています。チベット民族の間では、生命の滾りを感じる珊瑚を、空の精霊の魂を宿していると考えられたターコイズと組み合わせていますしネイティブ・アメリカンの間ではターコイズは天上に住む神々の力が地上の石に宿ったと考えられ、血の滾りをイメージする珊瑚と合わせて使われました。(ジェムストーン 天然石がわかる本 より)全く接点のない国で、それぞれ似通った意味でお守りとして使われているのが不思議ですね。
前回の活動報告であれだけ自作のネックレスの愛を語っていたのに、画像を載せるのを忘れていましたよ。…たまにはそんな事もありますよね?さて珊瑚といえば、海の植物のイメージが強くないでしょうか?私は宝石学で珊瑚を習うまで植物だと思っていました。そして大して興味もありませんでした。地中海で珊瑚が発見された当時「海中の国に茂っていた木が陸に打ち上げられ、石に変じた」との記録が残っているそうです(「ジェムストーン 天然石がわかる本」より)実際は腔腸動物(こうちょうどうぶつ)の骨格です。腔腸動物って何? →水族館でもお馴染みのクラゲやイソギンチャク。その仲間にサンゴもいます。珊瑚のトップに君臨する血赤珊瑚は、江戸時代に高知県で発見されたそうです。きっと高知県の誇りでしょう。珊瑚の魅力をを知った今、そんな素晴らしい宝物を、私はこの東京で販売してみたいのです。
皆さんは珊瑚についてどのようなイメージをお持ちでしょうか?私は、「マダムが身に着けるアイテム」だと思っていました。なので特に興味を持ったことはありませんでした。ところがある年のクリスマス前に、高知県産血赤珊瑚とメダイ(風)のネックレスのデザインが突然頭に浮かんだのです。枝珊瑚とメダイの組み合わせは絶対に可愛いと思いました。早速枝珊瑚を探したのですが、売り切ればかりでその年のクリスマスには間に合いませんでした。翌年も売り切れで、二度目にようやく仕入れをすることができました。その時点でも半分以上売り切れており、人気があるのだと思いました。そうして苦労して手にした珊瑚で作ったネックレスが、リターンのものです。私の愛着がたくさん詰まっています。自分用にも一本作ってしまったくらいです。笑無事クリスマスにリリースできたのですが、まだ手元にありますのでよかったらチェックしてみてください。鮮やかな赤とゴールド色(ゴールドフィルドという素材です)はよく合いますよ。