はじめに
ご挨拶
はじめまして。
株式会社ネクストエージ取締役社長の一柳と申します。
私は現役大学生でありながら、SDGs専門のコンサルティング会社にて、社長を務めさせていただいております。
私たちはクライアント様のSDGsの取り組みをお手伝いするだけでなく、自社でもSDGsブランドENA(読み:イーナ Ethical New Actionの略)を展開しております。
今回、幼児へのSDGs教育の普及のために、全国の保育園の子どもたちが楽しみながらSDGsについて学べる、SDGs教材としての紙芝居「ENA kamishibai(イーナ カミシバイ)」を作成します。
企画に至った経緯
まず、私がSDGsに取り組むことになったきっかけを、少しだけお話させてください。
大学2年生の頃、私は、憧れであった飲食店でのアルバイトを初めました。
しかし、衝撃を受けました。大量に食料を捨てる現実。
「食べ物を捨てる国がある一方で、今日の食べ物が手に入らず困っている人もいる。私に何かできることはないか」
インターネットでフードロスという問題についてたくさん調べていくうちに、私は一つの言葉に出会いました。
それが、「SDGs」です。
私のやりたかったことはこれだ。直観的に、そう感じました。
様々なご縁に恵まれながら、ビジネス界におけるSDGsの前進が必要であると考え、株式会社ネクストエージにて社長を務めることを決意しました。
あの時、アルバイト先で飲食店を選んでいなかったら。SDGsという言葉さえ聞くこともなかったでしょう。
私がSDGsに取り組んでいることは、きっかけありきの、ただの偶然なのです。
未来を持続可能な社会にするためには、次世代の子どもたちが、「SDGs」という言葉や概念と出会う回数を圧倒的に増やさなければなりません。
未来を担う子供たち一人ひとりが、SDGsの意識を持ち、社会を変えるアクションを取れば、必ず未来は明るくなります。
全ての子どもたちが通う保育園や学校で、SDGsのきっかけを創る機会があれば、子どもたちは必然的にSDGsという概念の基礎体験に出会うことになります。
このような考えから、日本中の子どもたちが過ごすあらゆる場所で使ってもらえるような、SDGs教材を作りたいと考えました。
そして、多くの人材が世界中を良くしていってほしいとの願いが込められています。
「ENA kamishibai」が目指すもの
1.絵本ではなく、あえての「紙芝居」。一人でも多くの人にSDGsを伝えるために。
子どもたちにSDGsを伝える手段として、絵本が出始めていますが、私たちはA3サイズの紙芝居を選択しました。
なぜなら、利用者の入手コストを徹底的になくすことで、あらゆる人にSDGsを伝えることができる圧倒的な手段であると考えたからです。
今回作成する紙芝居は、クラウドファンディング終了後、「ENA kamishibai」共同発行者となる保育園運営企業 株式会社グローブハートのホームページより、誰でも無料でダウンロード可能となります。
最低でも1000円はする絵本を購入しなくとも、保育園でも幼稚園でもお家でも、本屋に行かなくとも、ネット書店からの配送を待つことなく、コピー機と画用紙だけで手に入れられるのです。
たくさんの保育園、幼稚園、ご家庭などで使っていただければ、幼児たちとSDGsとの出会いを「必然なもの」にすることができます。
ゆくゆくは、全国民が一度は読んでもらったことのある、そんな紙芝居にしたいと考えております。
2.幼児教育の専門家が監修
物語に関しては、ネクストエージが原案を出し、仙台青葉学院短期大学こども学科の小野瀬剛志教授とそのゼミ生で作り上げました。小野瀬教授がSDGs教育の専門家として監修し、ゼミ生が練りに練った提案をネクストエージと活発に議論しました。
写真:紙芝居について活発に議論するゼミ生と小野瀬教授
単純なストーリーで非常に分かりやすくしている一方で、幼児教育の観点を幾重にも配慮し、幼児がSDGsに触れる最初のきっかけとして相応しいように創意工夫されています。
関係者それぞれの並々ならぬ情熱がゆえに、すんなりと完成したものではありません。そうした過程を経たからこそ、高い品質のものに仕上げることができたと考えております。
3.誰もが知っている昔話をアレンジ。
そして、一番の普及のミソは誰もが知っている昔話(浦島太郎、わらしべ長者、かぐや姫の計3話)をアレンジしたことです。
新たな登場人物を出して0から認知してもらうよりも、絶大なる認知力を活かして、幼児も大人もとっつきやすいものにしました。
読み手の大人も、子どもと共にSDGsを考えていく良いきっかけになるでしょう。
誰もがSDGsにアクセスできる、それが「ENA kamishibai」です。
紙芝居の全文紹介
第1話 "うらしまじろう"
➡SDGsターゲット 「14. 海の豊かさを守ろう」
【関連する社会状況】
1964年~2014年の 50年間で、世界のプラスチック生産量は20倍以上に急増していて、毎年少なくとも800万トンものプラスチックが海に流れ出てしまっています。
このままだと、海のプラスチックの量は、2050年までには魚の量を上回ってしまいます。
※参照:環境省「海洋ごみとマイクロプラスチックに 関する環境省の取組」(2016年12月10日)
(1枚目)
表紙とタイトル
(2枚目)
みんなが知っている浦島太郎の話のおさらいをし、今回は別のうらしまさんのお話であると紹介。
(3枚目)
ある日、浜辺を歩いていたうらしまじろうは、泣いているカメを見つけました。「どうしたんですか?」。うらしまじろうはカメに言いました。
(4枚目)
カメは言いました。
『手に釣り糸がからまってとれなくなったのです』。
うらしまじろうは、カメに絡まっていた釣り糸をとって、包帯を巻いてあげました。
カメは、お礼を言って、海に帰っていきました。
(5枚目)
それから何日かたって、うらしまじろうは、またカメが浜辺で泣いているのを見つけました。
『今度はどうしたんですか?』
カメは言いました。
『食べたクラゲがのどにひっかかって取れないんです』
カメののどにひっかかっていたのは、小さな赤いくしでした。
うらしまじろうがそれを取ってあげると、カメはお礼を言って、海に帰っていきました。
(6枚目)
そんなことが続いたある日、うらしまじろうは村人たちを集めて、言いました。
『この中にカメを傷つけたものがおる。』
村人たちは顔を見合わせて、言いました。
『私はカメを傷つけてなんかいませんよ。三郎さんじゃないですか?』
『いえ、私もそんなことはしませんよ。四郎さんじゃないですか?』
『いえいえ、私もそんなことはしてません。五郎さんじゃないですか?』
『いえいえ、とんでもない。六郎さんじゃないですか?』
そして、最後に、村人たちは口をそろえて、こういいました。
『いったい誰がそんなことをしたんですか?』
(7枚目)
うらしまじろうは、みんなのことをじっと見つめて言いました。
『カメを傷つけていたのは、わしたちみんなじゃ。』
(8枚目)
うらしまじろうは傷ついたカメのことをみんなに話しました。
村人はそれぞれ思い当たるところがありました。
*ふきだし(釣り糸を川に忘れて帰ってきたことがあった)(いらなくなったくしを川に捨てちゃった)
(9枚目)
その日の夜、村人たちは夜遅くまでカメを傷つけないようにするにはどうしたらいいか話し合いました。
「釣りをしたら、ちゃんと後始末をして帰ろう」
「みんなで浜辺のゴミ拾いをしよう」
「川辺に住んでいる隣村の人たちにも、川にゴミを捨てないように協力してもらおう。川は海につながっているからね」
村人からはいろいろな意見が出ました。
(10枚目)
しばらくして、村の浜辺では、泣いているカメをみることはなくなりました。
お礼にうらしまじろうや村人たちが竜宮城に招かれたかはわかりません。
もし招かれていたとしたら、海の中は大騒ぎだったかも知れません。
おしまい。
第2話 "わらしべ長者 そのあと"
➡SDGsターゲット 「12. つくる責任 つかう責任」
【関連する社会状況】
2050年までに世界人口は96億人に達するといわれており、現在の生活様式を持続させるためには、地球が3つ必要になると計算されています。
※参照:国連広報「170822 Why it Matters Goal 12 Consumption(EJ)」
特に食料において、大量に生産し大量に捨てるというライフサイクルを変え、食品ロスを減少させることが必要だと言われています。
(1枚目)
・タイトルと表紙
(2枚目)
わらしべ長者のおさらい
わら一本を無駄にしてはいけないと倹約して過ごしてきた。
(3枚目)
物を大切にするわらしべ長者の暮らしぶりはお城でも有名でした。
(4枚目)
ある日、お殿様の家来がやってきました。
「雨が降らなくて、お城のお米や野菜が育ちません」
「食べるものが足りません。助けて下さい」。
(5枚目)
わらしべ長者はお城に行ってお殿様に言いました。
「隣のお殿様はお米や野菜を捨てていると聞きました」。
「一度、隣のお殿様の所に行きませんか」。
(6枚目)
隣のお殿様のところにいくと、隣のお殿様は「このお城でもお米や野菜はなくては困る」「だが、古い米や傷のついた野菜なら捨てている。いくらでも持って行け」と言いました。
わらしべ長者は、喜んで古くなったお米や傷のついた野菜を持って帰りました。
(7枚目)
お殿様は「隣のお殿様が捨てているような野菜は食べられるのか?」と困った顔で言いました。
(8枚目)
「心配ありません、お殿様」。わらしべ長者は、ふっくらとしたお米を炊き、傷のついた野菜を次々と美味しい料理に変身させました。わらしべ長者は毎日、料理をつくりました。
(9枚目)
すると、まちのみんなは食べるものに困らないようになりました。
(10枚目)
お城を救ったわらしべ長者はお殿様からご褒美をたくさんもらいました。
ものを大切にしたわらしべ長者はずっと幸せに暮らしたそうです。
おしまい。
第3話 "かぐや姫 そのあと"
➡SDGsターゲット 「13. 気候変動に有効な対策を」
1880~2012年において、世界平均地上気温は0.85℃上昇しています。
地球温暖化が引き起こした気候変動により、干ばつや集中豪雨、大型台風など、世界中で様々な自然災害が起こっています。
私たち人間が引き起こしている気候変動が、深刻に地球の未来を脅かしています。
※引用:IPCC http://www.jccca.org/ipcc/ar5/wg1.html
(1枚目)
タイトルと表紙
(2枚目)
かぐや姫のおさらい。
(3枚目)
かぐや姫の寿命は千年。おじいさんとおばあさんはとっくに亡くなり、地球には自動車が走り、工場が沢山できました。
(4枚目)
かぐや姫はお墓参りのために、年に一度だけ地球に帰ることを許されていました。
(5枚目)
ところがある時から、地球に戻ることにたいへん苦労するようになってしまいました。ひどい煙で、空から地面が見えなくなってしまったのです。
(6枚目)
最初に煙の中に飛び込んだ時、かぐや姫はあまりの息苦しさと匂いにたまらず、月に引き返してしまいました。
(7枚目)
「年に一度の地球。行かなくちゃ」。かぐや姫は、もう一度、煙の中を進みました。しかし、今度は煙の中で迷ってしまい、まちがって海に落ちてしまいました。
(8枚目)
着物がずぶぬれになり、月に帰れなくなったかぐや姫を見て、町の人は、「かぐや姫が帰る間だけでも、空をきれいにしよう」と動き出しました。
(9枚目)
『車さん、今日だけは、なるべく走るの、やめてほしいな』
『工場のえんとつさん、今日だけは、けむり出すの、がまんして』
(10枚目)
その日の夜、町からはいつもよりきれいにお月様が見えました。
月に帰るかぐや姫に手を振りながら、町の人は思いました。
『こんなきれいな月夜が、毎日つづけばいいな』
『かぐや姫が、毎年無事に来てくれればいいな』
(11枚目)
おしまい。
資金の使い道
イラストレーターへの謝礼など、紙芝居作成にかかる費用をクラウドファンディングにて調達します。
ご支援のほどよろしくお願いします。
~費用内訳~
イラストレーターへの謝礼…10万円
原材料、配送管理費及び人件費…約2万円
クラウドファウンディング利用手数料(9%+税)…約1.5万円
※目標金額を超えた資金は、ENA kamishibaiを含めたENAブランドの周知に全額使わせて頂くことにより、SDGs啓発に尽力させて頂きます。日本中にこの紙芝居を広げるためにも是非応援お願いいたします。
実施スケジュール
2021年
7月19日 イラストレーターとの打ち合わせ
8月23日 原案完成。下絵作業に入る
9月1日頃 随時、色付け作業に入る。
9月15日前後 クラウドファンディング開始
9月下旬 紙芝居が随時完成
10月15日 クラウドファンディング終了
10月16日 紙芝居を公開。グローブ・ハート ホームページにて誰でも無料でダウンロード可能。
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、必ず計画を実行し、リターンをお届けします。
リターン
1,000円 ~御礼メール~
温かいご支援に感謝いたします。
弊社社長の一柳より、ご支援いただいたことへの御礼メールをお送りします。
私たちのコンセプトに賛同し、「より多くの人材を社会に輩出したい」と共感してくださった方はこちらからご支援頂ければ幸いです。
6,000円 ~ロゴ入り紙芝居 1話分表紙 と御礼メール~
「うらしまじろう」「わらしべ長者 そのあと」「かぐや姫 そのあと」の3話から、お好きな1話を選んでいただき、御社のロゴを入れた紙芝居表紙3枚をお届けします。
ロゴ入りの同じ話の紙芝居が3部届きます。
また、弊社社長の一柳より、ご支援いただいたことへの御礼メールをお送りします。
親交のある保育園や児童施設に配布していただくことが可能です。
※ロゴ入り表紙のみの提供となりますので、表紙以外のページはデータをダウンロードし、支援者様にご用意いただく形となります。
※リターンはどなたにお読みいただいても、どの場面で、何度使って頂いても、利用料などは一切かかりません。
※公序良俗に反する方のお申込はできません。
※表紙掲載ロゴのデータは支給願います。
※表紙以外のページはご用意ください。
※お届けできるのは1ヶ所のみです。
10,000円 ~御礼メールと子どもたちの直筆メッセージ~
温かいご支援に感謝いたします。
弊社社長の一柳より、ご支援いただいたことへの御礼メールをお送りします。
また、紙芝居を観た子どもたちの直筆メッセージを画像データでお送りします。
私たちのコンセプトに賛同し、「より多くの人材を社会に輩出したい」と共感してくださった方はこちらからご支援頂ければ幸いです。
15,000円 ~ロゴ入り紙芝居 全3話表紙 と御礼メール ~
「うらしまじろう」「わらしべ長者 そのあと」「かぐや姫 そのあと」の3話の表紙全てに、御社のロゴを入れ、各話3枚ずつの合計9枚の表紙をお届けします。
また、弊社社長の一柳より、ご支援いただいたことへの御礼メールをお送りします。
親交のある保育園や児童施設に配布していただくことが可能です。
※ロゴ入り表紙のみの提供となりますので、表紙以外のページはデータをダウンロードし、支援者様にご用意いただく形となります。
※リターンはどなたにお読みいただいても、どの場面で、何度使って頂いても、利用料などは一切かかりません。
※公序良俗に反する方のお申込はできません。
※表紙掲載ロゴのデータは支給願います。
※表紙以外のページはご用意ください。
※お届けできるのは1ヶ所のみです。
最後に
SDGs教育の専門家のご監修のもと、理解しやすく、素敵なストーリーができあがりました。
この内容をかわいいイラストと共に、子どもたちのもとへ届けるには、皆さんのお力が必要です。
幼少期の頃から、子どもたちがSDGsのきっかけをつかめば、社会は間違いなく良くなります。
皆さんの力をお貸しください。
世界を良くする仕掛けを作れるのは、皆さまです。
ご支援ご協力、お待ちしております。
「ENA(イーナ)」とは?
ENAとは、株式会社ネクストエージの自社SDGsブランドです。
SDGsのゴールは17個。1と7でイーナ。Ethical New ActionでENAと名付けられました。
ENAでは「社会に触れる初めての瞬間を」をキャッチコピーに、環境に配慮したもの、廃棄物をアップサイクルしたものなど、サステナブルな商品を展開しております。
スイーツ、フィットネスジム、ビール、パッケージデザインなど展開する商品は多岐に渡ります。
https://www.instagram.com/ena_sdgs17/
「ENA kamishibai」チーム紹介
ENA kamishibaiの制作は下記のメンバーで行われています。
発行者:株式会社ネクストエージ、株式会社グローブ・ハート
脚本:株式会社ネクストエージ、仙台青葉学院短期大学こども学科おのせゼミ
監修:おのせたけし
絵:天池美乃
一柳翠/株式会社ネクストエージ 取締役社長
2001年生
大阪府立大学 生命環境科学域理学類3年
飲食店でのアルバイト経験から、フードロスへ興味を持ち、SDGsの重要性に気づく。
ビジネスシーンでのSDGsがまだまだ浸透していないと感じ、ビジネスにおけるSDGsの推進に力を注ぐことを決意。
2021年5月1日より、リーダーとしてネクストエージを率いる。
日中のハーフで、日本語、英語、中国語のトリリンガル。
取締役社長の任期は2022年3月31日まで。
吉村大作/株式会社ネクストエージ 代表取締役
1980年生
SDGsという言葉が世に出る前から、貧困や環境問題など、社会課題に取り組んできた。
SDGsをコンセプトにおいた街づくりや商品開発を得意とし、「次世代のために次の時代をつくる」をミッションにネクストエージを立ち上げる。
仙台青葉学院短期大学 こども学科 小野瀬剛志 教授
※写真は仙台青葉学院短期大学ホームページより許可を頂いて掲載しています。
「ENA kamishibai」を監修。
専門分野:教育学、環境教育、社会学
研究テーマ:幼児教育、「持続可能な社会のための教育」(ESD)、批判的環境教育論
主な著書:
『ESDとして「食の教育」の方向性-ロハスとスローフードの思想と教育』(日本環境教育学会編『環境教育とESD』,第1部3章,単著,2014)
「『海外の保育思想と歴史』とつながる」(井上孝之・小原敏郎・三浦主博編著『つながる保育原理』第11章,単著,2018)
★今回の企画にあたっての小野瀬教授からのメッセージ
SDGs(持続可能な開発目標)は、日本においても社会全体として取り組むべきムーブメントとして定着しつつあるように思います。保育の現場でも、新しくなった幼稚園教育要領の前文で、「持続可能な社会の創り手」という言葉が用いられるなど、SDGsに対する関心は高まっています。
ただ、就学前の子どもたちに「SDGsについて学んでもらい、行動してもらう」と考えることは、大人のエゴを子どもたちに押し付けてしまう危険性もあります。子どもたちが、SDGsで掲げられている世界的課題を理解するためには、まだまだ時間も経験も必要です。また、そもそもSDGsは、大人が子どもたちの将来のために取り組んでいかなければならないことであり、子どもたちに責任はありません。
この紙芝居は、子どもたちに17目標についての「正しい知識」や「取るべき行動」を教えるためのものではありません。この紙芝居をきっかけに、大人や子どもたち、または子どもたち同士の間でSDGsについてのコミュニケーションが起きることを期待して作られたものです。既存の知識やルールを押し付けるのではなく、いろんな自由な発想でSDGsを考え、楽しむきっかけにしてほしいと考えています。
「(読み手)お空をきれいにするにはどうしたらいいと思う?」、「(子どもたち)みんなで交代で雑巾がけすればいい!」。この紙芝居を通して、そんなやり取りが行われることを期待しています。
仙台青葉学院短期大学 こども学科 小野瀬剛志 ゼミ
「ENA kamishibai」をネクストエージと共同脚本。
★小野瀬ゼミについて
食を中心とした環境問題の学習を通して、自分たちの生活や保育について考えを深めています。自分たちが食べているものが海外の生産現場では土壌汚染や健康被害の原因となっていることや、自分たちも知らない間に残留農薬などのリスクにさらされていることなど、グローバルな環境破壊と自分たちの生活を関連付けて理解しています。また、学んだ内容を踏まえた保育教材の作成を行い、保育者として何ができるかを探求しています。
小沢清隆/株式会社グローブ・ハート代表取締役
株式会社グローブ・ハートは「ENA kamishibai」のパートナー企業。小沢氏は株式会社グローブ・ハートの代表を務める。全ての園児が簡単にSDGsに取り組める保育園を、ネクストエージと共に創ろうとしている。
「ENA kamishibai」は全話ともにグローブ・ハートのコーポレートサイトからダウンロードできます。
※ダウンロード開始は2021年10月16日予定
天池美乃/京都芸術大学3年生
「ENA kamishibai」イラストレーター。
京都芸術大学の3年生(2021年度)。
★メッセージ
「昔から絵本を作ってみたいという夢があり、紙芝居という形で携われたことをうれしく思います。
この依頼を受けるまでは、SDGsという言葉を聞いたことはあるものの、それがどういうものであるか、考えたことはありませんでした。
このプロジェクトに関わらせ頂けるという事で、私なりにSDGsを調べました。すると、今社会に必要なことがこんなにもあるのかと驚きました。しかし、私にも出来そうだなと感じる項目がいくつもありました。
改めて、この紙芝居を制作する動機をネクストエージに聞いたとき、『SDGsへのきっかけが当たり前のように小さい頃から与えられる社会にしたい』と言われ、非常に価値的な取り組みだと納得しました。
色んな保育園や児童施設でこの紙芝居が読まれるようになった時、社会はきっと変わるんだろうなと信じています」
<プロジェクトオーナーについて(特商法上の表記)>
■特定商取引法に関する記載
●販売事業者名:株式会社ネクストエージ
●代表者または通信販売に関する業務の責任者の氏名は、請求があり次第提供致しますので、必要な方はメッセージ機能にてご連絡ください。
●事業者の住所/所在地は、請求があり次第提供致しますので、必要な方はメッセージ機能にてご連絡ください。
●事業者の電話番号は、請求があり次第提供致しますので、必要な方はメッセージ機能にてご連絡ください。
●送料:送料込み
●対価以外に必要な費用:送料以外なし
●ソフトウェアに係る取引である場合のソフトウェアの動作環境:該当なし / XXXXXXXXX
●その他記載事項:プロジェクトページ、リターン記載欄、共通記載欄(https://camp-fire.jp/legal)をご確認ください。
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