こんにちは、tagayasu companyです!「company」の語源は、「ともにパンを食べる仲間」なんだそうです。私たちtagayasu companyは、まるでパンを食べるかのように、暮らしやまちの中のさまざまな土づくりを楽しむ3人によるユニットです。
・ハシモト ツグミ(写真中央)
小樽のはしっこにある銭函育ち。大学では現代文学を学びつつ、ほとんどの時間を写真部に捧ぐ。現在も写真や文芸を中心に創作活動を行いながら、ジェンダーやセクシュアリティなどに関わらず軽やかに生きていける社会を目指して勉強中。2022年の喫茶店の開業に向けて頑張っています。
・おぎの ようこ(写真右)
小さな頃から物事について「なんで?」とふとした疑問を持つことが多く、人と話して色んなことを学ぶのがすき。料理することもすきで、そこから管理栄養士になるも、仕事をするうちに「食べること」と「生きること」について葛藤し、現在は農家で果樹やミニトマトを育てています。
・ミネオ コウト(写真左)
大自然の中で暮らしたいと大学は農学部に進学するも、その後人や地域に関わる面白さを感じ地元で働くことを決断。現在は「あたりまえをアップデートする」をテーマに、足元からジワジワ変化が生まれる仕掛けづくりを日々模索しています。来世の夢は陶芸家。
そもそも「小樽が過疎?」と思う人もいるかもしれません。しかし、高齢化率は41.0%(※)と、人口10万人以上の市町村でみるとダントツ日本一です(2位は福岡県大牟田市の36.9%)。観光のイメージの裏側にある小樽の現実を、私たちは大人になるにつれて強烈に感じるようになりました。
※参考:総務省「令和3年住民基本台帳年齢階級別人口(市区町村別)」
(小樽のまち)
私たち3人は高校の同級生です。当時深い関わりはありませんでしたが、高校卒業後「オタル若者ビレッジ」という活動を通してつながりが生まれました。3人とも、根底にあったのは様々な課題を抱えるこのまちに対する「モヤモヤ」です。
オタル若者ビレッジでは、「くらしを耕す」を合言葉に、勤労青少年ホームという施設のロビーを自分たちの手でリニューアルする「DIYプロジェクト」など、暮らしやまちを楽しむ様々な仕掛けを生み出しました。
(オタル若者ビレッジから生まれた企画「春のおわりのパンまつり」)
昨年、新たにtagayasu companyというチームを結成し、自費で船見坂に一軒家を借りました。ここを「トコトコ荘」と名付け、休日はイベントやミーティングの場に、平日は中高生を対象にした学びのスペース「サカノマチ学舎」に使っています。サカノマチ学舎は、「学びをもっと、自由に。」を合言葉に、日中は通学していない中高生、夕方からはすべての中高生を対象にした、私設図書館兼フリースペースとして開いています。
私たちが目指しているのは、家庭でも学校・職場でもない、日常の「余白」のような空間がこのまちにあることで、そこに居心地の良さを感じたり、前向きな気持ちになったり、新しい挑戦が生まれたりと、誰かにとってポジティブな「何か」が絶えず生まれる場がまちの「あたりまえ」としてあることです。それは、外から見るととても小さなことかもしれません。しかし、私たちは、畑の土を耕すかのようなこの場づくりを大切にしています。
(トコトコ荘と私たち)
このクラウドファンディングを通して私たちが実現したいことが3つあります。いずれもこれまで資金不足により具現化できなかったものです。
①リビング機能の充実
若い世代の暮らしの拠点として、これまで自分たちの持ち合わせで応急処置的に使っていた机などの設備を新調し、単に居心地がいいだけではなく、ワクワクするような空間をつくります。また、真夏と真冬の極端な気温に対応するため、エアコンの設置をおこないます。
(奥の机はキャンプ用の机、手前の机の脚は段ボールです笑)
②図書館機能の充実
中高生の自由な学びの拠点として、これまでみなさんからいただいたたくさんの本を収納する本棚を制作するなど、訪れた中高生が自分の関心を深めたり、新しい価値観や考え方に出会える場としての整備をおこないます。
(サカノマチ学舎のインスタグラム@sakanomachi_gakusyaでは本を紹介しています)
③庭と畑の充実
部屋の空間の整備に加えて、暮らしや学びがより豊かに広がる場にするため、必要な道具を揃えるなどして敷地内の庭や畑を拡充し、緑や農業に触れ合える環境を整えます。
(現在は敷地の一角を使って畑をしています)
お金の使用用途ごとに金額の異なるいくつかのコースを設け、それぞれ異なるリターンを用意しました。余剰が発生した場合など、他の用途に使用させていただく場合もありますのでご了承ください。
私たちはいつの間にか30歳に近づき、少しずつ「次の世代に何を残せるか」なんてことを考えるようになりました。それはこのトコトコ荘なのかもしれないし、そうじゃないかもしれません。いずれにせよ、私たちはこうした活動を通して、人や、まちや、未来に、「表現すること」をせずにはいられないのです。
このページを読んで、そんな私たちの表現を支えたいと思ってくれた方や、ここから何かを感じとってくれた方がいればそれだけでもすごくうれしいです。また、このページを通して金銭面でご支援いただけると私たちにとってさらに大きな力となります。ご協力よろしくお願いします!
(トコトコ荘のすぐそばにある船見坂)
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
☆本プロジェクトとは別に、メンバーのハシモト ツグミは、個人事業として喫茶室の開業に向けて準備中です!気になる方はコチラもチェック!
最新の活動報告
もっと見る2022年トコトコ荘の夏!エアコンが付きました!
2022/07/31 12:00お久しぶりです。いかがお過ごしですか?クラウドファンディングが終わってから、あっという間に8か月。この間に、tagayasu companyメンバーのツグミがトコトコ荘のリビングを間借りする形で「サカノマチ喫茶室」をオープンさせ、様々な方にトコトコ荘を知ってもらう機会が増えたり、「サカノマチ学舎」のボランティアスタッフとして、学生や社会人の仲間ができたりといろんなことがありました。そして、今日はうれしいご報告があります!トコトコ荘に念願だったエアコンが設置されました!業者さんと相談し、間取りからエアコンの位置や大きさ・機能などを決め、大家さんと確認をとりつつ、工事・設置をしてもらいました。築40年のトコトコ荘は、日当たりがいいことも相まって夏場はなかなか大変だったので、とても!とてもうれしいです!庭・畑づくり、サカノマチ学舎の基金の準備も進めておりますので、またお知らせしたいと思います。中学・高校では、夏休みに入りましたね。サカノマチ学舎は夏休みバージョンで開館日が少し増えています。詳しくは、インスタグラムなど各SNSをご確認ください。「こんな場所があるんだって」と、お近くの対象者にお伝えいただけるとうれしいです。過ごしやすくなったトコトコ荘、折りをみてぜひ、遊びにきてください。トコトコ荘Instagram:https://www.instagram.com/tocotocosou/サカノマチ学舎Instagram:https://www.instagram.com/sakanomachi_gakusya/サカノマチ喫茶Instagram:https://www.instagram.com/sakanomachi_kissa/ もっと見る
気持ちを新たに!2022はじまりました!
2022/01/01 20:32昨年は、多くの方のご支援と応援をいただき、クラウドファンディングを達成させることができました。本当にありがとうございました!また、小樽で過ごす若者たちとともに進めてきたDIYも2021年12月に無事完成し、新しい気持ちで新年を迎えることができました。年末には、リターンの発送を開始しました!すでに、お手元に届いた方も多いかと思います。まだの方は、届くのを楽しみしていただけたらうれしいです。(こんな感じで、お送りさせていただきました!やっぱり軍手かわいいですね!(笑))さて、2022年のトコトコ荘は、喫茶店のオープンやクラウドファンディングのリターンのひとつでもあるおひろめパーティ、そのほかにも様々な企画を予定しています。雪が解けたら、庭と畑も始まるので、いまからわくわくしています! 「ふらっといって ゆるっと過ごす くらしを育むトコトコ荘」らしく、それでいて「学び、おもしろいっ…!」なんて、じわじわ来るようなことを少しずつやっていきたいと思います! まだまだ、はじまったばかりのtagayasu companyの挑戦!クラウドファンディングは終わりましたが、ぜひ、くらしを育む仲間として暖かく見守っていただけると幸いです!そして、みなさまにとっても素敵な1年になりますように! もっと見る
なんとなんと目標達成!新たな目標を発表します!!
2021/11/19 22:41ありがたいお知らせです!終了まで残り2日にして、目標額の100万円を達成しました!しかし!!ここで終わりではなく、残りの期間で150万円を目指します!!当初の目標額100万円を上回った部分については、中高生の「○○したい!」を応援するために使用します!!具体的には、100万円を上回った額のうち、クラウドファンディング手数料の10%を除いた部分を、「この本を読みたい!」「こんなことをしたい!」「この道具を使いたい!」といった、サカノマチ学舎の利用者である中高生の想いを実現するために使います!!ということで、目標額は集まりましたが、次のゴールに向けて短期決戦です!最後までよろしくお願いいたします!! もっと見る
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