みなさま、こんにちは。
発起人の留田紫雲です。
ご支援者様、応援団の皆様、リターンをご提供下さった企業様、このプロジェクトに携わって下さったみなさまのお陰で、無事、終了日を迎えることができました。
多大なご支援と応援に、心より御礼申し上げます。
どうもありがとうございました。
アシズリテルメは予定通り、11月1日にオープンをいたします。この施設がご宿泊者様の人生を変えるような「特別な体験」をご提供し、高知県の経済活性化・地方創生へ貢献できる施設となるよう、スタッフ一丸となって精進して参ります。
(現在、目下準備中です)
さて、この最後の活動報告では、改めて私の思いをお伝えさせてください。
長文となり恐縮ですが、ご一読いただけますと幸いです。
このプロジェクトが始まったきっかけですが、プロジェクトページでもお伝えさせていただいた通り、アシズリテルメのリニューアルを進める中で、同施設が提供する「特別な体験」の価値を実感し、一人でも多くの方にお届けしたいと強く思った一方、スケジュールなど様々な理由で、まだ旅行の計画を立てられない方々の残念な思いも知り、双方を幸せにできる方法を模索した結果、クラウドファンディングであればその解決ができるのではないかと考えたことです。
そして、アシズリテルメを通じて、コロナ禍で観光客数が減少し、経済的打撃を受けた高知県、観光業を何とか盛り上げることができないかという気持ちも私の中に強くありました。
そして、ここからは、更に踏み込んだ内容、私の思いとなるのですが・・
観光業というのは、ホテルだけで成り立っているわけではありません。ホテルが仕入れを行なっている、地元の八百屋さんや肉屋さん、リネン会社や清掃会社、売店で販売するお土産を作っている会社。SUPやカヌーといったアクティビティを提供されている会社。
そういった色んなサービスを提供する会社が集まって、観光という分野は成り立っています。
そして、そこで働くみなさんは、常にお客様のために努力を続けています。
そのような中、突如として発生したコロナは観光客数を大幅に減少させ、観光業に大きな打撃を与えました。
観光業に関わる方の怠慢や努力不足などではなく、半ば強制的に、今まで積み上げてきたサービスの品質、利用者からの信頼、育てた従業員といった企業として重要な資産を失いかねない状況が生み出されたのです。
他の業界と同じく、観光業も「事業を辞める」という選択は、あまりに多くを失うものです。なぜなら、磨き続けてきたサービスの品質、ご利用者様からの信頼、育てた従業員といった、企業として、かけがえのない大切なものを全て失うことになるからです。
私は日頃、宿泊施設の現場を見て、スタッフとも会話をしています。また、仕事柄、年中あらゆるところに旅行に行き、数えきれないほどの宿泊施設を利用しています。
だからこそ、観光業に携わる方たちがどれだけ努力をしているか、そして、コロナによってどれだけ大変で悔しい思いをしているか理解しているつもりです。
私自身、あまり目立つようなことは得意ではなく、クラウドファンディングを実施することも迷った部分はあるのですが、観光業の方、地域の事業者の方々になんとか事業を継続いただきたいという思いが私の背中を押し、クラウドファンディングを実施する決意ができました。
目標金額達成とならず、ご支援・応援を下さった方のお気持ちにお応えできなかったことはとても申し訳なく、悔しく思っております。私の力不足で申し訳ありません。
この思いを糧にこれからの活動に全力で取り組んでいく所存です。
最後になりますが・・・
みなさまのご支援、温かい応援コメントには本当に励ましていただきました。私達だけでなく高知県の事業者様からとても励みになったとお声をいただいております。
今月から緊急事態宣言も解除されたこともあり、少しずつ、高知県、観光業にも希望が戻りつつあります。
もちろん、まだ慎重に行うべきところはありますが、高知県の経済活性化・地方創生に貢献できるよう、観光業に携わる方が、誇りと愛情を持っている仕事を続けていけるよう、微力でありながら私にできること、DotHomesにできることを行って参ります。
改めまして、ご支援・応援、本当にありがとうございました。
株式会社DotHomes 留田紫雲