プレゼンでお話しした内容を紹介いたします.
時間の関係で省いたスライドも入れておきました.
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すわやまの会,横山です.
クラウドファンディングに初挑戦です,
私たちのプロジェクトテーマは,『人と地域を結ぶ絆“すわやまカウントダウン”を大晦日に開催したい!』です.今日は,このプログラムの根っ子の部分について,語りたいと思います.
まず,すわやまの会についてお話しします.
私たちの活動場所は,諏訪山公園一帯,中央区の緑豊かな地域資産のエリアです.
エリア場所は,大きく分けて,4つになります.夏の盆踊を行う“諏訪山公園グランド”,お月見や様々な催しの会場となる“金星台”,地域の鎮守の森と親しまれ,カウントダウンを行う,“諏訪神社,そして,神戸のベストビューポイントである,“ビーナステラス・ビーナスブリッジ”です.ここは,カップルが鍵をかけ愛を誓うデートスポットでもあります.
金星台,ビーナステラス・ビーナスブリッジの,ビーナス・金星の名前は,明治7年フランス人による金星観測がこの地で行なわれたことが,その由来です.これが当時の観測風景の写真です.この写真から,中央右手の森は北野天神さんであり,そして右手中央は,生田の森が読み取れます.
ビーナステラスを紹介します,ここに愛の鍵モミュメントあり,カップルが鍵をかけ愛を誓う場所です.おおよそ年間5,000組の方がいらっしゃっています.一昨年,私たちの光る鍵“Love Lock Kobe Ai Kagi”を作ったことから,中央区・中部建設事務所の支援で,ブラックライト装置を設置し,一段と光り輝く鍵のモニュメントになりました.
すわやまの会の始まりは, 私たちの“諏訪山地区”が生田神社春祭りの11年ぶりの奉仕地区になったことからです.お御輿を担当した若い方々が,お祭りが終わった後,「せっかくこのように仲間が集まったのだから,このまま離れていくのは残念だ,何かできないか」から始まりました.ちょうどその頃,地域でも盆踊りが途絶えていた時期なので,“盆踊り”を手掛かりに,地域活動が始まった次第です.お御輿の法被から,オリジナルの“すわやま盆踊り”ユニホームに衣替えしたわけです.
活動を継続していくうちに,気付いたことがありました.それは,“居場所”ということでした.
①私たちが幼い頃,裏山や鎮守森そしてお寺の裏手に秘密の基地をもっていました,そして今もこのような場所は必要なのです,即ち,家庭・学校・職場のほかに集えるそして憩える場所が必要なのです.
②次にそのような場所で,「風物詩」的催しが継続的に発展的にできる場所であれば尚いい.このような場所で行事を経験した人々は,後になって必ず誇らしげにその体験を語り継ぐものなのです.
③そして重要なことは,その場所では,人々が固い縛りではなく,緩やかな絆(Weak-Ties)で人々が結ばれていることなのです.
④これらが重なったところが地域の居場所になり,地域コミュニティーのコアになります.このような居場所の大きさが,地域力を示します,
この場所を,維持・成長・拡大していくには,繰り返し,地域の風物詩を開催して行くことに尽きます.
①春には,諏訪山公園グランドで,お花見を兼ねたミニ運動会.
②夏には,諏訪神社・金星台で,七夕祭
③お盆には,私たちのメインイベント“すわやま盆踊り”,来年度は第9回に至ります.再来年は,節目の10年目を迎えることになります.
④そして秋には,金星台で お月見,諏訪神社から豊栄舞をご披露願います.
⑤いよいよ年末には,諏訪神社境内をお借りして,“すわやまカウントダウン”です.
このような催しを通じて,子どもたちそして大人たちは親や教師そして先輩との“タテ関係”,子ども・大人・お隣り同士の“ヨコ関係”,地域との“ナナメ関係”が築かれていく.これらの関係が地域の力になっていく.
言い換えれば,子ども・高齢者が連れだって参加でき,若い方がわくわくするような,“場”の提供.人と家族と地域の人たちとの,固い縛りではなく「ゆるやかな絆(Weak-Ties)」を形成. このゆるやかな絆が地域をいっそう元気にすることを学びました.
このような場を維持し発展させていくには,どうしても“資金”が必要になってまいります,
従来そして今も,“寄付・募金”そして行政の“助成金・補助金”に頼っています.しかしこれでは,先細りの感があり,自由度が不足します.そこで今回,私たちは“クラウドファンディング”に挑戦することになったのです.
さてこのプロジェクトのテーマと同様に,大切なのはリータン品です.
リタン品(其の一)は,カウントダウンで揮毫パホーマンスをお願いしている,若手書働家薛翔文さんの色紙です.薛さんには毎年,カウントダウンに,新しい年に向けてのメッセージを漢字一文字に表し揮毫パホーマンスをお願いしています.平成29年度は『快』でした.通常,書道家の”どう”は,道を書きますが,彼は,働く働を好んで用います.書く事を通じて人とともに動いていく,という意図を感じます.彼のプロフィールは,近々活動報告にアップします.
リタン品(其の二)は,Love Lock Kobe Ai Kagi,です.現物はこれです.南京錠に特殊な畜光材を塗布して,ブラックライトに輝います.神戸に夜景をバックに光り輝きます.ロマンティックです!ファンタジックです.
話しは少しそれますが,この“Love Lock Kobe Ai Kagi”は,すわやまの会が協賛する12月9日,「ポートタワー ハートアップアップ ウォーク」 のカップル・ペアーの部100組の参加賞になっています.
具体的な目標数値は,金額12万円,パトロン人数30名を目途にしています,従来の地縁・血縁,それこそStrong-Tiesに頼ることなく,どんどん,facebookやLineなどデジタル技術を使って,拡散していこうと思っています.
拡散することは,まさに“Weak-Ties”そのものです.
コトラー先生は仰っています,『顧客(支援者)が企業(起案者)とのより緊密さを求めるようになると,従来のマーケティング(アナログ・マーケティング)ではなく,デジタル・マーケティングの重要性が高まる.デジタル・マーケティングの最も重要な役割は,行動と推奨を促すことだ.』と. ・・・コトラーのマーケティング4.0 第4章より.
しかし,デジタルとは言え,こういったアナログ的なお手紙をいただくと,なにやらホッとする気がいたします.と同時に,私たちのメッセージが確実に届いている実感がいたします.Weak-Tiesの理想形かもしれません.
なにはともあれ,100%目指して頑張ります!
有難うございました.