【映画『イタズラなKiss THE MOVIE3~プロポーズ編~』初日舞台挨拶のご報告】
開催日:2017年11月25日(土)
場所:ユナイテッド・シネマ豊洲 スクリーン1(東京都江東区豊洲2丁目4番9号 ららぽーと豊洲3F)
登壇者:佐藤寛太(劇団EXILE)、美沙玲奈、溝口稔監督
映画『イタズラなKiss THE MOVIE3~プロポーズ編~』の公開を記念して開催された本舞台挨拶。満席となった客席を見て、まずは前2作に引き続き主演を務めた、佐藤寛太と美沙玲奈から挨拶。佐藤が「こうやって公開の日を迎えることができて、ひたすら感謝の気持ちでいっぱいです」と語ると、美沙は「1作目の撮影から約3年が経って、本当にあっという間だったなと感じています。この場に立つことができて嬉しいです」と語り、公開を迎えたことを感慨深く語っていた。
3作にわたって、入江直樹、相原琴子というキャラクターを演じてきたことを振り返って、佐藤は「直樹というキャラクターは初めから完璧な人間として描かれていましたけど、その一方で欠けていた人間らしさを琴子との関係を通して作りあげられてきたと思います。特に今作ではその変化が顕著に見られるんじゃないですかね」と語れば、美沙は「今回は切ないシーンが多いんですけど、映像として見えない場所でもたくさん悩んでいたと思うんです。一途に思い続けている入江君とのことだけではなくて、お父さんや友達、いろんな人との関係に向き合いながら琴子は成長してこれたんだな、と感じています」と、キャラクターのシリーズを通しての成長を語った。
本作の見どころを尋ねられると、佐藤が「(1作目の)高校時代から、年を重ねるにつれ、周りの環境が変化していく中で、入江と琴子はもちろん、金之助、理美、じんこが成長してきた姿に注目してもらえれば」と語れば、美沙は「今回は金ちゃん(金之助)や他の男の子に猛アタックされてモテモテな琴子に注目してください!でも琴子はいつでも入江君が一番なんですけど(笑)」と、語った。
そして映画「イタキス」シリーズを通して監督を務めてきた溝口監督は、本作に登場し、原作のなかでも屈指の名シーンとしてファンから支持されている“雨のプロポーズ”シーンについて「このシーンは原作で一番の名シーンなので、気合いが入りましたね。撮影場所から、照明、美術とこだわり抜いて撮影に臨みました。夜のシーンだったのですが、撮り終わった頃には日が昇り始めていて、佐藤君と美沙さんは夜通しずぶ濡れになりながら頑張ってくれました」とこだわりと苦労を語った。それを受けて、美沙は「佐藤君は途中まで傘をさしていたからよかったけど、私は最初から最後まで濡れ続けていました!(笑)」と語り、佐藤は「大切なシーンだったんですけど、僕も美沙さんも緊張はしていなくて、撮影直前に夜食のハンバーガーを食べちゃうくらい、リラックスして臨めました。これもシリーズを通して築いた二人の関係性のおかげだと思います」と、撮影当時の様子を振り返った。
また、主演の佐藤と美沙について溝口監督は「最初の頃はリハーサルを重ねて、色々と要求をしていましたけど、3本も同じ役をやっていると、キャラクターが染みついていますよね。演技をしているようには見えないくらい、自然と細かい動作まで入江と琴子になっていて、さすがでしたね」と絶賛し、二人をねぎらうと、佐藤と美沙はともに恐縮しながらも達成感を滲ませていた。
最後に佐藤と美沙が代表してあいさつ。「初めて主演を務めさせていただいた作品で、原作や演じた入江直樹というキャラクターにも、とても思い入れがあります。素敵な作品になっているので、少しでも多くの方に観ていただけたら」(佐藤)「多くの方にお越しいただいて本当に嬉しいです。ぜひ入江くんと琴子の物語の結末を見届けてください」(美沙)と、佐藤と美沙が来場者に呼びかけ、盛況のうちにイベントは終了した。