自然の洗浄力と保湿力を持ちやわらかに泡立ちます。
千年以上の歴史をもつコールドプロセス製法は、熱を使わない省エネルギーな製法です。石けんが生成されるときにできる植物由来の保湿成分「グリセリン」が、そのまま石けんの中に留まるので、保湿力が高く、うるおいのある仕上がりになります。(★参照)
製造時に熱を加えないことによりデリケートな植物オイルの保湿成分、ビタミン、ミネラルをたっぷり残し、肌にいいモノを自然な形で残すことが出来る理想的な製法です。
この製法で作られた石鹸は、熱を加えないことで、天然の成分を劣化させることなくそのまま自然なかたちで石鹸の中にとどめておくことができるとても贅沢な純石鹸といえます。
石けんのベースとなる植物油脂をはじめ、副材として配合する植物エキス、植物末、天然色素などは、熱に弱い成分もあり、高温で加熱するとその天然成分が破壊されてしまうことがあります。また、お肌の美容や健康に役立つ成分をたっぷり配合することができので、しっとりと滑らかな洗い心地や精油の豊かな香りを楽しめるぜいたくな石けんが完成します。
★油脂が水酸化ナトリウム(苛性ソーダ)と反応すると脂肪酸ナトリウムとグリセリンになります(けん化反応)この脂肪酸ナトリウムが石けんです。
石けんの純度を上げるために、塩析(石けん分だけを取り出す工程)を行う製法もありますが、コールドプロセス製法は、塩析を行わないので、保湿成分の天然グリセリンがそのまま石けんの中に残ります。天然グリセリンが自然な形で溶け込んだマイルドな石けんに仕上がるため、洗い上がりはしっとりすべすべです。
コールドプロセス製法は、他の製法に比べて苛性ソーダの量を減量してけん化反応させます。このため油脂が適度に残り、その保湿成分がお肌にやさしく働きかける石けんが生まれます。