今沢カゲロウです。間もなく福岡へ飛ぶ飛行機のゲートで書いています。
3月20日(日)は、八王子マサラフェスティバル。
インド古典を奏でたり踊られる皆さんに混じって、
”ジャズ・ロックと南インド古典音楽の融合音楽 エレクトリックベース”
という個人的にも新鮮なキーワードで参加させて頂きます。
4月8日(金)「天上のリズム」南青山月見ル君想フ公演の
サブイベント的な流れで、先日の秋葉原に引き続き。
前夜の宮崎の公演先から駆けつけて演奏させていただきます。
3月20日(日)21日(月祝)八王子ユーロードがインドになる!
(僕は20日(日)14:30に出演します)
楽しみです!
さらに。
CD完成記念御礼無料イベント「NINJA COMING!」で皆さんにご披露することになる、
新しい楽器が完成しました!
2013年3月31日、ダモ鈴木(ex.CAN)氏来日共演時、
伝説のギタービルダー、PGMの乳井氏が演奏会場に観に来られました。
PGMさんはいつもムーンの楽器のメンテナンスでお世話になっているので、
招待者リストに名前を入れていたにも関わらず、
「こういうのはお金を払って観なければダメなんだ。」と当日券で入って来られ、
自分の演奏を最後まで聴いてくれました。
終演後、「カゲロウさん、僕はね、上手い人はいっぱい知ってる。」
「だけどね、あなたは違う。全然違うんだよ。根本から全然違う。」
「あなた、この楽器一本で旅してるの?」
「はい。」
「旅先でこわれたらどうするの?」
「現地で何とかします。」
「見てられない!あなたのベースは私が作る。何も心配しないでいいから。」
そうおっしゃって会場を後にしました。
あれから3年が経ち、2016年3月16日。
乳井さんは約束を守ってくれて、完成したという、新しい仲間に会いに行きました。
沢山のご好意、ご厚意、善意、熱意、ご恩、ビルダー魂によって、
ゼロから製作して頂いた一生ものの楽器です。
「あなたのベースは私が作る。何も心配しないでいいから。」
と、3年前に演奏会場に現れておっしゃっていただいたPGM乳井さんのお気持ちと、
PGM吉田さんの屈指の技術、MOON山崎さんのご厚意に感謝しています。
3キロ台の6弦フレットレスですが、狭い弦間ピッチの割にしっかりした容積のネック。
そしてなんといっても2005年のアメリカNAMMショウでの会場での試奏以来恋焦がれていた、
ノードストランド・ピックアップ搭載により、
立ち上がりは速いんですがトーンはあたたかく、メインベースより思いのほか重心の低い、締まった音がします。
現在のメインベースも久しぶりにメンテに出して、ポッドやジャックをミドル以外全交換、
ツマミも新しい仲間に合わせてクロームに変えました。
ペグも追ってクロームに変える予定。
従来の速いミドルはそのままに、音も下が少し安定して締まった状態で戻ってきました。
乳井さんとも久しぶりに沢山お話し出来て楽しかったです。
撮影もあり、各ペグにアーミング的なアプローチ用のチューニングマシンなどが搭載され、
諸々慣れるのに時間を要します。いきなり現場に持っていけませんが、
この作品の録音には何とか間に合わせたいと思います!
もちろん、CD以上の額をご支援いただいている皆さん“ 全員”をご招待した
『NINJA COMING』という無料イベントの開催が実現する際には、全曲この曲で演奏したいと思います!
このクラウドファンディングも募集終了まで間もなく25日ですが、
3週間後にはヴィックゥ・ヴィナーヤクラーム率いる超絶リズムアンサンブルが来日。
4月8日(金)は南青山月見ル君想フ公演です。
ヴィックゥ・ヴィナーヤクラーム率いる超絶リズムアンサンブルとBASSNINJA今沢カゲロウの超絶ベースをお見逃しなく!
予定をバッチリ空けてある人はお早めのご予約をお勧めいたします!
http://vikku-vinayakram.com/tsukimiru.html
皆さん、引き続きのご支援・応援、どうぞよろしくお願いいたします!!
「天上のリズム」制作実行委員会 with 今沢カゲロウ