エレファントネーチャーパークで流れている時間は街で過ごす時間と違うと感じています。象の暮らしが僕がいう象時間を作っていると思います。撮影していてもどこかゆったりしたものを感じるのです。本来ならこうして暮らせるはずが人間の都合で多くの象は演技をさせられたり人を乗せたり苦しみを抱えるのです。奥野安彦
子象 の付いた活動報告
雨の日のエレファント・ネーチャーパークです。象は雨の日が好きです。雨が降ると肌もしっとりしますし、泥浴びも楽にできる。こんな雨の日は子象たちもはしゃぎます。1歳半のワンマイと1歳のピーマイです。まるで人間の子供のようです。親も乳母も子象を見守っています。お腹が空くと母乳を飲んでエネルギー充填。しかし、多くのエレファントキャンプでは1歳をすぎると親と引き離して調教します。その調教は虐待行為です。狭い木の柵に押し込めて暴力で人間への絶対服従を体に染み込ませます。それを終えると今度はショーを覚えさせたりビジネスの道具として扱います。象はお金をうむ生物となります。そこが象の悲劇です。もし、皆さんが象に乗ることや演技をしてのを見ればそれは子供時代に虐待行為を受けたのだと思って下さい。そういう行為をやめさせるためにもそうした場所ではお金を落とさないようにして下さい。奥野安彦
撮影報告です。子象ワンマイファミリー3頭とピーマイファミリー3頭が合体して6頭の群れを作りました。それぞれお母さん象と乳母と子象のの2ファミリーが合体したんです。まだ、完全に群れになったわけではないですが、今、お互いをもっと知る期間です。群れで一緒に行動します。移動も子象を中心に親象たちが囲み守ります。一旦、子象が助けての声を出したものなら、、母親、乳母が鼻を地面に打ち付けて周りを威嚇します。そして、子象を囲んで円陣を組みます。そばにいたらとても危険です。子象と接する時は気をつけないといけないのです。夕暮れになって群れで川遊びを楽しみました。奥野安彦