音源には制作者の権利を守るための「著作権」があります。演奏や複製、インターネット配信などの方法で著作物を利用する時には、事前にその作品を創作した著作者などから利用の許諾を得る必要があり、著作者は利用を認める時に著作物使用料を求めることもできます。
「四半世紀」はその著作権を全てフリーにし、無許可で使用できるようにしました。 つまり、この音源やブックレットの中身を公開しようがどこかへ使おうが、藤森愛の許可はいらないということです。
「四半世紀」を家族や友達に勧めてもらいたいし、ネットやお店にも流してもらいたいし、皆さんと一緒に作ったこの作品をもっとたくさんの人へ届けたいのです。
今すぐに何かが起きるわけではありませんが、これはIndependent Artistである私の意思表示です。小さなきっかけを一つずつ増やして、いつの日か繋がっていけばいいなと思っています。
ネットが急激に普及してCDは売れなくなり、そしてCD自体を聴ける術も少なくなり、YouTubeでは無料で聴けたり、ストリーミング配信の時代が近づく中、音だけに価値を付けることはますます難しくなっています。なので、"CDを聴く"という楽しみ方だけではなく、ブックレットにして物としての価値を付けることもしました。受け取る人のために届ける形を変えていくことも必要だと思っています。
音は自分から放った瞬間に自分のものではなくなり、受け取り手によって形を変えます。「四半世紀」もそんな風になればいいなという想いを込めて。
プロジェクトについての詳しくはこちらhttps://note.mu/fujimoriai/m/mb61615525fe8