2021年最後のイベント12月27日、千葉県の公民館でかるたイベントを実施しました。4歳から74歳まで、幅広い年代の方が来てくださいました。初対面で年代もバラバラの参加者が、札について和気藹々と感想を話し合ってくださり、とても楽しいスタートでした。ラペイエ(ミャンマーミルクティー)の札では、Light Up Myanmarのミルクティー同盟のポスターを紹介。また通貨の札では、実際のミャンマーチャット、ベトナムドン、カンボジアリエル、シンガポールドル、マレーシアリンギット、タイバーツ、ブルネイドルを見比べていただきました。ミャンマーの信仰「ゴシック様式 セントメアリー大聖堂」という札があります。仏教徒が90%と言われるミャンマーですが、意外にも、街を歩いているとキリスト教の教会が多く、イスラム教のモスクからはコーランが聞こえ、ヒンドゥー教の寺院もあります。民族が数多くあるように、さまざまな宗教が信仰されています。キリスト教を信仰する人が多いチン州の山奥の写真です。写真家の亀山仁氏からいただきました。クーデターによって、静かなこの村が焼き尽くされていく映像が出ると、賑やかだった会場は静まり返りました。この後、参加者の皆さんにクーデターガチャカードをひいていただきました。4歳から小学生の皆さんと希望される方のために、子ども向けのガチャカードを準備しました。休憩中もかるたについての質問をたくさん受けました。印象的だったのが、ミャンマーの現在の状況を知っても「死ぬまでに一回ミャンマーに行ってみたい」「学校では絶対学べないことだった、知ってよかった」など、ポジティブなご感想を頂けたことです。小さな変化を起こし続けるまさにその夜、NHKの国際報道2021でチン州が国軍の標的になっているとの報道がありました。参加された方は、昨日までとは違う気持ちでそのニュースをご覧になったと思います。私たちの活動はミャンマーの現状を変える力は無いし、ミャンマーの方を救うこともできません。でも、目の前の一人に小さな変化を起こすことはできます。私たちはまだ若く未熟で、行動すればするほど失敗もありますが、皆様に育てていただきたいと思っています。出会ったすべての皆様、そしてご支援くださった皆様に、健やかで穏やかな毎日が続きますように。ミャンマーの新年は4月。それまでに吉報がありますように、祈り続けます。良いお年をお迎えください。(Yangonかるたプロジェクト一同)