はじめまして。
兵庫県丹波篠山市内在住でカメラマンをやっています、
酒井大輔(サカイダイスケ)と言います。
22歳で結婚式場専属のカメラマンとなってから足がけ14年間、写真に携わっています。
約4年程前に地元の兵庫県丹波篠山市に家族でUターンを行い、現在はフリーランスで活動をしています。
出張撮影で生後2、3週間の赤ちゃんのニューボーンフォトから生前遺影写真までの人生の様々な節目の写真を撮影しています。
これは、『輝き写真』をスタートさせた1枚目の写真です。私の祖母です。
祖母は、昨年の5月に亡くなりました。
長年、畑仕事を謳歌していた祖母の“働き場所”で亡くなる1年前に撮影した写真です。
手には、手塩にかけて育てた野菜を持ってもらい、祖母と野菜作りの話などをしながら撮影し、出来上がった1枚です。
・「撮っていて良かったな」と思える写真
・写真の一枚からその人の生き方が分かる写真
・嘘偽りない写真
こういった写真を残したいと考えた時『その人らしい場所で、姿で、ポーズで』
この『輝き写真』のコンセプトが思い浮かびました。
そして、その1年後にこの『輝き写真』が遺影写真になりました。
22歳から結婚式場のカメラマンをやっていたわけですが、会社自体の母体は冠婚葬祭業でしたので、葬祭会館での撮影も入社当時からしていました。
そこでの撮影はいわゆる「遺影写真」です。
終活イベントの中の一つとして遺影写真の撮影会も盛り込んであり、年に5、6日程の撮影日がありました。(撮影人数:1日30人程)
撮影自体は、白の壁を背景に、椅子に座ってもらい、1人3分~5分ほどのスパンで撮影を行っていました。
その中でイベント時間の事もあり、あまりお客様とお話をしながら撮影はできなかった記憶が残っています。
そして、私がこの撮影で一番違和感を覚えたのが「みんなが同じ場所(背景)で同じポーズで撮影する」という部分です。
遺影写真と言えば、その方にとれば「最期の写真」です。
にも関わらず、その人らしさが全く無い写真を撮影し、それが遺影写真として出来上がります。
雇われカメラマンの私は、その違和感を感じているにも関わらず、次から次へとその遺影写真を撮影していきました。
これが想いをカタチに出来なかった頃の話です。
その後、遺影写真の現在の形も調べてみました。
これだけ誰もが簡単にカメラを手に出来る時代になっても、昔の写真をスキャンして着物やスーツの写真素材と合わせた合成写真や昔、撮影した集合写真から顔だけを切り抜いて、それを大きくプリントするといった、遺影写真の作り方が今も変わらずありました。
この様な経緯があり「その人らしさが少なく、また合成で作り上げた遺影写真の文化を変えたい」という強い想いを自分の祖母に話し『輝き写真』1枚目の写真が出来上がりました。
亡き祖母の『輝き写真』を撮影してから、次に自分が生まれ育った地元の方の『輝き写真』を撮影しようと考えました。
最初は、『輝き写真』というネーミングでは無く「終活写真」という名前を付け、無料撮影で希望者を募っていきました。
しかし「終活写真」というだけで「縁起が悪そう」「抵抗がある」と言ったネガティブな意見が多数あり、撮影希望者は思っていた以上に集まりませんでした。
以前に比べて終活という言葉が頻繁に聞くようになった現在でもやはり“死”を連想させる言葉には人が集まらないと分かりました。
そこで、歳を重ねると中々写真撮影をしなくなる中、私が撮影したこの写真を『過去だけでなく、残りの人生も輝かせる写真』にしてもらいたい、そういった意味合いから『輝き写真』というネーミングを付け、この撮影の想いを伝えていくことにしました。
そこからはこの様なチラシ等を作成し、宣伝活動を行っていきました。
そして、少しずつ宣伝活動が実を結んでいき、撮影をさせて頂く機会が増えていきました。
撮影させて頂く方には、『輝き写真』の撮影の意図をしっかりとお話し、その上でその方らしい姿を撮影する為に、過去のお仕事や現在の趣味・好きな場所などをお聴きしながら、撮影を進めていきました。
結果、撮影自体の時間は10分程のものですが、残りの50分程は撮影させて頂く方とお話する時間となりました。
撮影させて頂いた方からは、写真をお褒め頂く言葉と共に
「こんな話、久しぶりにしたわ」
「今まで誰にもこんな話をしたことないわ」
などと言った言葉を頂き、カメラマンとして、またお話の聞き役としても貴重な出会いとなりました。
私からすれば、年齢が倍以上離れている方から、戦時中の話など私が知らない“過去”を色々と教わり、いつの間にか『輝き写真』の撮影が私にとっても本当に価値がある時間となりました。
この様な形で活動を進めていくうちに、撮影させて頂いた方が「次、あの人紹介したろ」と自然と数珠繋ぎで撮影のご縁を頂ける様になり、気が付けば60人、70人、80人、90人、そして100人と多くの方にご縁を紡いで頂き、『輝き写真』100人の撮影を終える事ができました。
『輝き写真』の撮影シーンはこちらからご覧頂けます。(動画再生時間 1:05)
※現在の撮影はマスク着用で行っております。
そして、『輝き写真』100人撮影を記念して、この度『輝き写真』写真展を開催する運びとなりました。
輝き写真展
日時:2021年10月29日(金).30日(土).31日(日)
午前10時~午後5時
場所:兵庫県丹波篠山市立町47
これまで100人の方の『輝き写真』を撮影し、撮影させて頂いた方には、撮影した写真をA4プリントに印刷しフォトフレームに入れてお渡ししてきました。
費用は全て実費で行ってきました。
そして有り難いことに、新たな方から『輝き写真』を撮影して欲しい、と言ったお声を多数、頂戴しております。
100人までは、私自身の実費で撮影・画像編集からA4フレームに入れ、お渡しする所までを行ってきましたが、これから150人、200人の『輝き写真』を続けるかどうかを考えた時、実費でこの活動を続ける事は難しいと判断しました。
今後は、撮影希望者に撮影代・プリント代をお支払い頂く事も考えていますが、継続して気軽にこの『輝き写真』の撮影をご利用頂くため、そして今回の写真展開催にあたっての費用の捻出を皆様からのご支援から充てさせて頂きたいと考えています。
実際「お金払ってまでこの歳になって写真を撮りたくない」といった様なお声も少なくありません。
しかしながら、誰しもが祖母の様に最期の時を迎えます。
その時に「あって良かった」「あの時撮ってて良かった」と思って頂ける『輝き写真』を今後もご提供したいと思っています。
また、祖母のお葬式の際に親族から「おばあちゃんらしい写真やね」という言葉を頂き、一回忌の際もその写真を見て祖母の姿を思い出せた様に、一枚でも“その人らしい”写真をお渡しできる様に今後もこの活動を続けていきます。
そして、いつの日か私自身が20代の頃に違和感を覚えた「遺影写真のカタチ」
未だにはびこっている合成写真や切り抜き写真を「遺影写真にするカタチ」
この現在の「遺影写真」の文化を地元だけでなく、もっと広い範囲で変えていきます。
目標は『輝き写真』カメラマンで全国を行脚すると決めています。
現時点はその走り出しです。
これが私の想いです。
この様な想いに共感して頂き、ご支援頂きました資金は、心より大切に使わせて頂きます。
どうか皆様のご支援、ご声援を宜しくお願い致します。
『輝き写真200人に向けて』
● 撮影、広告宣伝、プリント、フレーム 費用 13万円
●『輝き写真』写真展 費用 30万円
●リターン制作費など 5万円
●CAMPFIREへの手数料
●2021年10月29日(金).30日(土).31日(日) 輝き写真展開催
●2022年1月~ 輝き写真200人に向けて撮影開始
私のプロジェクトを目に留めて頂き、ありがとうございます。
現時点は、地元の方を対象にした『輝き写真』ですが、今後はこの活動の地域を拡大させていきたいと思っています。
誰もがその最期は訪れます。
その時に「あって良かったな」と言える写真が「その人らしい写真」になる様に今後も『輝き写真』を広めていきます。
また、その一枚からご家族の話が広がるような
その方の人生を振り返れるような
写っている人もその写真を見た人も『輝かせる』
そんな一枚を追求していきます。
ここまで私のプロジェクト内容を読み進めて頂き、ありがとうございます。
少しでも共感して頂ければ、ご支援、ご声援を下されば本当に嬉しいです。
宜しくお願い致します。
●販売事業者名:enn photography 酒井大輔
●事業者の住所/所在地:〒669-2102 兵庫県丹波篠山市南矢代664-1
●事業者の電話番号:Tel:090-1449-5506
●送料:送料込み(離島価格など例外がある場合には記載)
●対価以外に必要な費用:プロジェクトページ、リターンに記載のとおり。
●その他記載事項:プロジェクトページ、リターン記載欄、共通記載欄(https://camp-fire.jp/legal)をご確認ください。
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
最新の活動報告
もっと見る『輝き写真展』が終わりました
2021/11/02 22:1010月29日から3日間開催した『輝き写真』展が終わりました。ご来場頂いた方々を人数で示すと1日目:76名2日目:172名3日目:155名何と3日間で403名の方々に来て頂きました。本当に本当に嬉しい限りです。『輝き写真』を撮影させて頂いた方に久しぶりに再会し、撮影当時のお話をしたり、昔の仕事仲間や先輩だった方々が遠方より来場して下さり、何とも言えない気持ちになりました。ここまでたくさんの困難や写真展の開催を疑った日もありましたが、開催して良かったと今は強く言えます。多くの皆様に感謝のお言葉を頂き、また次のステージに進めそうです。そして、このクラファンもまだ終わっていません。50万円に目標にはまだまだ程遠いので、この活動を続けて良きものにするためにも継続してご支援を募ってまいります。今回の『輝き写真』でご縁を頂いた全ての方に心より感謝申し上げます。 もっと見る
『輝き写真』2日目
2021/10/31 07:12『輝き写真』2日目が終わりました。何とご来場数が1日目の+100名の172名の方にご来場頂きました。本当に本当に嬉しいし有難い限りです。2日目も素敵なご縁を頂いたたくさんの方と再会できました。来て頂いた方が展示している写真をご覧頂き、笑顔になられている光景を見るとやっぱり、この写真展を開催して良かったと改めて感じました。ご来場頂いた皆さんに多くの「ありがとうございます」といったお礼のお言葉を頂きます。しかし、私こそがこの『輝き写真』でご縁を紡いで頂いた方に心より感謝を感じています。撮影させて頂いた方々、写真展を宣伝して下さった方々、写真展にご来場頂いた方々がいるから写真展2日目も大盛況で終わりました。そして、心がホッコリと本当に満たされました。本日は、写真展最終日です。本日も1人でも多くの方にたくさんの『輝き』が届きますように。 もっと見る
『輝き写真』展 はじまりました
2021/10/30 06:57写真展、初日は平日にも関わらず、76名の方にご来場頂きました。遠方からもたくさんの旧友達が足を運んでくれて、本当に想像以上の方々に来て頂きました。「心が温まりました」「こんな素敵な写真展、3日だけではもったいない」「本当に輝き写真だな、としみじみ感じました」こういった有難いお言葉をたくさん、たくさん頂き、写真展初日から心が満たされています。2日目の今日。昨日はずっと立ちっぱなしだったせいか、足がつってその痛みで目が覚めました(笑)そんな今日もたくさんの“懐かしい顔”に再会できれば嬉しいです。たくさんの方に会えますように... もっと見る
コメント
もっと見る