はじめに・ご挨拶
私たちは東京理科大学 経営学部 経営学科3年の学生です。
マーケティング分野の研究を行うゼミに所属しており、神楽坂にあるキャンパスで、経営やマーケティングについて日々学んでいます。
東京理科大学神楽坂キャンパス
突然ですが、皆さんは自分の食についてどれほど関心を持っていますか?
また、日本のフードロスの現状についてどれくらい知識がありますか?
昨今では、コンビニに行けば、和洋中どのジャンルの料理でも手軽に買うことができます。少し街を歩けば、注文してわずか数分で出てくるファストフードチェーンが乱立しています。
出前サービスを活用すれば、自宅から一歩も出ずにそれらの食品を手に取ることができる便利な世の中にもなりました。
現在の子供達にとって、食事に関するこのような状況はもはや当たり前になっています。
そして、閉塞的なご時世になってしまったことで、子どもたちの食に対する体験というのが著しく損なわれています。
子供の頃に肌で感じた経験や思いというのは、自分の記憶に強く刻まれ、大人になり見る景色が少し高くなった時でも変わらず残り続けます。20年後、30年後、日本が抱える食の問題はどうなっているかなど正直わかりません。しかし、将来まだ問題を抱えていたときに主な解決の担い手になるのは、私たちではなく今の子どもたちです。
そんな時に見て見ぬフリをする大衆にならないような経験を提供できればと思います。
コロナが蔓延してから約一年半が経ちました。ワクチンが普及し徐々に感染者数は減っているものの依然として収束はしていません。コロナの影響として、家族と一緒にいれる時間が増えたなどのいい面もあれば、外でのイベントが圧倒的に減ってしまったなどの悪い面もあると思います。特に子供たちにとっては例年よりも味気ないものとなってしまったかもしれません。
そこで、ご家族で楽しみながら食について学ぶことができる廃棄カボチャを用いたジャックオランタン作成&食育イベントを実施します。
緊急事態宣言の明けた今、私たちのハロウィンイベントが家族の、そして子どもたちの思い出になれればと思い頑張っています。
きっかけ
私は地元のファミレスで働いているのですが、そこでは毎日大量の廃棄食材が出ます。その多くが期限切れの食材や食べ残しであり、このような廃棄食材をどうしたら減らすことができるかずっと考えていました。期限切れの食材に関しては調理などで再利用することは可能ですが、食べ残しに関しては私1人の力ではどうすることもできませんでした。
直近では、東京五輪の関係者向けの弁当が大量に破棄されていた問題も記憶に新しいニュースかと思います。
この解決の糸口として、自分自身が大学生だという立場を活用して何かやれることがあるのではないか、と思い立ちました。そこで、ゼミの仲間や教授、神楽坂でお世話になっている店主の方に協力していただき、イベントを開催することを決意しました!
そこで、今回私たちはイベントを通じて、フードロスやその他の食育問題について親子で関心を持ってもらう食育イベントを開催したいと考えました。
このイベントを通じて食のありがたみ、大切さを子供達に伝えて、少しでも食べ残しを減らしていきたいと考えています。
この度、東京都新宿区神楽坂にある「The Royal Scotsman(ザ・ロイヤルスコッツマン)」様より、本イベントの趣旨・開催にご賛同いただきまして、開催場所や一部設備などの提供を頂いております。
The Royal Scotsmanの外観ザ・ロイヤルスコッツマン店主の小貫さん(ブログ:http://kitchen-boys.com/)は、現在食育インストラクターとしても活躍されており、食育に対して強い関心を持っています。料理人から見た「食」と学生が肌で感じた「食」について重ね合わせることで見えてきた問題を本イベントを通じてお伝えできたらなと思います。
The Royal Scotsman 小貫様からのコメント
本イベントについて、店舗を貸していただくThe Royoal Scotsman 小貫様からコメントを頂いたのでご紹介します。
Q:食育についてどのような考えを持っていますか?
A:食育って聞いてもざっくりしていてよく分からないと思うかもしれません。けど、結局何が大切かって、日頃食べている物とかに対してどこから来ているんだろう、誰が作っているんだろう、これを使うことによってどういう害が自分自身や社会に起こるんだろ、って思うことが重要だなって思います。
ヨーロッパなどの海外では、これから月に1回とか農業が入ってくる予定です。その理由は今こういったコロナ禍で食生活がどんどん変わっているからなんですよね。子どもたちが大人になる時にはもしかしたらもっと世界中が駄目になっている可能性だってあります。そこで、今後自分たち(子どもたち)に必要なことは農業であると幼少期から感じる必要があるのです。
だからそういう意味で、日本でも食への関心は増えていってほしいし、作物をどんどん食べて自分から興味を持って欲しいとも思います。
食育は、野菜とか農業に興味関心を抱いていただけるような入り口みたいな役割だと考えています。子ども達はこれからメインになっていく人達だから、やっぱ僕ら大人が気にしてあげなきゃ駄目なところはありますね。
Q:本イベントに対してコメントをお願いします。
A:協力しようと思ったのは大きな要因はやっぱコロナ禍ということです。僕は飲食店を経営しているから、待っていればお客さんが来てくれたけど、その中でも不便さが多すぎました。特に学生さんたちはほぼ空白に近い期間を過ごしてきたわけだと思います。
今回はやっぱりその学生さんがメインで、自分たちの食育に対する思いをゼロから作り上げるイベント。企画を立てて、予算立てして、集客して、当日お客さんに楽しんでもらう、やっぱそういうのって大変だけど主催者にも参加者にも思い出になります。
それに僕は何か奉仕する気持ちってのすごく重要だと考えています。それが利益になるならないじゃなくて「何かをしてあげたいな」って思うのがこのイベントから感じられて、理科大生のみんなが一つ同じ方向を向いて苦労しながらも完成へ進んでいて、そこが面白い。
僕が学生のためにお店を1日休業すると、来れないお客様がいるかもしれませんが、きっと理解をしてくれると思います。そういう方ばかりだと思いますので(笑い)。僕にとっても貴重な体験だから、そこに興味を持って一緒にやろう。そしていくらでも協力します。
大学生と飲食店という、ある意味での異業種コラボ。
そこで何か一つ作るっていうのはすごく楽しいです。子どもたちの将来のためだし、なんとしてでも喜んで楽しんでもらうイベントを作り上げよう!
今回ご協力いただくThe Royal Scotsman 小貫様
このプロジェクトで実現したいこと
私たちはこのゼミ活動を通じて、フードロス問題について発信していきたいと考えています。
本イベントでは、ハロウィンの代名詞であるジャックオランタンの作成を通じて、フードロス問題に対する食育活動を実施したいと考えています。
今の大人世代の方は、幼少期に野菜の収穫体験などの何らかの農業経験があったり、採れたての野菜の美味しさ・食の大切さなどを直接感じ取ってきた人が多いのではないでしょうか。
しかし、現在の子供達にとって、そういった経験がしにくい時代になっていると思います。
規模の大きい畑での収穫体験のような大イベントではありませんが、開催を予定している時期にちなみ、ハロウィンでの鉄板の装飾品ともいえるジャックオランタンの作成を通じて、親子で食に対する意識を持つきっかけとなるようなイベントを開催します。
また、今回は本企画に賛同していただいた「里川かぼちゃ研究会」様からかぼちゃを提供していただくことになりました。販売規格外のもので廃棄予定のものを使用します。
里川かぼちゃ研究会様よりご提供頂いたカボチャ
里川かぼちゃ研究会 荷見様(左)と本プロジェクトメンバー
良くも悪くも食を重視しなくても容易に生活ができてしまう現代だからこそ、いま一度見つめ直す機会としてご参加いただければ幸いです。
イベント詳細・実施スケジュール
本物のカボチャを使ったジャックオランタン作りを楽しんでもらいます。その後食育に関するクイズ企画を実施、最後には廃棄かぼちゃを使用したかぼちゃ料理を提供いたします。
今の大人世代の方は、幼少期に収穫体験などの何らかの農業経験から野菜と触れ合うという機会が多かったかと思います。しかし、現在の子供達にとって、そういった経験がしにくい時代になっています。
野菜と触れ合うという経験は食の大切さを肌で感じることができます。本イベントでのジャックオラン作成を通じて食の大切さ感取するきっかけためになればと思います。
ジャックオランタン作りでは、里川かぼちゃ研究会様の廃棄予定のカボチャを使用します。お好みの形の目と口を切り抜いて自分だけのジャックオランタンを作成できます。本場の雰囲気を彷彿とさせる店内で最後にライトアップします。是非、手作りジャックオランタンの耿々と輝く光景を思い出の1ページに刻んでください。
食育講義では、フードロス・偏食・孤食の3つの観点から皆様に現代社会が抱える食の問題について捉えていただきます。日本の一日あたりの廃棄量ってどれくらい? 輸入が止まったら私たち日本人の食生活はどうなる? ほんとにみんなで食べた方が美味しいの? など実は気づいていない問題や気になるあの疑問をわかりやすくイメージしていただけるようにお伝えします。
ささやかではありますが、クイズ正解者向けのプレゼントも用意いたします。
そして参加者様が、ジャックオランタン制作と食育講義を受講している間に、かぼちゃ料理を作りイベント後に提供いたします。廃棄される予定だったかぼちゃをペースト状に加工し、かぼちゃプリン、かぼちゃコロッケなど、かぼちゃ農家の秘伝のかぼちゃレシピでご提供いたします。持ち帰りも可能です。
イベントの開催は、2021年10月31日(日)12時〜15時 を予定しております。
12:00 イベント開始・説明
12:15-13:15 ランタン製作
13:20-13:50 食育講義
14:20-15:00 ライトアップ・試食
15:00- イベント終了
完成イメージ図
・開催場所は、「ザ・ロイヤルスコッツマン」(東京都新宿区神楽坂3-6-28)となります。
・本イベントのジャックオランタン作成では、茨城県常陸太田市の里川カボチャ研究会様よりご提供いただきました、廃棄予定のカボチャを使用いたします。なお、衛生面等に全く問題はありません。
・イベント開催につきましては、除菌の徹底・換気・ソーシャルディスタンスの確保・使用する道具の共有禁止など、感染予防対策を徹底したうえで実施致します。
・当日運営者5人は2回のワクチン接種を完了しています。
イベント参加費は無料です。リターンにご支援頂いた方からイベント参加を受け付けますが、支援者以外で参加をご希望の方でも参加人数に空きがあれば参加を受け付ける予定です。下記のURLより申し込みください。
○注意事項
※イベントは親子での参加を想定したものとなっております。お子様だけの参加は受付できませんのでご了承ください。
※店内スペース及びソーシャルディスタンス確保の都合上、参加人数は5組、10人ないし12人までとさせて頂きます。
※政府やその他自治体からの緊急事態宣言、また感染状況次第では、イベント内容の一部変更する可能性があります。
リターンについて
主なリターンとして、カボチャプリンとランチョンマットを用意いたしました。
カボチャプリンは、今回ご協力いただく里川かぼちゃ研究会様のカボチャを使用しています。同研究会の品種改良の末得られた鮮やかな色合いを想起させるような表面と、茨城の寒暖差を利用して育てたことで得られた甘さを合わせ持った絶品のプリンをご堪能頂けます。
ランチョンマットは、ご家庭もしくは学校などの日々の食事が、栄養バランスがとれた食事になっているかが一目で分かるものとなっております。
今回ランチョンマットをリターンとして作成した目的は、お家の方だけではなくお子さまにも食事について意識していただく機会を増やすこと、すなわち、お食事の際に目に入りやすく、かつ邪魔にならず気軽に使えるモノとの思いからです。
ランチョンマットは、お子さまに親しみをもってもらえるようなデザインに致しました。このランチョンマットを使って、少しでも楽しい食育の一助となれば幸いです。
ご支援頂きました方には、感謝を込めて下記のリターンをお送りさせていただきます。
①感謝の手紙 ¥500
②感謝の手紙+イベントの写真 ¥1,000
③感謝の手紙+イベントの写真+当日のイベント資料 ¥1,500
④かぼちゃプリンとレシピ ¥2,000
⑤食育ランチョンマット ¥3,000
⑥食育ランチョンマット+イベント参加券(限定5セット) ¥3,000
⑦食育ランチョンマット+かぼちゃプリン ¥4,500
ランチョンマットデザイン案※1 イベント開催は10月31日 日曜日12時から、「ザ・ロイヤルスコッツマン」(新宿区神楽坂)での開催を予定しています。
※2 イベント参加方法につきましては、支援して頂いた方に10月24日を目処に別途ご連絡させて頂きます。
※3 イベント参加費は無料です。上記リターンにご支援頂いた方から優先的にイベント参加を受け付けますが、支援者以外で参加をご希望の方でも参加人数に空きがあれば参加を受け付ける予定です。
資金の使い道
ご支援いただいた資金は、廃棄カボチャ・イベントに必要な設備の調達費用・イベント開催当日のコロナ感染対策などに活用させて頂きます。
・廃棄かぼちゃ仕入れ費 7000円
・イベント実施費用 7000円
・リターン製作費用 20000円
最後に
最後までお読み頂きありがとうございます。
閉塞的な空気感漂うご時世にはなりますが、この活動をきっかけに一人でも食に対して興味関心を抱いてくれれば幸いです。フードロスの問題性・食育の大切さを広めるきっかけとなるイベントを開催できることを願っております。
皆様からのご支援をお待ちしております。
協力
・The Royal Scotsman(ザ・ロイヤルスコッツマン)
東京都新宿区神楽坂3-6-28
ホームページ: https://royalscotsman.jp
・里川かぼちゃ研究会
茨城県常陸太田市里川町842-6
ホームページ: https://www.green-tourism.pref.ibaraki.jp/facility/facility-149712
■特定商取引法に関する記載
●販売事業者名:請求があり次第提供致しますので、必要な方はメッセージ機能にてご連絡ください。
●代表者または通信販売に関する業務の責任者の氏名:請求があり次第提供致しますので、必要な方はメッセージ機能にてご連絡ください。
●事業者の住所/所在地:請求があり次第提供致しますので、必要な方はメッセージ機能にてご連絡ください。
●事業者の電話番号:請求があり次第提供致しますので、必要な方はメッセージ機能にてご連絡ください。
●対価以外に必要な費用:プロジェクトページ、リターンに記載のとおり。
●その他記載事項:プロジェクトページ、リターン記載欄、共通記載欄(https://camp-fire.jp/legal)をご確認ください。
■特定商取引法に関する記載
食品のリターンに関しては以下の通り
●販売事業者名:The Royal Scotsman
●事業者の住所/所在地:東京都新宿区神楽坂3-6-28 土屋ビル1F
●事業者の電話番号:03-6280-8852
●対価以外に必要な費用:プロジェクトページ、リターンに記載のとおり。
●その他記載事項:プロジェクトページ、リターン記載欄、共通記載欄(https://camp-fire.jp/legal)をご確認ください。
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-or-Nothing方式で実施します。目標金額に満たない場合、計画の実行及びリターンのお届けはございません。
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