はじめに・ご挨拶
プロデューサー・西田聖志郎
本作の演出・野瀬哲男とはお互いに20代で立ち上げた劇団四月館で解散するまでの6年間、苦楽を共にしました。その野瀬から、43年前に松田優作さんが作・演出した「真夜中に挽歌」を再演したいと相談がありました。野瀬と優作さんは、文学座演劇研究所の同期生として出会い、優作さんが旅立つまでの17年間、誰よりも多くの時間を共に過ごしました。私は優作さんが逝くまでの8年間、温かくも厳しく目にかけて頂きました。優作さんは、殊の他 四月館の芝居を気に入り、毎公演観に来てくれるだけでなく、稽古場にも顔を出してくれました。その優作さんから数々のアドバイスをいただいたご恩返しに、野瀬からの相談を受け、迷うことなくプロデュースを引き受けた次第です。
このプロジェクトで実現したいこと
演出・野瀬哲男
優作さんは、文学座の研究生になったばかりのまだ無名だった頃に、同期のメンバーを集め劇団F企画を結成しました。その一人が野瀬哲男氏でした。1974年3月から1976年3月までの2年間に、松田優作の作・演出により6本を立て続けに上演しました。更にF企画解散後も、自らのプロデュースにより1978年11月から1988年3月までの映像の仕事で多忙な時期でもあった10年間に「真夜中に挽歌」(78年の上演では野瀬さんはとおる役を演じた。)、「マズタ」、「モーゼル」の3本を上演し、通算9本の作品を精力的に上演し続けました。朴李蘭というペンネームで作・演出していたためにその地道な演劇活動は一部のファンだった方々にしか知られていません。「真夜中に挽歌」の再演により、松田優作が演劇にかけた足跡を顕彰したいと思います。
プロジェクトをやろうと思った理由
1978初演楽日終演後
この作品は、1978年に上演されたもので、その当時の世相の一面が、登場する3人の若者により炙り出されます。そして、当時29歳であった優作さんの心からの叫びが発せられています。それは優作さんと芝居仲間たちが残した確かな青春の一ページであり、時代を越えた普遍的な命の重みがそこに描かれています。その松田優作の叫びを再び世に発信したいと思ったからです。
ストーリー
◇4人キャストの3人芝居 「真夜中に挽歌~1978 僕達は出会った~」は、東北から上京してきた青年・とおると、暴走族リーダーであるジョージ、その恋人ハクランが登場する3人芝居。とおるはジョージとハクランと出会い親しくなるが、物語は意外な方向に展開していく。
キャスト
とおる役 松永涼平
ジョージ役 崔 哲浩
ハクラン役(Wキャスト)野元 空(星)
ハクラン役(Wキャスト) 藍梨(月)
これまでの活動
舞台準備風景
2004年に演劇の製作を目的に、脚本家で俳優の若宮優子 とプロデュース集団としてパディハウスを立ち上げ、2005年2月10日〜14日に下北沢駅前劇場で坂上二郎さんを客演に招き「富豪と、嘘と、のぞみ」で旗揚げ公演を行い、2006年に全国14市町村で再演しました。続いて2009年に辺見えみり、はしのえみ、井之上隆志、重田千穂子らに声を掛け「六月燈の三姉妹」をプロデュース、赤坂レッドシアター他2ヶ所で上演し、2011年にかめありリリオホール他7ヶ所で再演しました。2010年1月20日に法人化し、演劇のみならず映画製作にも乗り出しました。そして2015年、元宝塚歌劇団花組トップスターの愛華みれを招き「霧島の花嫁」を赤坂レッドシアター他4ヶ所で上演しました。以上が演劇に関するこれまでの活動歴です。
資金の使い道
コロナ禍により演劇は壊滅的な影響を受けております。有志により無茶を承知で今回のプロジェクトを立ち上げました。今回のクラウドファンディングで集まった資金は、もちろん製作資金の一部とCAMPFIRE手数料に充てさせて頂きますが、もう一つの大きな目的は、東京まで本公演を観に来られることが困難な全国のファンの皆様に、松田優作・作「真夜中に挽歌」を身近に感じてもらうためのリターン品を用意致しました。この機会を逃すと二度と手に入らないものばかりです。
是非この機会にご支援頂きますようよろしくお願いします。
(支出予算)
・制作費 1,300,000
・人件費 1,250,000
・宣伝費 400,000
・劇場費 820,000
・稽古場代 200,000
・グッズ制作費 1,000,000
(タオル・Tシャツ・プログラムほか)
・オンライン配信用映像制作費
1,000,000
----------------------------------------------
合計 5,970,000
(売上試算)
チケット売上 2,160,000
(4,500円@60人8公演)
配信売上 1,500,000
(視聴者300人)
グッズ売上 1,300,000
-------------------------------------------------------------------
合計 4,960,000
※クラファン達成金額 1,010,000(手数料引き後)以上で黒字化となります。
リターンについて
タオル、Tシャツ、オンライン配信視聴権、パンフレット、出演者コメント入り写真、入場券、松田優作関連缶バッジおよびキーホルダーetc.
★リターン品:Tシャツ(製作の都合上デザインは変わる事があります。)
★リターン品:スポーツタオル(製作の都合上デザインは変わる事があります。)
★リターン品:松田優作オリジナルデザイン缶バッチ、松田優作オリジナルキーホルダー(製作の都合上デザインは変わる事があります。)
★リターン品「真夜中に挽歌」四月館公演記念プログラム(表紙)
★リターン品「真夜中に挽歌」オリジナルデザインステッカー
実施スケジュール
8/31(火)顔合わせ・本読み、9/18(土)リターン品のタオル等デザイン発注、9/24(金)25(土)本読み・ダンス、9/27(月)リターン品作成発注、9/30(木)本読み・殺陣、10/5(火)各リターン品完成、10/6(水)〜21(木)立ち稽古、10/23〜31(日)通し稽古、11/1(月)仕込み、11/2(火)ゲネプロ、11/3(水)〜7(日)本番、12月末リターン品送付予定。
最後に
遺作「ブラック・レイン」で世界の注目を浴び、ロバート・デニーロはじめハリウッドから数々のオファーがありながらも、病魔に侵され旅立った松田優作!彼が作・演出した演劇作品9本の中で唯一脚本として現存しているのが、この度上演される「真夜中に挽歌」なのです。
43年を経た今でも、松田優作の叫びは力強く訴えかけその魂が蘇ります。
本公演が成功しますよう、ご支援の程よろしくお願いいたします。
■ 特定商取引法に関する記載
●販売事業者名: 株式会社パディハウス
●責任者の氏名:西田静志郎
● 事業者の住所/所在地
〒164-0001東京都中野区中野5-37-15風光庵201
● 事業者の電話番号:03-3385-2256
●送料:送料込み
●対価以外に必要な費用:プロジェクトページ、リターンに記載のとおり。
●ソフトウェアに係る取引である場合のソフトウェアの動作環境:該当なし
●その他記載事項:プロジェクトページ、リターン記載欄、共通記載欄(https://camp-fire.jp/legal)をご確認ください。
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
コメント
もっと見る