ローカル×ローカル別館「room5」の本棚を、いってつの「気になるあの人」にお願いをするプロジェクト。
本棚のお披露目は2022年3月の別館オープン時を予定していますが、noteでは選書いただいた本を数珠つなぎに紹介していきます。
プロジェクトの詳細はコチラから。
第2回のゲストはフリーランス編集者の今井夕華さん
選書のテーマは第1回に引き続き「わたしとローカル」。
夕華さんのローカルはどんな世界でしょうか。
今井夕華(YUKA Imai)
フリーランスの編集者として、アーティスト、研究者、専門家、職人さんなど「何かが大好きでたまらない人」たちの専門的な話を分かりやすく伝える仕事をしています。店舗や企業の「バックヤード」を見るのが特に好きで、webメディア「ニューワールド」では「今井夕華のバックヤード探訪」を連載しています。
"いい感じ"の石ころを通じて、ローカルの解像度をあげてみる
夕華さんからご紹介いただいた本は
『いい感じの石ころを拾いに』(著:宮田珠己)
エッセイストの宮田珠己さんが、ただ海辺にしゃがみ込んで「なんかいい感じの石ころ」を探すという本です。宝石でも隕石でもない、ちょっと地味だけど「なんかいい」石を探して、北海道から北九州の離島まで、さまざまな地域に繰り出しています。
ローカルxローカルの近くでいうと、西伊豆の仁科海岸が紹介されているのですが、「侘び寂び面で個性のある石が多い海岸」ということで宮田さんの好感度は大。東伊豆の方にある菖蒲沢には石英がたくさん落ちていて、御前崎まで行くと持ち心地、触り心地のいい丸っこい石が豊富なのだとか。
もともと石を拾うのが好きだった私ですが、この本を読んでからは「いい感じ」の解像度が上がって、さらに好きになりました。海辺に行って、ただ黙々と、淡々と石を探す時間はとっても楽しいですよ。皆さんも「いい感じの石」探し、ぜひやってみてください!
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選書していただたた本棚は、別館オープンの2022年3月から公開する予定です。
是非南伊豆まで足を運んでみてくださいね。
クラウドファンディングも27日まで絶賛実施中です!