室町時代、それはこたつ誕生の時
しりとりで「こ」が回ってきたとき、確実に「こたつ」が使われるほどに日本中から愛されているこたつ。
その歴史は駿河湾より深く、時は室町時代(1336年〜1573年)までさかのぼります。
こたつの起源は、囲炉裏(いろり)の上に櫓(やぐら)を組み、布団(ふとん)をかけたものと言われています。
囲炉裏(いろり)の上に、
櫓(やぐら)を組み、
布団(ふとん)をかけたもの。
想像すると、見た目はかなり現代のこたつに近いですね!
ただ・・・
こいつは熱い!絶対に熱い!!
やけど必至です!!!
こたつ、はじまる
時は流れ1909年(明治42年)、イギリスの陶芸家バーナード・リーチが来日し、
バーナード「オレ正座とか無理!自宅に掘りごたつ作るわ!」
と言ってできたのが、住宅向け腰掛けこたつのはじまりです。
▼正座が苦手なバーナード・リーチ
こたつ、いざ普及の時
バーナード・リーチが作った住宅用腰掛けこたつ。
これを白樺派を代表する小説家のひとり志賀直哉が、
直哉「腰掛けこたつとか最&高!マジエモい!」
と書いたことから、日本全国の一般家庭へと普及していきました。
▼こたつを愛して止まない志賀直哉
現代こたつのヒントは、そば屋
現代のこたつは、囲炉裏ではなくこたつ机の上部に熱源がついていますが、これは東芝の山田正吾氏が発明しました。
正吾氏が電化製品の普及活動の際、ふと入ったそば屋で天井を見上げると、2階用のこたつの熱源が飛び出していました。
これを見た正吾氏は「これやあああああ」と、現代こたつの発祥となる「電気やぐらコタツKYA-41」を発明しました。
蕎麦屋をこたつ内部と見立てた発想はすごいとしか言いようがありませんね!
ありがとう山田正吾さん!
そして、現代へ
囲炉裏(いろり)に比べればましだけど、こたつは熱源部分がやたら熱い!!
という皆様からの600年間の声にお答えして、フラットヒーターなるものが誕生しました!
すみずみまで暖かいのは最高ですね〜!
私たちがつくる最高のこたつ部屋「ぬくもり(NUKUMORI)」でも、このフラットヒーターを採用しました!
「こたつJAPAN」プロジェクトの名に恥じぬよう、ぬかりないぬくもりをお届け致します〜!
以上、こたつの歴史でした!