2021/12/01 22:47

今回のクラウドファンディングはAll-or-Nothing方式を採用しており、期限までに目標金額(今回は60万円)を集めることができなければ、1円もわたしたちのところには入ってこないようになっています。

演劇の企画を打つうえで、どうして、このような背水の陣に設定したかといいますと、それはわたしが最も大切にしたいと思っている〈共同制作〉を実現するたです。

作品制作に取り組みながら、お客様を集め、一緒に作品をつくっていくプロセスをわたしは大切にしたいのです。

わたしは以前、電脳天使のサイトで「ネタバレはした方がいい3つの理由」という記事を書きました。そこで「観劇は日帰り旅行だ」と書きました。内容としては、公演の宣伝方法について書いた記事なのですが、わたしはクラウドファンディングを導入することで、〈日帰り旅行型観劇〉をもうひとつ上の段階に持っていきたいと考えています。

それが〈文化祭型観劇です。それぞれのクラスや有志のグループが出し物や模擬店を企画し、いちからイベントをつくっていきます。

わたしは小劇場にもそのような制作方法を持ち込みたいのです。だからわたしたちは「○○という作品を上演します、みなさん来てください」ではなく、「○○と作品をつくりたいので、力を貸してください」と言うのです。

この方法が上手くいくと、公演を打ちたいけど、お金が無くてできない人を減らすことが十分に可能であるし、「作品をつくりたい人」と「作品を観たい人」のマッチングが簡単にできるため、より演劇業界が楽しくなると考えています。

だから、わたしはその成功例を作りたいのです。「こういう制作方法もあるよ」と示し、作品をつくる方も観る方も、もっと気軽に演劇を楽しめるようにしたいのです。

そのための映像作品であるし、無料公開でもあるのです。

どうか引き続きご支援のほど、よろしくお願いいたします。


演劇サロン電脳天使代表 有馬風音