2021年8月、全国各地の広範囲で記録的な大雨が降りました。九州北部では8月11日からの降水量が1,000ミリを超え、1週間も経たず年間雨量の5割に達する地域も出るなど大きな被害をもたらしました。
佐賀県武雄市にある、私たちの運営する児童支援事業所「ガラパゴス」も被災しました。
「ガラパゴス」は、特別な支援が必要な子どもたちが放課後に通う場所で、自立支援と日常生活の充実のための活動などを行う福祉サービスを実施しています。「放課後等デイサービス」と呼ばれるところです。
そんな子供たちの居場所が、今年の夏、水害に遭いました。実は二度目の水害です。
一度目の水害は2年前。おおよそ140cmほどの浸水でした。
その時はなんとか自力再建をやり遂げましたが、今回は更に被害が大きく、復興の目処が立ちません。160cmほど浸かりました。
2年で2度もこんな大規模な水害を経験するとは誰が予想したことでしょうか。
子どもたちが元気なことだけが幸いでした。
子どもたちの居場所を
なくすわけにはいかない!
今現在、仮設の事業所にて運営中です。皆様のお力をお借りしたく、プロジェクトを立ち上げることとなりました。ご支援ご協力いただけると本当にありがたいです。よろしくお願いいたします。
2019年3月:放課後等デイサービス 児童支援事業所 ガラパゴス サービス開始
2019年8月:水害に遭う
2019年12月:再スタート
2021年8月:再び水害に遇う
2019年1月、佐賀県武雄市に「ガラパゴス」は生まれました。障がいを持っている子どもたちを療育するトレーニング場所としてスタートし、その2ヶ月後の2019年3月に県から認可をいただいて「放課後等デイサービス」の福祉事業所として始動。
モットーは「断らない」。つい手が出てしまう子や、感情をうまく伝えられない子など、ほかの施設では断られた子どもも受け入れています。
“愛よりも理解を” 障害児の学童保育施設「ガラパゴス」としてドキュメンタリー取材もしていただきました。
本人が苦しんでいるときこそ
寄り添ってあげたい
生きづらさを抱えた子どもたちでも、いきいき暮らせるように理解してあげたい。私たちは全力で向き合います。子どもたちが笑顔で心穏やかに、自分自身の能力に満足できるように過ごせるトレーニング場所を作り上げることが、この「ガラパゴス」で叶いつつありました。
ガラパゴスのスタッフもその喜びを噛みしめ、日々勉強している最中であった2019年8月28日、 一夜にして事態が変化しました。
3月のオープンからたったの5ヶ月です。九州北部豪雨に見舞われました。
建屋は半分以上水没。油にまみれ、近寄るだけで異臭がします。揃えたばかりの備品、設備も全てダメになりました。
私たちは一度施設を閉めて、とにかく復旧を急ぎました。そして2019年12月、3ヶ月後に復興!
環境に敏感な子どもたちの特性を考え、鉄骨の骨組み以外は全てを廃棄し、壁や床の間には、備長炭を敷き詰めて臭いを少しでも軽減できるように、壁紙も以前のように毎日が楽しくなるようにと慎重に選び、子どもたちのための再構築に努めました。
しかし、2年を待たずして、2021年8月に二度目の水害。
1週間以上降り続いた今年の雨の被害は前回よりもひどく、正直もうどうしていいのか分からない状態です。2年前に買い直した備品もパソコンも全部水没しました。
洗っても使えないかもしれませんがもしかすると使えるかもしれないと、みんなでひたすらこの泥汚れを落とす作業が続きました。
ボランティアの方々にも助けていただき、本当に感謝しております。
前回の水害では仮施設でのサービス提供の許可が下りず、施設を休止せざるをえませんでした。
しかし、その前回の水害の時に助けていただいたご縁や、テレビ取材で取り上げられていただいた繋がりなどもあり、「福祉事業を止めてしまうと利用者が困るのでは?」と県に声を上げる活動をしてくださった方々がおられ、別の場所でサービス提供しても良い許可がおりたのです。
今は県立の中学校の空き部屋をお借りして、仮事業所としてなんとか営業を続けている状態です。
しかし、大きな環境の変化に対応が難しい子もいます。学校に行けなくなってしまった子もいます。
水害さえなければ…という感情が抑えきれません。
水害直後、放課後等デイサービス「ガラパゴス」は一夜でゴミ屋敷になりました。
大事な本や玩具、子どもたちが作った工作。パソコンやタブレット、事務系の書類も全部水に流されてしまいました。復興の目処は分かりません。
同じこの建屋を使って事業を再開することが果たして良いことなんだろうか?
2年で2回も被害を受けてしまったので、継続して良いのかも悩んでいます。
同じ市内で、水害や災害に遭いにくい場所を新たに探すべきなのではないか?
そんな思いもあり、実際に今、別の場所も探しています。
一時的にでもここを仮復旧させて、それから別の移転場所を探すのがいいのか。
しかし、復旧させるにも費用がかかるので、すぐにでもいい場所が見つかればいいのですが、そう簡単に新しい最適な場所が見つかるわけでもなく。
途方に暮れる毎日ですが、そうも言っていられません。前を見て進むしかないのです。
送迎用の車両を購入したい!
これが今すぐ解決したい直近の問題です。建物の復興や備品の購入などにも当てたいのは山々なのですが、今の施設は仮拠点であり、実はそれほどたくさんのものが入れられない状況にあります。
場所が変わったため、特定の利用者のお迎えには、片道45分以上かかることもあり、また、既存の送迎車では乗車定員数も少なく、2回往復することもあります。
そのため、定員数の多い送迎車両が緊急的に必要となっています。
本来ならば大きな本棚やロッカーなどを置いて、みんなが快適に過ごせる空間を作りたいところなのですが、今の場所はあくまでも一時的にお借りしている仮施設。
スタッフも送迎に手を取られてしまい、送迎時間にかなりの負担がかかってきています。
今は車4台を稼働させていますが、うち2台は借りているものです。資金があればまずは車を確保することを優先に考えています。
小さな車で何度も行き来するのは大変なので、できれば大きな車で一度にたくさんの子供たちを送迎できる車両を必要としています。
目標金額:100万円
(内訳)
送迎車両購入費は200万円ほどを見込んでいますが、その一部として使わせていただきたいと考えております。リターンにかかる費用、CAMPFIRE手数料を差し引いた支援額を、全額車両購入費として活用させていただいきたいです。
他設備の修理や備品の購入にまで充てる余裕はありませんが、たくさんの支援に助けていただきながら、なんとか仮施設で頑張っています。皆様のお力添えのおかげと、深く感謝しております。
■DIYで復興のお手伝い権
■復興を応援するfacebookクループ参加権
■個人スポンサー
■企業スポンサー
■送迎車スポンサー
■お礼のお手紙
■絵が得意な子の原画
■オリジナル有田焼 角皿 1枚
■ガラパゴス オリジナルTシャツ
以上のようなリターンをご用意いたしました。詳しくはリターンの一覧をご覧ください。
お力を貸していただければ大変ありがたく思います。
2021年11〜12月:クラウドファンディング実施
2022年2月より新たに送迎車を確保し、スポンサー様の掲載やリターン品の発送など随時実行していきます。
水害だけでなくコロナの影響もあり、慣れない環境でも子供たちは毎日頑張っています。
施設の復旧、ガラパゴスという居場所を必要としている子どもたちの未来のために、課題はまだまだ山積みですが、ひとつずつ諦めずに前を見て進んでいきます。
早く新しい拠点を探してしっかりと腰を下ろしたいのが正直な気持ちです。子どもたちが安心して過ごせる居場所を取り戻せるよう頑張ります!
一度目の水害で、これ以上失うものはないと思っていましたが、まさかの二度目の水害がやってきて、たくさんのものを失いました。
皆様の支援を必ず形にし、子ども達の笑顔を引き続き守っていきます。障がいのある子どもたちが笑顔で過ごせるように、どうかご支援のほど、よろしくお願いいたします。
※本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
最新の活動報告
もっと見る残り1時間となりました
2021/12/30 22:50ガラパゴスへご支援頂きありがとうございました。また少しでもガラパゴスを知って頂けたり、興味を持って頂いた方々ありがとうございました。まだまだ長い道のりですが、このご支援を糧に頑張って参ります。2021年も24時間を残すところとなりました。+1時間(誤差)レコ大も決定した模様です。なんでしょう。水害年、感じる、虚しさ。来年は笑って生きたいものです。ありがとうございました。 もっと見る
残り9時間 39%
2021/12/30 15:06・2020年水害から138日目・2019年 水害から855日神様の試練は、なかなかハードです。ガラパゴスは、子どもたちへの支援を継続できるよう、この試練を乗り越えていかねばなりません。皆様、少しだけお力をお貸しいただけると幸いです。今年ももう残り1日。 もっと見る
残り1日! 達成率38%
2021/12/29 08:53本プロジェクトも残り1日となりました。このプロジェクトを見て頂いた方々、ありがとうございました。佐賀の田舎の小さな福祉事業所が、水害に遭いましたって小さな小さな出来事かと思います。ですが、それによって気持ちが不安定になってしまった子どもたちがいました。2019年で失い、またも失い。できる事は、なんなのか? 人、金、知恵、時間など、できる事はなんでもやりました。それでも足りません。あと少し、お力をお借りできれば幸いです。 もっと見る
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