2021/11/12 15:31

蒼天の美しい今日です。

参詣の帰路、お昼ごはんに「味噌ひれカツ定食」を美味しくいただきました。愛知県の食文化はすごいなと感動しながら(この食事を八華で当てるならカードはどう出るのか?)などと考えていました。笑

本号のタイトル川柳は私です。

あと少し みんなで描く 大きな丸


本当に皆さん、いつもありがとうございます!!

「いつも」が一日ごとに一日増えて、最終日までの日数が一日ごとに一日減ります。なんだかもう寂しいんです。ゴールに向けて盛り上げるタイミングに、感謝しながら泣いててどうする!ですよねー笑


では、本日もコラム的なものを少し。

9つのマーク誕生秘話


「むかしばなし」です。


八華が、まだ【八華(ぱぁほあ)】という形になっていなかった頃のこと。

カード1枚1枚のもつ世界観をイラストにしたくて、自分でも描いたりしてみて、(私ではイメージを具現化できない)と判断するに至り、オーディションをしました。

わたしの友だちの友だち。つまり、わたしの知り合いの内ではなく、ご縁一本を進めたところにイメージを絵に起こせる人たちがいて、勿体なくも三名のご応募を頂戴しました。

オーディションは、八華の1枚を実際に絵にしていただき見せてもらいました。

今も思い出せます。印象深いステキな作品たちでした。

(この感性のクリエイターさんに81枚分をお願いする)、それをするだけの位置まで到達していました。

最近でこそ有名なオラクルカードみたいな、すべてのカードに、占者のイメージを導いてくれる絵があるものをこの時の私は想定していました。

頼みたいと思える一名も決まりました。
そして、その方が創ってくださる世界観で完成するカード全体をイメージしました。

ワクワクしなかったんです。

この衝撃は意外でした。私に起きた迷いの元が何であるか解決するのに日を要しました。

答えはこうでした。

「八華にはイメージを導く絵は要らない。絵は占者自身のなかにあるものを使いたい。だから、絵ではなく抽象的なものにする。見ただけでは意味がまったく判らなくていい。考えてもらうカードにする。そうしなきゃいけない。そうする」

ご応募いただいた三名の方にごめんなさいを伝え、それからです。そこから、私の思考の世界で青い鳥(メーテルリンク作)探しをすることになるのです。しかも9羽…。

最低条件は三つでした。

・自分のなかからイメージや言葉を探してもらう、考えてもらうカードにする。

・絵ではないデザインで占いができるようにする。

・でも、そのデザインは、占学の哲学と矛盾なく整合できるものにする。


……。


最初に決めたのは、トランプやタロットで用いられる4つの哲学的なマークの使途でした。何よりもカードのマークとして馴染みがありますからこれを外す選択はありません。

・♤は剣だから、立ちはだかる山を表すマークとして使おう。

・♧は樹木だから、木々を吹き抜ける風を表すマークとして使おう。

・♢はお金だから、潤いと循環の沢を表すマークとして使おう。

・♡は心臓だから、止まることがすなわち死を意味する火を表すマークとして使おう。



次に、神道をはじめ様々の思想の場で使われる○□△。この3つのマークを八華の天地と中に充てました。

こうして書いていると簡単そうに私からも見えますがさにあらず(笑)

何せ天地人の哲学です。気づくまでに沢山の旅をし、沢山の景色を観て考えて考えて、悩み込んでいます(笑)

・○は丸、円、球体だから、天に代表される哲理を表すマークとして使おう。

・□は四角、方形、立方体だから、地に代表される哲理を表すマークとして使おう。

・△は、○と□をつなぐ働きをするものを表すマークとして使おう。←これに関しては、近々、図解付きの記事を書こうと思っています。


7つのマークが決まり残るは2つ。

・⚡︎は雷や電気だから、雷を表すマークとして使おう。とは素直に行かなくて、⚡︎を、天空を往く青龍だと見立てて採用しました。

最後までどうしようか悩んでいたのが水を表現するマークです。
波線、雫、雨模様、霧吹き的な感じなどなど考えて考えて真剣に考えて、特に水のある景色を見に行きましたし、水に縁のある神社仏閣を訪ねました。水を主題とした本を読み、雪、氷、水蒸気、海、湖、池、水溜り、傘、酸素、湿潤って何?とか、もう、発想を広げたり深めたり(笑)
そうして、*を見つけます。

このマークは、雪の結晶ですよね。

「>」と「|」と「<」合わせて漢字の「水」そのものでもあります。

「水」は象形文字だったのですよね。

あらゆる形になる水の働きを象徴するマークとして妥協も矛盾もない。よく見つけたと自分では思いますし、この当たり前のマークに気付けたご縁に感謝しています。

以上、書けばあっけないほど簡単なものですが、9つのマーク、誕生秘話でした(笑)


そして次の段階は、マークに付ける「色」の選定です。

色が有るということは、そこには、光があり、光を反射する物があるはずで、
光がないという働きや、物がないという働きを表すマークに色をつける行為が可能なのでしょうか。

そんな愚行を許しますか?どう思考したら許せますか?

これはまた別の話ですね。またの機会といたします。


本日もお読みいただき、ありがとうございました!!

皆さまからの川柳、ご感想、質問などもお待ちしています。


お気に入り登録をいただきました皆さま、ご支援をいただきました皆さま、本当にありがとうございます。

プロジェクト期間中の連載を予定しています。また来てくださいね。よろしくお願いします!(つちひらはなえ)


【泣きたい時に、豆柴とマンチカン。そして八華】

※※※バックナンバー※※※

No.27、9つのマーク誕生秘話

No.26、カードの上下と曼荼羅(△5)

No.25、八華のなかの八卦

No.24、十二消息卦(十二辟卦)

No.23、ボードゲーム!ナンプレ(数独)

No.22、抑うつからの脱却

No.21、白黄さくら黒、4色の違い


過去ログ倉庫② No.11〜No.20

https://camp-fire.jp/projects/508261/activities/325856

No.20、吉祥文字/No.19、大吉と読む・許すを書かなかった理由/No.18、善悪で考えない/No.17、一日で占い師に!の秘密/No.16、道(みち)と道(タオ)/No.15、初刷版ご利用者さまの声/No.14、数字の話と魔方陣/No.13、暁月先生からのお便り/No.12、八華に流れる陰陽の話/No.11、初刷版と第二刷版との違い


過去ログ倉庫① No.1〜No.10

https://camp-fire.jp/projects/508261/activities/325844

No.10、ボードゲーム【すごろく編】/No.9、ババ抜きゲームとリットリンク/No.8、占い方と「お約束」/No.7、老師より・八華の名の由来/No.6、風の話/No.5、相談者さまの声・絵ではなくマークにした理由/No.4、東京ケイ子先生より応援をいただきました/No.3、鳳美先生からのお便り/No.2、岩崎様、松田様、和田様をご紹介します/No.1、動画に登場ナックル井上様をご紹介します