障がい者個々人に合った仕事を見つけ、サポートしてくれるアプリを作りたい!
目次
・自己紹介
・アプリで仕事をサポート!
・個人の就労データを記録しDX化!
・解決したい社会課題
・対象となる事業所
・アプリの機能について
・まずは、山口県から
・精神障がい者の理解を深めるために
・私の病気について
・このプロジェクトで実現したいこと
・支援金の使い道
・実施スケジュール
・リターン
・最後に
・自己紹介
はじめまして。オオカワセイジと申します。
私は統合失調症を患っており、労働にかなりの制限があります。
具体的には発作のように起こる記憶の混濁、手や体の震え、自身のコントロールを失う感覚、幻聴などがあり、そのせいで仕事の手順がわからなくなったり、自分で何を話しているかわからなくなってコミュニケーションがとりづらくなり、過剰な服薬など体調管理ができなくなることが多々あります。そのような状態であるとまともに働くことが困難です。
そのため障がい者の就労に特化している就労継続支援A型で働いていました。
その事業所では、飲食や製造業やポスター制作など幅広いジャンルでの仕事がありました。障がい者が担当する作業も多く、調理や食品の盛り付け、弁当箱の洗浄、弁当の盛り付け、布マスクの作製、不織布マスクの作製、中学校の広報誌の制作、屋外での除草作業、農業など様々な作業を選ぶことができました。
運が良いのか、その事業所では配慮が行き届いており、体調不良時には頓服薬が効いてくるまで休憩することもできました。
しかし私の場合は、良い環境にいても前述したような症状が出ることが多く苦しみました。
・アプリで仕事をサポート!
病気とともに働いていくうちに、仕事をサポートし、体調管理をしてくれる助手がいてくれたらいいのにと考えるようになりました。
そこで思いついたのが、コミュニケーションを取ってくれて仕事と体調を管理し、データを残してくれるアプリです。
仕事の手順を動画などでわかりやすく何度も説明してくれて、オンラインマニュアルを表示してくれて、作業でつまづいたときにどうすればいいかわかる仕組みが作れるアプリにします。
体調管理、服薬管理のサポートも一元化してくれるアプリを作っています。
仕事をする上で常にサポートがある安心感が欲しいと感じていました。それは私自身にだけ必要というわけでなく、事業所で働いていた同僚にも、過剰に薬を飲んでしまうことを避けるため服薬管理が欲しいという人もいたり、作業のマニュアルが欲しいという人もいたり、職員とのコミュニケーションをもっと気楽に取りたいという人もいたり、更に良い環境を作りたいという思いがある人が多くサポートも必要としていました。
ちなみにこのキャラクターの名前は的井 結衣(まとい ゆい)です。人と人を結ぶ衣を纏っていくという駄洒落から決まりました。
就労継続支援事業所での最終的な目標は障がい者の一般社会への参画だと思います。そのためには、障がい者個々人が自分は何が得意で、どのような仕事ができるか認識することが参画の手助けになると思います。
・個人の就労データを記録しDX化!
どういった作業が得意で、どういった作業が好きか、どういった作業がストレスがないかなどの個人の特性をアプリでデータ管理をすることで、事業所の職員もそれを共有することができ、障がい者個人がどのような方向に進みたいか可視化する手助けになります。
精神症状だけをとっても、同じ診断名であれ症状は人それぞれです。私の場合統合失調症ですが、主治医によれば、発作のように起こるような症状は典型的ではないそうです。
そのため、病名で判断して対応するのではなくデータで何が得意か、何が苦手かで対応を考えることが大切です。
アプリが個人のストレス傾向、体調不良時の対処の適切さ、服薬記録をデータとして残してくれると、職員にも客観的なデータとして症状や傾向を共有することが容易になるはずです。そこから、障がい者個人に合った働き方、生活の仕方がわかってくると信じています。
障がい者にとっては支援になり、職員にとっては障がい者個人への理解を深め、障がいによって起こるトラブルに対処しやすくなるアプリを目指しています。
・解決したい社会課題
このアプリを作ることで実現したいことは大きく分けて二つあります。
障がい者が、サポートによって働きやすい環境を作ることが第一の目標で、
障がい者個々人に合った仕事の向き合い方を可視化するために、データを残すことが第二の目標です。
就労継続支援A型では、生活支援員や職業指導員は障がい者に対してそれぞれ10人:1人が最低限保証されていなければなりません。
複数の障がい者を同時にサポートする上に、個別支援計画を業務時間内に作成しなければならないので、ひとりひとりに付きっきりで対応することは難しいように思います。
しかし障がい者の立場からは、いつ体調不良になるかわからない不安があり、 いつでもサポートしてもらえる環境が欲しいと感じます。
私は記憶の混濁があったりするので、今自分がしていることが正しいのか自信が持てないときがあります。しかし、その度に職員を呼ぶのは少し気が引けます。
もし手順を何度も確認できるアプリがあれば、精神的な負担も軽くなり作業効率も向上します。
このアプリは職員の立場からしても、リアルタイムで業務状況や障がい者の体調などが一覧表示されて仕事の効率化、管理の一元化ができることはメリットだと思います。更には、業務状況をリアルタイムで記録しているので、職員間での引継ぎも容易になるはずです。体調不良時の対処の共有なども可能になります。
このアプリは障がい者と職員両方にメリットがあるものを目指して開発しています。
アプリで服薬記録も体調管理もストレス傾向もデータに残せれば、仕事だけでなく障がい者の生活能力も可視化することができます。そのデータから、職業指導員は個々人に合った仕事を、生活支援員には個々人がより健康に生活できるよう、判断ができます。
障がい者と職業指導員や生活支援員を繋ぐ仕組みを考えています。
アプリは、質問に対して定型的な応答を返すチャットボットから作っています。
それぞれの仕事の手順などは事業所の事業所職員が直接打ち込み、オンラインマニュアルのようにいつでも参照できるような仕組みを考えています。対応可能な職員の表示をし有事の際には直接やりとりができるようにします。
服薬記録や服薬時間管理をすることで、過剰な服薬を防ぐことができます。
ストレス管理や体調不良時の対処の適切さを障がい者からフィードバックを返すことで、職場がどういった状態か職員全員で共有ができます。
・対象となる事業所
就労移行支援、就労継続支援A型、就労継続支援B型を合わせて約1万4千の事業所が全国にあります。
それぞれ、雇用契約の有無や作業の違いなどはありますが、内職や調理補助や清掃など幅広い仕事があります。
障がい者個人や職員個人にそれぞれに導入というより、事業所単位での導入を進めていきたいです。
・アプリの機能について
このアプリは障がい者と職員がそれぞれアカウントを持ち、キャラクターを介してやりとりするSNSのようなものにしようとしています。
障がい者と管理者はそれぞれ違ったモードになっていて、表示される内容も違います。
こちらが障がい者が見る画面のイメージです。
音声認識で応答するようにし、極力「はい」か「いいえ」で答えられるものにしようと思っています。
こちらが職員が見る画面のイメージです。
業務割り当てや体調管理、服薬記録に加え、キャラクターの返答内容を編集したり、これまでの体調管理のデータをグラフ形式に表示できればと思っています。
利用イメージはこのような感じです。
職員からは、今働いている障がい者がどのような状態か一目で見られるようにします。
・まずは、山口県から
山口県は民間の障がい者の雇用率が全国トップ層の県です。
しかし福祉サービスである、就労継続支援事業所などは多いとは思えません。
私が住んでいる防府市には雇用契約を結べる就労継続支援A型の事業所の求人は常にあるわけではないです。選択肢がない上に、症状の重さを鑑みてもいますぐ一般企業の障がい者雇用は私にとっては難しいです。
精神障害を抱えている人は30人に1人と言われています。障がいの重い方、安定していない方はまだ働き辛い、選択肢がないと私見ですが感じています。
そのため、今の社会であぶれてしまう障がいの重い人や安定していない人を支えて、問題なく働くような支援アプリにしていきたいです。
せっかく地元の山口県が障がい者雇用率が高いというところで、社会で活躍できる障がい者が増えたらいいと思っています。そのためのサポートをこのアプリができたら嬉しいです。
一般の会社の多岐にわたる仕事にも対応できるようにしたいですが、まずは障がい者専用に体系化されている就労継続支援に対応できるようにします。
しかし、最終的な目標は障がい者ひいては私と同じように障害に苦しんでいる人の一般社会への参画です。障害を持っていても一般企業でも問題なく働け、周囲からの障がいへの理解もより良いものにする手助けができればと思います。
・精神障がい者の理解を深めるために
精神障害は怪我などと違って、体調が悪いことが目に見えないことが多いです。
幻聴や幻視などの幻覚に悩まされる人や、気の浮き沈みが激しい人、パニックになり正常な判断が難しい人など、症状はひとりひとり違います。
そのような病状を理解する手がかりに、症状のデータを残し、何に苦しんでいて何をすれば良くなるかを可視化できると、障がい者の周りの人も障がいについて理解しやすくなるはずです。
・私の病気について
私の病気は統合失調症なのですが、主治医に典型的ではない症状と言われ投薬から原因を探っている最中です。普段は薬によって症状は抑えられていて、病気ではない人のようにまともに話し判断することができるのですが、突発的に発作が起こることがあります。発作は手の震え、記憶の混濁、思考の漏出感、幻聴、瞼の痙攣などです。
手の震え自体にはそれほど悩まされていないのですが、記憶の混濁が厄介で、自身が体験していない記憶が頭の中で生成され続けてしまい、悪い思考が現実になったように感じてしまいます。まるで起きながら見る悪夢です。
健康な人でも、エアコン切ったかわからない、ドアの鍵しめたっけ?などと思い出すときにリモコンを握った手、鍵を差した手の映像が思い浮かぶと思います。
そのような感じで、自分の思い出している映像記憶が正しいと思えないのが私の症状です。
ひどいときは1秒前の記憶を疑ってしまい、現在今見えてる映像が正しいと思えないことがあります。そのような状態では「はい」か「いいえ」のコミュニケーションでさえ難しいと感じています。薬を飲んだかどうかの記憶も正しいか信じられずに飲みすぎてしまうこともあります。
思考の漏出感が、記憶の混濁と重なり、スマホに表示された文字列が、自分の思考そのものに見えてしまうことがあり、幻視に近いことが起きます。
幻聴は「助けて」などが多いです。幻聴は、思考の声が本来頭の中で再生されるはずが外からの刺激のように聞こえてしまい、本人にしか聞こえない声のように感じてしまうらしいです。脳が刺激と思考の区別ができなくなり、私は車の走行音と体の震えが同期されるように感じ、体内から騒音が発生している、騒音が体の震えを強くしているような体験をしていました。
それら症状が発作のように起きて、いつ起きるかわからない不安もあります。そのため車や電車に乗るのも若干億劫です。頓服薬はあるのですが、効いてくるまで2時間くらいかかってしまいます。その二時間は記憶の混濁と幻聴を耐えないといけません。
症状を並べてみただけでも、普通に暮らすだけで一苦労だと思います。そのように症状が重い人も世の中たくさんいます。統合失調症だけでも100人に1人と言われており、日本でも約80万人いると言われています。精神障害という分類でも392.4万人の人がいます。そのすべての人が働くのに苦労している、とは言いませんが、症状が安定していなく働くのに制限がある人は少なくないはずです。
・このプロジェクトで実現したいこと
アプリの全国的な導入を最終目標にしています。そのため、各事業所に働きかける移動費や端末代などが必要です。
またアプリも常に改良しておこうと思います。定型的な会話を返す人口無能から、人工知能へと発展させていきたいです。コミュニケーションが取れるようになってくると打ち込みの手間がなくなりますよね。
・支援金の使い道
まずは山口県内の事業所や障がい者雇用の現場に導入するために
アプリ開発費 120万円
営業に関わる費用 30万円
法人化に関わる費用 30万円
クラウドファンディング手数料 17.1万円
・実施スケジュール
ープロジェクト自体の実施スケジュール
1月下旬 (モックアップ)アプリ試験導入
2月10日 クラウドファンディング終了
2月中旬 リターン履行開始
4月上旬 製品版アプリ
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
・リターン
応援のみコース 1000円
リターン不要でも応援していただける方向けのコースです。
お礼のメッセージをクラウドファンディング終了後に送らせていただきます。
的井結衣描きおろし画像コース 2500円
アバター作成時と同じくらい気合入れてきちんとした絵を一枚、数日間掛けてしっかり描いて、メッセージを添えて送ります。
スポンサー掲載
作成予定のホームページの商品紹介欄に支援者様のお名前を掲載します。
※支援時、必ず備考欄にご希望のお名前をご記入ください。
オオカワラジオ
23歳になって発症した統合失調症についての実体験や、
それがきっかけで変わってしまった人格、生活について語っていこうと思います。
2月中旬から全3回行います。
形式は30分程度のオンラインミーティングで、自己紹介と略歴紹介と病気の話の後に質疑応答を考えています。質問の数を様子見て長くて60分くらいまで伸ばそうと思います。
統合失調症に対する理解を深めていき、障がい者、健常者ともに安泰な生活を送ることを目指し、小さい頃に憧れたラジオパーソナリティの真似事で偏見を少しでも減らしていこうと思います。
統合失調症を抱えている親、兄弟、子どもに対しての良い付き合い方を、実体験から一つのケースとして話していこうと思います。
精神病患者が体験している世界を少しだけでも理解する手助けができたらと思います。
オンラインミーティングのURLをお送りするためメールアドレスは必須です。
事業開発ミーティング 4回参加権コース
いっしょに的井 結衣の使い方を考えていきましょう。
3月初週から、一週間に一度オンラインで行う予定の"的井 結衣"を使ったアプリの開発会議に4回(3月中1ヶ月分 )参加できる権利です。開催時間が決まり次第追って連絡させてください。
事業の報告やこれからやりたいことなども話させてください。
オンラインミーティングのURLをお送りするためメールアドレスは必須です。
事業開発ミーティング 8回参加権コース
いっしょに的井 結衣の使い方を考えていきましょう。
3月初週から、一週間に一度オンラインで行う予定の"的井 結衣"を使ったアプリの開発会議に8回(3、4月中2ヶ月分 )参加できる権利です。開催時間が決まり次第追って連絡させてください。
事業の報告やこれからやりたいことなども話させてください。
オンラインミーティングのURLをお送りするためメールアドレスは必須です。
事業開発ミーティング 12回参加権コース
いっしょに的井 結衣の使い方を考えていきましょう。
3月初週から、一週間に一度オンラインで行う予定の"的井 結衣"を使ったアプリの開発会議に12回(3、4、5月中3ヶ月分 )参加できる権利です。開催時間が決まり次第追って連絡させてください。
事業の報告やこれからやりたいことなども話させてください。
オンラインミーティングのURLをお送りするためメールアドレスは必須です。
・最後に
今の病気を発症したとき、なんで自分なんだ、自分は外れくじを引いてしまったんだと思うこともありました。人生の選択肢が病気のせいで減ってしまったと考えてしまうこともあります。
もちろん病気でなく健康に越したことはないのですが、この状況になり選択肢が減ってから見えてくるものがあることに気が付きました。単純に自分に必要なものを作ることが、同じ病気や悩みを抱えている人のためになるはずだと思えています。
病気を自覚するまでの私は、なにかものを作って一発当ててやろうと漠然と考えていて、それが何か具体的に見えていない状態でした。病気がわかって受け入れるまでしばらくかかりましたが、これからまだまだ具体的にやりたいことがたくさんあります。
発作もあるので、一日で動ける時間は3時間くらいですが、着実に目標に近づけていけるよう努力しています。いつ発作が起きるかわからないので、まだ雇用されて働くということはできません。一念発起して事業を始めようという意気込みの大きさよりも、こうするしかできないという思いの方が大きいです。
精神疾患はどのような人でもかかる可能性があります。心の風邪に例えられるうつ病も、誰だってなる可能性はあります。そのような一時的な病でも立ち直れるように支えるアプリにできたらいいですよね。心の風邪が治るまでのサポートに成れれば幸いです。
沢山やりたいことはありますが、当初からの目的である私と同じように苦しんでいる人の助けになれるように、まずはこのプロジェクトを成功させることが一番大事です。そのためには、皆様の協力、援助が不可欠です。どうか、よろしくお願いいたします。
コメント
もっと見る