はじめに・ご挨拶
東京・錦糸町にて1996年より26年間、8ミリフィルム映画の機材、フィルム、現像、デジタル化の専門店として営業しておりますレトロエンタープライズ(通称名:レトロ通販)と申します。
2006年に東京・江古田にあった育映社さん(映画の現像所)の閉鎖に伴い、現像に関する機械と人材をそのまま引き継ぎ、日本で、そしてアジアで唯一の8ミリの現像所として約16年お客様のフィルムの現像を続けてまいりました。昨年末、移転による廃業の危機を迎えましたが、このCAMPFIREのクラウドファンディングで多くのご支援をいただき、無事移転、設置、修理、調整を経て今年4月より営業再開にこぎつけることができました。
このプロジェクトで実現したいこと
ようやく営業再開にこぎつけたも束の間、毎日の現像を担当している70歳代の現像士のIさんが体調不良であまり元気がありません。本人は大丈夫と言うものの、毎日みるみる瘦せていってしまいました。かかりつけの地元の町医者に診てもらうも異常なしと言われ、そのまま勤務していたのですが8月のある日、勤務中に倒れてしまい救急車で運ばれてしまいました。
精密検査の結果、大腸癌ステージ4と診断され、その後すぐに手術、入院となり先進治療と長期の静養を必要としています。
しかし現像業務を止めるわけにはいかないので、80歳代のシニア現像士がピンチヒッターとして連日泊まり込み、お客様の8ミリフィルムの現像を処理しつつ、従業員への現像を教えています。
従業員は昼間は通常の業務、夜は残って現像業務のレッスンという日々が続いています。
従業員全員が非常に疲弊しており、何とかしなければならない状態です。
プロジェクトをやろうと思った理由
長引くコロナの影響で8ミリ映画を楽しむ人口は減少していますが、上記のような困難を乗り越えてアナログ文化の灯を守っていこうと思っています。
これまでの活動
アジアで唯一の8ミリ専門店として26年、8ミリの現像所として16年お客様のフィルムの現像を続けて参りました。
そんな中、昨年末 施設の建て替えに伴う移転を余儀なくされ、一時は廃業の危機を迎えました。
このCAMPFIREのクラウドファンディングで多くのご支援をいただき、無事移転、設置、修理、調整を経て今年4月より営業再開にこぎつけることができました。
前回のクラウドファンディングでご支援いただいた方々には心よりお礼申し上げます。
これからの予定
現在~ 現像士Iさんへの先進医療治療続行中
2022年11月 クラウドファンディング終了
2023月上旬 リターン発送
2023月上旬 現像人員募集HP開設 現役従業員への現像工程作業教習開始
2023月中旬 現像担当者選考、決定
2023月下旬~約1年間 現像担当者養成
資金の使い道
人件費、諸経費 約300万円
現在代わりに現像業務に携わっている各従業員の労働時間や労働環境がキャパを超えようとしており、適正な残業代や遅くなった時の宿泊代の支払いに使わせていただきます。
現像トレーニング経費 約300万円
現像業務にあたろうとしている担当者はまだまだかけだしです。お客様から預かった大切なフィルムの現像を失敗しないためにも、練習用のフィルム、部材、それを現像するための薬品、その他 消耗材に資金を使わせていただきます。
円安の中、多くが輸入に頼っている関係で割高になりつつある消耗材の購入に使わせていただきます。
新たな従業員の確保 約400万円
また専任の従業員を募集して、かつての業務体系に戻したいと考えています。
入院中の現像士への先進治療 (自腹)
本来であれば先進医療費をこのクラウドファンディングで募ってお見舞金として使いたいところですが、このクラウドファンディングの規則で医療費目的のファンディングは禁止されているので、この分は個人的な預金から支払う予定です。
CAMPFIRE様へ支払い 12~17%
クラウドファンディングでいただく金額のうち、既定の割合がCAMPFIRE様へ支払われます。
最後に
世の中がデジタルになる中、アナログ文化、フィルム文化を守っています。ちょうど例えば絵を描く際、油絵で描く人もいれば、水彩画で描く人も、鉛筆で描く人もいるように、映像の世界でもデジタルで撮る人もいればフィルムで撮りたい人もいます。フィルムは現像という作業を経て初めて映像が見られる媒体です。
現像が途絶えてしまうと、もうフィルムで撮影することができなくなってしまいます。
みなさまのご支援をお待ちしています。
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
有限会社 レトロエンタープライズ
東京都公安委員会許可
第307739702491号 道具商
第307730307320号 写真機商
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