2021/11/15 10:00
「このフードが良い」と聴いて鵜呑みにするケースについて
犬や猫にある「個体差」はベースの考え方として持っておく必要があります。
「獣医師に言われたから」「ペットショップで良いと言われたから」という理由で鵜?みにしてはいけません。
何故なら多くの獣医師は、ドッグフードやキャットフードに興味がありません。
ほとんどの動物病院に、全く同じメーカーのフードしか並んでいない事が、
それを端的に表していると言えるでしょう。
これから先に私たちが、
愛犬や愛猫の健康を考えてフード選びをし始めた時に、
どれほどの種類のフードと出会い、そして試す事でしょうか?
それが、「フードを真面目に考える」「フードに興味がある」という事です。
かわいいと面白さがせめぎあう一枚
では、どのようにしてフードを選ぶ?
次に、良質な食事は愛犬や愛猫に何をもたらせてくれるのか?
について、考えていきたいと思います。
「良質」という安心は、ある程度「価格」で担保する事はできるでしょう。
「高価だから良い」とは言い切れませんが、
「安価だから良くない」は概ね正確です。
その「安価だから良くない」を避けた前提で、
食べるか食べないか、排せつなどに問題は無いか、
などを試した結果たどり着いたフード。
そのフードは愛する犬や猫に「健康」という掛け替えのない宝物を与えてくれます。
時に飼い主は、愛犬や愛猫に手をかける事を誇りに思い、
それは「かけた医療費」と誤解する人まで生んでしまいます。
病気になった時に、適切な医療を手配できるのは飼い主として正しい事ですし、
それが先天性の疾患をはじめとした「避けられなかった病気」の場合は、
やむを得ない事もあります。
しかしそうでない場合には、飼い主は「病気にならない努力」をするのが使命のひとつでもあります。