第二次世界大戦終戦後、日本が分裂の危機に面した際に慈愛の言葉をスピーチして日本を助けたこのスリランカ人の大統領Junius Richard Jayewardene (ジュニウス・リチャード・ジャヤワルダナ)日本の国際社会復帰を話し合う講和会議で、 日本の分断・主権の制限・高額な賠償金が話し合われる中、 ジャヤワルダナ氏はこう語りました。「我々に対してその賠償を請求するつもりはありません。何故ならば、我々はアジアの無数の人々の生命を高貴な言葉、偉大なる教師であり、 仏教の創始者である、仏陀のメッセージ 『憎悪は憎悪によって消え去るものではなく、ただ愛によってのみ、消え去るものである』という言葉を信ずるからであります」このスピーチを聞いた各国の方はメッセージに大きく揺り動かされました。日本とスリランカの交友関係はこんなところから生まれているのかもしれません。あまり知られていない情報だと思いますが日本のことを陰で支えてくれていた国、スリランカ。仏教徒のお国柄もありますが、とても優しい国民性のスリランカ人。心を打つスピーチで日本の重要性を世界に納得させ、今の日本があるのもこの方のお陰でもあるのかもしれません。