真のサステナブルファッションへの挑戦!!
はじめまして、「REDA JAPAN」の上野伸悟です。 イタリア・ビエラで150年以上続く老舗毛織物メーカー「REDA」日本支社の代表を務め、日本のファッション業界にREDAの服地を紹介しています。 メリノウールを使用した真のサステナブルファッションブランドを作るためにクラウドファンディングで資金を募り、2021年6月にOBJETSTANDARD デザイナー森健と共に運営会社「ARGO」設立しました。
ホームページ:https://argo-goldenfleece.com/
私たちの洋服は環境にもヒトにも動物にもやさしいニュージーランドメリノウールで作られた、洋服を作る過程でも、取引先に対して正当な対価を払って生産する、そして大量生産大量廃棄を行わない受注生産を基本としています。 1人でも多くの方にプロジェクトを知っていただき、1人でも多くの方が洋服の脱プラ、好きになった洋服を長く大切に着る、皆さんでこれからのファッションの文化を作って欲しいと思います。
SDGs,サステナブルファッションという言葉を最近よく聞くようになりましたが、私達が考える真のサステナブルファッションについて紹介させてください。
受注生産型:大量生産でセールをする廃棄をする作り方ではなく、必要な分だけを供給
普遍的なデザイン:トレンドに左右されない。シンプルでありながらも洗練されたデザイン
生分解性:生地はもちろん、ボタンや裏地、パッケージも生分解・リサイクルできるものを
社会貢献:地球を次の世代にバトンをつなぐため、ファッションの環境問題解消への投資
サステナブルファッションを語る上での絶対条件、洋服の本体(素材)が生分解できることを中心としたモノヅクリ。 大量に作れば安くなる海外縫製ではなくフェアトレードが行える国内縫製に拘っています。 ファッション業界が実現しにくい、問題に1つ1つ取り組んでいます。 何故、素材の生分解性に拘るのか? そして私達が最も大切にしていること、このブランドを通じて、ファッションが抱える環境問題の真実をお伝えすることです。
ファッション業界が抱える環境問題とは
海岸に打ち上げられた沢山のプラスティックゴミを見て、ファッション業界に関わる人間として、REDAイタリア本社が追求するサステナブルなモノヅクリを活かしてゴミを減らすことができなかい!? ファッション業界には大量生産大量廃棄の問題や合成繊維の洋服の洗濯によるマイクロプラスティック海洋汚染、水資源の枯渇など様々な問題にあふれています。
①大量生産・大量廃棄
*生産された衣類の3/5が1年以内に埋め立てか焼却されていることをご存知ですか?
*ポリエステルなどの合成繊維は埋め立てても土に還りません。
*安い洋服は繊維メーカーが薄利で作った生地、海外の安い労働力でしか生まれない?
*毎シーズン新しい洋服を企画することで以前のモノは捨てる・セールするしかない。
Photo by Naoyuki Toyoda
②マイクロプラスティック海洋汚染
*マイクロプラスティック海洋汚染の35%はポリエステルやアクリルの洋服の洗濯が原因?
*リサイクルポリエステルでも洗えばマイクロプラスティックが発生します。
安価な洋服が何でできているのか? どこで作られているのか? どういう結末をたどるのか? 安い洋服には安く販売できる理由があります。 不当な値引きを虐げられる生地メーカー、後進国の労働力が搾取される作り手ともに決して幸せな洋服の作り方ではないと思う。
ファッションが抱える環境問題を解決するメリノウール
ウールには羊が過酷な自然環境を生き抜くために身につけてきた天然繊維です。 サステナブルを語るには必須の生分解性があり、土や海に還れば微生物やバクテリアによって分解され、再び生態系の中で循環します。 動物愛護の観点からも動物を殺さず、毎年毛刈りをすることで得られる持続可能な繊維なのです。 その歴史は紀元前6000年前メソポタミア文明から存在する8000年以上の歴史を持つ繊維です。その中でもメリノ種はももっとも繊維が細く柔らかくチクチクしません。夏は涼しく、冬は暖かく、水や雨に濡れても体が冷え難く、長時間着用を続けても臭いが気にならないなど、自然の中で行動するアウトドア業界では絶大な支持を受けています。その機能性からめったに洗うことのない学生服、中東の伝統衣装、軍服、NASAのTシャツまで幅広く愛用されています。
ウールの欠点と言えばチクチクすることと洗うと縮むことですが、REDA - REDA ACTIVEがウールの弱点を克服しました。SUPER 120'S のニュージーランドメリノを使用しており、メリノウールの機能を最大限に活かした、全くチクチクしない、洗えるウールです。
REDA ACTIVEが使用している原料は100%ニュージーランドメリノウールです。 ニュージーランドメリノウール認証機構である2006年に設立されたZQは、倫理的な羊毛生産に取り組むニュージーランドのメリノ生産者にとって誠実さの象徴です。ZQ生産者は、ZQ繊維の品質、動物福祉、環境への配慮、社会的責任の基準を満たしています。
活動実績
業界のサステナブル化の現状、ファッション業界の環境汚染・大量生産大量廃棄への問題提議、REDAのサステナビリティ、メリノウールの良さを発信する講演などを行っております。
▶クラウドファンディング「READY FOR」にて事業立ち上げの支援を達成
▶環境保護団体PONO PONOとのオンライン対談
▶教育NPO「GRIT」にてオンライン講座
▶J-WAVE 「MORNING INSIGHT」出演
▶ニュージーランドメリノアンバサダーに認定
▶東洋大学SDGsサークルTIPS オンラインイベントへ登壇
▶テーラー向け仕立力向上講習会へ登壇
▶精華学園高等学校 オンラインイベント
▶ファッションYou tuberイベント「服フェス」に出展
資金の使い道について①
ファッションの無駄な大量生産を無くす、受注型展示会を行います。 こちらでご購入いただいた商品の開発費に資金が使用されます。
今回のコレクションに限らず弊ブランドは、REDAの素材の特性を最大限に引き出す様デザインしています。良質な天然ウールのしなやかなドレープ感を殺さない様に、そのドレープがウールの艶やかな光沢感が最大限に活きる様に、運動量を確保しながら現代的なシンプルなシルエットになる様にデザインし、パターンメイクしております。
トレンドに流されない定番商品の開発と、その定番の意味ある進化を具現化して行きます。
by Takeshi Mori - Designer
資金の使い道について②
今回クラウドファンディングで得られた収益から「横浜市環境保全基金」 にファッション環境教育への寄付を行います。
本プロジェクトは横浜市環境保全基金と共同で実施しています。横浜市は多くの市民のほか、企業や教育機関が様々な「環境」に関する取組を行っています。そのひとつ「環境創造局 政策調整部 政策課」は、「YES事業」として環境に関する出前講座の実施や、小学生に対する環境行動促進、公園愛護会の活動支援などに活用しています。 ファッションが起こしている環境問題についても学びの場をもうけ、私たちの事業を通じて活動を応援させてください。 環境活動家として活躍するフォトグラファー豊田直之さんも登壇しています。 基金の多くは様々な講師を学校へ派遣するための資金として利用する予定となっております。
実施スケジュール
2021年12月27日 クラウドファンディング終了
2021年12月末~ 商品生産開始
2022年2月末~ リターン発送開始
2022年3月~ 環境保全基金への寄付
最後に
大量生産大量廃棄をやめるためには少ない量と価値の高い商品を適正価格で販売をすることです。 沢山作るから安く作れるけど売れ残る。。。 私達は良いモノを長く着る、本来存在したファッションの文化を今一度見直し、これからも環境負荷の少ない『人にも環境にも動物にもやさしい洋服』を作っていきたいと思っております。 このサイクルが実現するには皆様からの応援が必要です。 どうぞよろしくお願いいたします。
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
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