こんにちは。国際NGO ViVIDの宇治山です。
当団体の開発事業・プログラムでは3つの掛け算アプローチを使用しています。
ViVIDの3つの掛け算「Inclusion × Participation × Partnership」
今回は、その中の1つParticipation (参加型) について説明します。
国際開発の専門用語にあるように、当団体はParticipatory development (参加型開発) の考え方を大切にしています。当団体では「参加型開発」を、コミュニティメンバー (地域住民等) の生活向上や自己実現のために、支援側から選択肢を提供する、もしくはコミュニティメンバーと議論を重ねた上で選択肢を作り出し、コミュニティーメンバーが自分自身に合った選択肢の中で主体的に活動していける環境を整えていくことと解釈しました。
2021年10月9日に行われた、第1回のシングルマザー同士のグループワークでは、母親同士がお互いの悩みや苦労を共有、相談し合うことによって連帯感が生まれ、事業開始前後では母親たちの表情に前向きな変化がありました。コミュニティがもてる力は私の想像以上に強く期待できるものだと確信しました。
ViVIDメンバーとして、アシイエ地区に元来から存在する社会構造・価値観を尊重し、彼らの意見に耳を傾け、アシイエ住民やアシイエで労働している方々とコミュニティの持てる力を最大限に引き出し、その力が持続して発揮していけるよう、地域住民の目線でコミュニティに合った事業を計画し実行していきます!