みなさんは小さいころ、どんなおやつを食べていましたか?
両親が自営業で忙しく、おばあちゃんっ子だった私のおやつは、祖母が畑で育てたトマトやキュウリの丸かじり。そして、軒下に吊るしてある網の中から取り出して食べる、祖母お手製の干しいもでした。
今、農業ビジネスに取り組んでいる私の原体験は、こんなおやつを食べていたことかもしれません。
はじめまして!三重県伊勢市在住の小林加奈と申します。83歳になる祖母と両親と一緒に、自家製のさつまいもからつくる、干しいもの製造販売をしています。
私たちが心を込めてつくった干しいも「ばぁばの干しいも」のことをたくさんの方に知っていただきたく、クラウドファンディングにチャレンジします!
祖母の畑や近隣の方が貸してくれた畑で、栽培期間中農薬不使用で大切に育てた「紅はるか」からつくった干しいもです。無添加なので、さつまいもそのもののやさしい甘味が楽しめ、なめらかな「モチッネチッ」とした食感が特徴です。
無添加なので、お子さまにも安心して食べていただくことができます。また、干しいもはGI値が低く、低脂質だけれども腹持ちがよいので、ダイエット中の方や筋肉をつけたい人のおやつとしても重宝していただけます。
①「ばぁばの干しいも」をたくさんの方に食べていただきたい!!
現在は12の県のお客様に買っていただいている「ばぁばの干しいも」。目下の目標は、全国47都道府県のお客様に届けることです!「今年の干し芋はいつ頃できるの?」と聞いてくださるリピーターさんができる商品になることを目指しています。
②高齢化が進む農家さんと、新鮮な野菜を求める飲食店様の橋渡しになりたい!
さつまいも農家として歩み出した私たちですが、他の野菜の農家さんとも積極的にコンタクトを取るようにしてきました。農家は高齢化が進んでいるため、地域貢献の意味も含め、他の農家さんたちのお手伝いもできたらいいなと考えています。
長期的な目標になりますが、新鮮でおいしい野菜を使いたいという飲食店様に、新鮮な野菜を新鮮なまま届けるサービスを構築したいと思っています。
近隣の農家さんたちが作った野菜の中から、いくつか詰め合わせて直売するという試みをしてみたところ、農家さんを応援したい飲食店や個人の方はいらっしゃるという感触を得ています。
しかし農家さんが高齢化し、農産物を運び出せないという物理的な問題点も出てきています。そこで、農家さんと飲食店様のネットワークを整え、農業に興味を持ってくれる若者を募り、地域の農業を盛り上げていきたいと考えるようになりました。
この「ばぁばの干しいも」の製造・販売が、地域を巻き込む農業ビジネスの第一歩になればと考えています。
元々、自分たちが食べたり、近所の方と物々交換するためだけに祖母が作っていた野菜は、それはそれはおいしいものでした。しかし、祖母も年をとり、特にさつまいものような根が張る根菜類は、掘り出すのに苦労をするように。
そこで私が畑仕事を手伝うと、祖母は、30歳を過ぎた私に、ティッシュにくるんでお小遣いをくれたのです!いつまでも孫は孫なんだなぁと感じたときに、「私もばぁばに恩返しがしたい!!」と思ったのです。
両親が営んでいた(有)コバヤシ・コーポレーションを、娘である私が受け継ぐことを見据えたとき、私の頭に農業ビジネスを新規事業としてはじめるという考えが浮かびました。
小さい頃に食べたトマトやキュウリや干し芋といった、身体に優しいおやつのことが忘れられなくて、そして大好きなおばあちゃんに恩返しがしたくて―「祖母の畑で大切に育てたさつまいもで、無添加の干し芋をつくる」ことをビジネスとして取り組もうと決めました。
引退し、キャンピングカーで全国を周ることを楽しみにしていた両親にも、その夢を後回しにして手伝ってもらい、現在親子3代で干しいもの製造販売に取り組んでいます。
私が営業担当、父と母が祖母から農業を教わり、さつまいもの栽培を主に担当してくれています。
2020年度から試験的に「ばぁばの干しいも」の生産・販売をはじめました。さつまいもの品種の選定からはじめたので、砂糖を添加せずに甘味を出すのに非常に時間がかかりましたが、1500袋を生産・完売。
2年目の今年度は、目標を前年度の10倍に定め、さつまいもの栽培に臨みました。祖母の畑だけでは足りないと困っていたところ、近所で農業を辞めた方から「雑草の手入れをしてくれるなら無料で畑を貸すよ」というありがたい言葉をいただき、昨年よりかなり大規模な栽培を行っています。
そして、収穫量を増やしたさつまいもから、干しいもを製造する過程も、乾燥機を導入するなどして、試行錯誤をくりかえしてきました。
販売体制も整えるため、2021年12月にECサイトと、倉庫をリノベーションした直売所「IMO STATION(いもステーション)」がオープン!
ここは、「ばぁばの干しいも」をはじめとして自然なものを販売する場所なので、なるべく自然な素材を使って仕上げたこだわりの場所。内部をご紹介しますね。
「いもステーション」は、ほんとうにたくさんの方のご協力の元できた、想いがたくさん詰まった場所です。
借りている広い倉庫は、店舗と工場、事務所を合わせてもまだ空きスペースがあるので、地域の方々の交流の場になるといいなと考えています。
<IMO STATION(いもステーション)>
住所:三重県伊勢市上地町783-5
ご支援いただきました資金は、
・さつまいもの苗を植える機械の購入:20万円
・干しいもの低温乾燥機購入費用の一部:20万円
・CAMPFIRE手数料・人件費:10万円
として使用させていただきます。
リターンの一例といたしまして、以下のようなものをご用意しております。
・「ばぁばの干しいも」 (送料込みのクラウドファンディング特別価格。まとめ買いは大変お得です!)
・HP 企業/個人スポンサー
・直売所内 企業スポンサー
・野菜セット各種
・さつまいもの苗植え&芋ほりの農業体験
・さつまいものオーナー権
詳しくはリターン一覧をご覧ください。
2021年12月 直売所「いもステーション」オープン
2021年12月 「ばぁばの干しいも」インターネット販売スタート
2022年1月30日 クラウドファンディング終了
※クラウドファンディングが終了し、発送の準備が整い次第、リターンをお届けします。
昨年の試運転の期間を経て、今年から本格的に「ばぁばの干しいも」の販売をスタートします。ここまでたどり着くことができたのはすべて、私が「やりたい!!」と言い出したことを、たくさんの方たちが支えてくださったおかげです。家族、友人、異業種交流会のみなさま…手伝ってくれたたくさんの方への感謝の気持ちでいっぱいです。
最後に…いつもお世話になっている方が、私の想いを動画にしてくださいました。これを見たとき、感動して、涙が溢れてしまいました。2分ほどの動画なので、ぜひ見ていただきたいです!
大好きな祖母・両親と一緒に、縮小傾向の日本の農業に、「ばぁばの干しいも」をはじめとする農業ビジネスで、少しでも貢献できたらとても嬉しいです。
いちばん張り切っているのは、祖母かもしれません。「加奈ちゃんのためにもっとがんばるね」と言っています。自分のつくるさつまいもや他の野菜が、多くの人に必要とされることが、嬉しくてたまらないようです。
ぜひ、私たちの自信作「ばぁばの干しいも」を味わってみてください!ご支援をどうぞよろしくお願いします!!
食品衛生責任者:小林加奈
※本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
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