2022/10/05 20:00

夏が終わり秋の涼しさを感じる季節となりましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?

今回はタイトルにもある通り、SleekWaterのメンバーである本間が9月中旬に体験したドイツでのケーブルパーク修行について皆さまに報告させていただきます!


◇ 修行の概要

期 間:9月8日(木)〜9月14日(水)
訪問先:WAKEPARK BROMBACHSEE(ドイツ、アプスベルク)
目 的:ケーブルパークの運営に関わる業務を体験する

この期間はドイツでは夏休みの終盤にあたり、毎日数多くのお客さんが訪れる中で私は施設のスタッフの一員として様々な業務を体験させていただきました!
朝は鳥のフン掃除から始まり、オペレーターや日々のメンテナンスといったケーブルシステムに関わる業務はもちろんのこと、チケットの販売や道具の貸し出しなど接客も一通り体験したことで、ケーブルパーク全体の1日の動きをよく理解することができました。
私はドイツ語は全く話せず英語すらもおぼつかないのでコミュニケーションには苦労しましたが、ケーブルパークのスタッフをはじめ出会った人々がとても優しく対応してくれたおかげで、大きな問題もなく無事に1週間の修行を終えられました。


法被を日本から持参し、覚えてもらうために毎日着用していました!


◇ 具体的な業務内容

・フルサイズケーブルの操作責任者(オペレーター)
・チケットやグッズの販売、道具の貸し出し担当者
・2マストシステムを用いた初心者向けプログラムの補助
・営業後に毎日行うフルサイズケーブルのメンテナンス
・ケーブルパーク全体の片付け、掃除
・ピットやジブの整備 etc...

私はドイツに訪れるまでに兵庫県のコーラルパーク(日本で唯一のケーブルパーク)でスタッフとして1週間ほど手伝いをさせていただいた経験があり、事前知識が少しある状態で始まったためそこまで苦労することはありませんでした。
とはいえ一歩間違えると怪我に繋がるような判断を瞬時に下さねばならない場面も多々あるため、常に安全に注意を払うように現地のスタッフからは口すっぱく言われました。

特にドイツのチケットシステムは先進的で、初めて利用する人にはICチップ入りのリストバンドを渡し、そのリストバンドで利用時間や顧客情報を管理していました。またドイツ国内には80箇所を超えるケーブルパークがありますが、どこでもリストバンドは共通で利用できるため、相互の送客にも繋がっているようです。
他には、2マストシステムを初めて体験できたことや毎日のメンテナンスを勉強することができたのはとても良い経験となりました。


フルサイズケーブルのスターティングドック


◇ 修行の総括

今回の修行で一番驚いたのは、ドイツではケーブルシステムを用いた水上スキーやウェイクボードが一つの文化として根付いていたことでした。
ケーブルパークの一般客向けのオープン時間は昼の12時からで、午前中はというとほとんどが10~20人程度の団体客の予約で埋まっていました。
団体客は、あるときは複数の家族のグループ、あるときは近所の保険会社の従業員たち、あるときは学校のクラスメイトと、日本では考えられないほどケーブルパークが人々の憩いの場となっていることを肌で感じました。
私たちの目的はケーブルパークを首都圏に作ることですが、同時にケーブルパークそしてケーブルシステムを用いたスポーツを日本の文化として普及させる必要があるのだと、改めて実感して身の引き締まる思いです。

このプロジェクトを始めた頃は、まさか自分がケーブルパークの本場であるドイツに赴いて、そこのスタッフの一員として業務を体験できる日が来るとは考えてもいませんでした。
今回のドイツ修行は大変お世話になっているSEアミューズメント社のご厚意で実現したものですが、そのご縁が繋がったきっかけはクラウドファンディングを見てくださったことでした。ご支援くださった皆さまがいなければSEアミューズメント社の目に留まることもなかっただろうと考えると、皆さまには感謝以外の言葉が浮かびません。

今回のドイツ修行では、ここにはとても書ききれないほどたくさんの経験を積ませていただきました!
行きの飛行機で乗り継ぎを間違えて予定より20時間も長い旅をしたことや、アウトバーンの運転で人生最速の210km/hを体験したこと、戦争の影響でガソリン代が300円/ℓ以上だったこと。
ケーブルパークスタッフたちの派手な水上飲み会に参加したこと、ステフェン・ワイルドのWild Wakeparkも視察に行ったこと、一番良くしてくれたスタッフの友達に法被をあげたこと。
カリー・ブルストというB級グルメが美味しかったこと、ローテンブルクという街がとても綺麗だったこと、ミュンヘンを電動キックボードで走り回ったこと。
ぜひまたゆっくりと皆さまにご報告できる機会を楽しみにしています!



今後も実証実験をはじめ、定期的に活動報告を投稿していきますので、皆さまどうか楽しみにお待ちいただけると幸いです!
それでは、また次の活動報告でお会いしましょう!
引き続きよろしくお願い申し上げます!