はじめに・ご挨拶
みなさまはじめまして。ニューグラフィー運営事務局 責任者の瀬口賢一と申します。今年11月、私たちは福岡発(初)の「アートブック」をテーマにした展覧会〈NEWGRAPHY Fukuoka Art Book Expo2021〉を開催する運びとなりました。
このたび、福岡で初めてとなる大型のアートブック展覧会を実施するにあたり、
以上の追加費用が必要となったことをうけ、このたびクラウドファンディングに参加いたします。
私たちニューグラフィー運営事務局は、雑誌編集者、フリーライター、エディトリアルデザイナー、フォトグラファーなど、普段から本づくりに携わる9名で構成する非営利団体です。企画の立ち上げより今日まで事務局全員がボランティアとして、開催場所の調整や出展者公募、およびすべての準備を行ってきました。
イベント運営に関する資金は、ブース出展者の参加費用のみでまかなっておりますが、万全の環境で初回イベントを実施すること、来年以降も展覧会を継続するために、クラウドファンディングにて支援のご依頼をすることに至りました。
〈NEWGRAPHY Fukuoka Art Book Expo2021〉は「分散回遊型」のアートブック展覧会です。メイン会場(@福岡市美術館/中央区・大濠公園)を起点に、市内に設けたA〜Eの各サテライト会場へと歩を進めながら、会場ごとに編集された展示空間でアートブックを鑑賞・購入することができます。
メイン会場で得られるアーティスト情報を手がかりに、街を回遊するアクティビティは普段の街歩きと異なるアカデミックな趣を味わえるでしょう。また、若手(25歳以下)アーティストによるZINEやポスタービジュアルなどが集まる特設空間 〈YOUTH BOOTH〉もご注目いただきたい展覧会場です。
移動の合間に一息はさみながら、爽やかな晩秋の散策をお楽しみください。
[ 日時 ]
11月20日(土)〜23日(火・祝)
9:30〜17:00(最終日は16:00まで)※メイン会場以外は各施設・店舗の営業時間に準ずる
公式サイト:https://newgraphy.jp
[ 開催会場 ]
・メインサイト
福岡市美術館〈エスプラナード〉:福岡市中央区大濠公園1-6 公式HP
・Aサイト
HIGHTIDE STORE:福岡市中央区白金1-8-28 公式Instagram
・Bサイト
月白:福岡市中央区六本松1-7-8 公式Instagram
・Cサイト
Linde CARTONNAGE:福岡市中央区大手門1-8-11-2F 公式Instagram
・Dサイト
POSS COFFEE:福岡市中央区薬院1-6-16 公式Instagram
・Eサイト
本屋青旗:福岡市中央区薬院3-7-15 公式Instagram
・YOUTH BOOTH
君の好きな花:福岡市中央区平尾3-17-13 公式Istagram
〈NEWGRAPHY Fukuoka Art Book Expo2021〉フライヤーより
アートブックは、その名のとおり、アート(美術)をテーマにした本の呼称です。著名な美術・芸術家たちのいわゆる作品集などもアートブックとしてくくることもできますが、ここでいうアートブックは、個人出版物の象徴であるZINE(ジン)およびリトルプレスを指します。
個人単位のあらゆる表現(イラストレーション、グラフィックデザイン、写真、タイポグラフィー、詩・文学)を自由な形式にまとめた斬新さも魅力です。
※これらのZINEは個人の収集物です
ZINEやリトルプレスなど、アートブックカルチャーの発祥とされるヨーロッパやアメリカ(南米含む)では、毎年さまざまな規模のアートブックフェアが催されています。
近年は、東アジア圏(韓国・ソウル、中国・上海など)を中心に、日本でも東京(TOKYO ART BOOK FAIR)や四国(瀬戸内アートブックフェア)など各地で個性的なアートブックイベントが行われ、アート&カルチャーシーンでは毎度話題を集めています。
いよいよ、私たちが暮らすまち・福岡をフィールドにした大規模な「アートブックイベント」を開催いたします。
知名度に依存しないユーモア溢れる国内外のアーティストやクリエーターの作品を「アートブック」という形式で募り、人々が福岡市内各所を巡りながら、各表現者の豊かな創造力に触れられる時間・場所を提供したいと考えています。
なぜ福岡の街を舞台とした、大規模なアートブックイベントを行うに至ったか。
立ち上げの背景には、ローカルカルチャーに対する危機感と期待がありました。
現在、福岡は街の規模に照らして本屋の数が少ないと言われます。
アパレルショップやギャラリー、コーヒーショップなどは数多く存在するにせよ、アートに関連するストリート独自のカルチャーを常に体感できるスポットの選択肢は、残念ながら物足りなさを否めません。
さらには昨今、天神地区を中心に、大手資本による都市開発も進み、街の風景がいわゆる“普通の都会”にある画一的なものになっていく様にも物寂しさを感じます。
「アート(ブック)」そのものが街の停滞感に一矢報いるとは言い切れませんが、福岡のストリートで生まれる個人単位のアート作品が一堂に会する定期イベントを通して「アートを買いたい」、「こんなサブカルチャーが身近にあるとは!」など、福岡に住む人々の潜在的な街への期待や新たな発見(“買えるアート”の楽しさ)の場を、福岡の作り手たちと一緒に創出したい。このイベントによって、私たちは「FUKUOKA」の個性と、魅力あるローカルカルチャーの輪郭を維持・向上させていきたいと考えています。
今年8月に〈NEWGRAPHY Fukuoka Art Book Expo2021〉の開催を発表し、9月にかけて実施した一般作品公募(エントリー)では、国内外から100名にのぼる応募が集まりました。
きたる11月に開催する本展では、その中から約70組のアーティスト作品を展示します。
各アーティストによる作品の展示に加え、メイン会場の「ワークショップブース」では、アートブックやその制作工程に関連するワークショップ、トークイベントも実施します。同ワークショップでは、昨今のZINEカルチャーにおいて不可欠なプリンター「RISOGRAPH(リソグラフ=孔版印刷機)」を現地に持ち込み、アーティスト実演による“ライブプリンティング”をはじめ、“パスワード”をテーマにしたデザインプログラム、ブックバインディング(製本)など、日替わりによる体験型プログラムを用意。テーマによっては親子での参加も可能です。
イベント実施に向けて現在、準備を鋭意進めておりますが、開催本番に向けて万全の感染症対策を打つにあたり、衛生用品・器具および誘導スタッフの確保、将来にわたり使用できる出展者用ブースづくりが必要となりました。
本展は「分散回遊型」として来場者が一カ所に集中しないイベント形態こそ敷いておりますが、それだけでは感染症対策が万全とはいえません。また、私たちニューグラフィー運営事務局は非営利団体として、福岡の新たなアートカルチャーイベントとして、今後継続していくうえでも、ご来場予定の皆さまのお力をお借りしながら、安心して人的交流ができる会場環境を実現したいと考えています。
繰り返しとなりますが、皆さまからのご支援金は、下記の内容に活用させていただきます。
【ご支援金 3,000円 のリターン】
●ご支援者様お一人おひとりに対し、ニューグラフィー運営事務局より心からの謝意をメールにてお送りいたします。
【ご支援金 5,000円 のリターン】
●本展への出展者であり、福岡在住のグラフィックアーティスト「Toyameg(トーヤメグ)」が〈NEWGRAPHY Fukuoka Art Book Expo2021〉開催を記念して描いた限定イラストA4ポスター。
●ご支援者様お一人おひとりに対し、ニューグラフィー運営事務局より心からの謝意をメールにてお送りいたします。
【ご支援金 10,000円 のリターン】
●〈NEWGRAPHY Fukuoka Art Book Expo2021〉開催第一回目を記念したオリジナルデザインのコットンバッグ(限定デザイン&カラー)。
●本展への出展者であり、福岡在住のグラフィックアーティスト「Toyameg(トーヤメグ)」が〈NEWGRAPHY Fukuoka Art Book Expo2021〉開催を記念して描いた限定イラストA4ポスター。
●本展の公式サイト内・特設ページにて、オフィシャルサポーターとしてお名前を掲載します。
●ご支援者様お一人おひとりに対し、ニューグラフィー運営事務局より心からの謝意をメールにてお送りいたします。
→ 各リターンの詳細は、リターンメニューよりご確認ください。
終わりによせて
〈NEWGRAPHY Fukuoka Art Book Expo2021〉が、福岡(日本)、ひいては、世界中のアーティストや若手クリエーターたちの活気ある表現の場となるように。
また、毎年秋の風物詩として、この展覧会が福岡をはじめとする各地のみなさんに喜んでいただける文化イベントとして発展していくように。
〈NEWGRAPHY Fukuoka Art Book Expo2021〉は主催者、表現者、そして、市民(お客様)が一体となって初めて形となる展覧会です。
皆さまのご支援を、心よりお願い申し上げます。
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。
目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けいたします。
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