はじめに・ご挨拶
ページをごいただきありがとうございます。福島大学・農学群・食農学類の 平 修(たいら しゅう)です。
2021年、「二酸化炭素の温暖化影響を予測」で真鍋淑郎先生(米国)がノーベル物理学賞に選出されました。これは、「地球の気候は今後も確かに変わるんだ」という明確なメッセージです。
今、何かアクションを起こさないと食べるものが作れなくなる。それなら科学の力で、未来は、どこで、どんな作物を作ればいいのかをこのプロジェクトで予測しようと思っています。
ぜひご支援のほどよろしくお願いいたします。
研究する背景
日本(Nippon)は、東西南北に広大であり、そのおかげで様々な農産物を一年中栽培・収穫することができます。反面、広大な土地故に、「一地域」を調査・研究することはあっても「Nippon」を一つの調査対象とすることは困難です。
このまま気候変動が進めば、2030年には、これまで栽培できていた土地で、同じ農産物が栽培できないこと、つまり、栽培適地が変わることが危惧されています。
私たちは、持続可能な開発目標(SDGs)も見据え、今後、10~100年後の気候変動、気象災害をシミュレーションし、栽培適地の移動を予測しておけば、今後来る気候変動に対応できると考えています。
その為に、まずは、「福島県」を舞台とし、研究・調査を開始しています。それは、福島県は東西南北に広大であり、そのおかげで様々な農産物を一年中栽培・収穫することができる、いわば、「リトル・Nippon」なのです!!。
さらに、福島県という特殊な事情(震災)を抱える地域で農産物の研究をすることは、「科学的根拠」による農産物の安心・安全+美味しさ+機能を証明する ことになります。つまり、「根拠のない風評被害」を一掃することもできるのです!!
具体的になにをするの?
私たちは、福島県9地域の気象情報(温度・湿度・CO2レベルなど)をリアルタイムに遠隔収集し、福島大学圃場(ハウス)で気象条件を再現します。
どうして再現するの?
気候環境を人工的に再現し、農産物が収穫できれば、将来、気候変動が起きても、変動した土地の条件に合わせて、「それなら、この土地では、○○ではなく△△を栽培しよう。」と科学的根拠のある提案ができます。(各地域における持続可能な作物栽培を行える品種、育成条件の提供)
それで美味しくて身体にいいものが栽培できるの?
収穫物はイメージング質量分析による分析を行い、視覚的データで品質・機能を見える化することでブランド化・風評被害払拭・健康寿命延伸を目指します。
例えば、福島県のお米は、下図のように、栄養成分が豊富(色のついている部位に栄養素があります)です。特に説明がなくともイメージング質量分析の写真をみればまさに「百聞は一見に如かず」かと思います。
さらに、福島県の特産物である「あんぽ柿(干し柿)」は、加工することで、ビタミンA1や、ビタミンB6 が増えています。あんぽ柿は一個400円くらいで購入できますので、美味しいだけでなくビタミン類も同時に摂れるとなれば、欲しくなりませんか? こういったことを目で見て分かるデータを提供できます。
リターンのご紹介
・サンクスレター
・出前講義(最新の科学について、事業についてのご紹介)
・一日研究室体験ツアー
プロジェクトで実現したいこと
1)「見える化」によるブランド化・健康寿命延伸を推し進める役割を果たしたいです。農林水産県である福島県の長年の悲願である、食と農に関する研究の更なる高度化が第一目標です。
2)福島から日本そして世界への貢献。冒頭にありますように、まずは、福島県の気候シミレーションから、10-100年後の適地適作を予測します。その手法をもとに、3年後は日本全体を舞台とし、食と農に関する高度化を目指します。2050年までに、地球が持続可能な星であるようにこの研究をエソラ事ではないきちんとした社会貢献ができるものとしたいです。
資金の使い道・スケジュール
<資金用途>
・本プロジェクト手数料
・リターン作成費
・今後の設備資金、研究運転資金
皆様から頂いたご支援はこちらに充てさせていただきます。
最後に
最後までご覧いただき、誠にありがとうございます!!
科学研究へのご支援は、まだ見ぬ明日への期待をいただいていると思っております。感謝してもしきれません!本当にありがとうございます! 決してエソラ事ではなく、地球を守る一助になるテーマです。これからもご指導やアドバイスもいただければ幸いです。
そして今後のAIRSTREAMは皆様のお力添えによりさらなる発展を目指してまいりますので、何卒応援の程、よろしくお願い致します!!!
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
「本プロジェクトへのご寄付は国立大学法人福島大学への寄付となり、
弊法人が寄付金の受付及び領収証発行を行います。
このプロジェクトへの寄付は寄付金控除の対象になります。
「寄附金控除」をお受けいただくためには、確定申告の際に、
国立大学法人福島大学が発行した領収証をもって確定申告をしていただく必要がございます。
領収書の発送は3月を予定しております。
※領収証はCAMPFIREではなく当団体が発行・郵送いたします。
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